あずみの音楽教室
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昔、若かりし頃・・・
あずみは本気で作詞家になろうと思ってました。
そんな無謀なことを考えたそもそもの原因は、
友人があずみの作った歌でポップコンに出たからです。
その友人とは休み時間になると音楽室で遊んでいました。
ひょんなことから彼女がポップコンに出場することに・・・
ところが、肝心の曲が出来ないとあずみに泣きついてきました。
「お願い・・・あの曲歌わせて・・・」と・・・
友人の窮地に一も二もなく了解したあずみ。
いよいよ当日・・・
あずみが思い描いていたより、
はるかに素晴らしい曲に生まれ変わっていました。
合評会でほんの少し、曲が誉められました。
これが間違いの始まりです。
それから5,6年は音楽雑誌に投稿する日々が続きました。
が・・・所詮才能がないものはない!
この哀しい現実だけがあずみに残りました。
あれから何年経ったでしょう・・・
ない才能を振り絞り、懲りもせず脚本書いてるあずみです。
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