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市民の皆様には、２０００年の新年を決意をもって新たにお迎えのことと存じます。
さて、本年はいよいよ２１世紀への扉を開く年であり、新たな「千年紀」の第一歩をしるす年です。これまで私たちが歩んできた２０世紀は、量的な豊かさと反映の一方で日本の政治、経済、社会のあらゆるシステムが崩壊し、根底から揺らいだ「混迷と困難」の時代ですが、そのことは反面、「再生の契機」とする時代でもありました。従っていま、新たな「千年紀」に生きる私たちに問われているのは、これまでとは異なった発想で新たな発展の道を求め、世界からも取り残されていくのか、まさに重大岐路に立っていると言っても過言ではありません。そして、全ての道民が北海道の将来と未来に確信を持って望むためには、時代の舵とりが必要であり、そのためにも政治のはたす役割と責任は極めて大きいものがあると痛感しております。
既に堀道政は、この様な観点から北海道の「構造改革」を推進するため、具体的な施策の展開を始めておりますが、新たな「千年紀」を通して北海道の産業、経済の構造を変えていくキーワードは、「人」、「環境」、「情報」であると考えます。社会のあらゆる分野で「世界に羽ばたく子どもや若者たち」を育てていくことや、「みどりの大地北海道」を創造するために、従来型の事業から環境型の事業への転換や政策の選択、さらには北海道を情報受発信の世界の拠点にするために、「北海道情報ハブ構想」を確立し推進するなど、北海道の新しい時代を確信を持って創造していくことが、何よりも大切であると考えます。
この様な観点から。「ミレニアム」と言われる新たな千年紀に北海道と地域の新しい時代を拓く「道州制」を展望するためにも、例えば「北海道新世紀戦略会議」や「新世紀あばしりを創造するミレニアム委員会」と言った組織の立ち上げをし、幅広いひとの結集軸により英知を結集する中から、大いなる選択と決断の時代にさらなる挑戦をしてまいりたいと考えております。
市民の皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈りし年頭のあいさつといたします。
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