遠紋12市町村をエリアに、2002年(平成14年)もしくは2003年(平成15年)に開催される予定となっている「オホーツクDOいなか博(仮称)」。12月2日には、紋別市で初めてのワークショップが開かれ、計画づくりへ向けて市民がアイデアを出し合った。
DOいなか博は、遠紋地域の自然や生活文化、歴史、産物などを活かした体験観光などで観光客を誘致する。また、住民自らも地域の魅力を再確認し、地域の新しい価値観(オホーツク・スタンダード)を確立することを目指している。紋別市が他町村に働きかけ、実施する運びとなった。プログラムは、市町村単位のものと12市町村が連携して実施するものとに分かれる予定。
ワークショップには50人ほどが集まり、グループに分かれて話し合った。カニ、ホタテといった地域特産のグルメを楽しむもの、農作業、釣り体験などのほか、鴻之舞金山廃坑跡や旧空港跡地の活用を、といった意見が多かった。また、専門のインストラクターの必要性や、市民あげてガイドに取り組むべき、という声も聞かれた。
紋別市では、今後も地域、分野ごとにワークショップを開くことにしている。年明けには、市民アンケートも実施して、様々な意見を吸い上げる。また、一般公募も含めた企画委員会を発足させ、2000年2月末をめどに企画案をまとめる考え。
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