網走管内、特に遠紋12市町村にすんでいる方は、道新などでこの名前を目にしたことがあると思います。
ただ、名前からなんとなくイメージは沸いても、中身を具体的に知っている人は少ないようです。
そんな中、博覧会の方向性が、推進の音頭をとっている行政側から、次第に明らかになってきました。
紋別では、すでに市民説明会も2回開催されていて、プログラムの中身についてアイデアを出し合うワークショップも先日行われました。
博覧会の発案者が紋別市長とあって他町村より進んでいるようで、私は2回とも参加しました(そのときもらった資料がありますので、それは別に紹介します)。
それらを通して分かったのは、この博覧会では、パビリオンやハイテク展示に頼るものではなく、地域の自然や毎日の営みを目玉にしようしていることです。
各市町村の既存施設をテーマ館にして、プログラムも既存のイベントの活用や住民参加の体験ツアー(例としては、木工製作、牛の世話、チーズづくりなどが挙がっている)を中心にするとうたっており、これまでの博覧会とはかなり違ったものになりそうです。
これらを通じて何をめざすのか。
それは、過疎や基幹産業の衰退などで活力が失われつつあるこの地域の事情が深く関係しています。
手元の資料では、博覧会を「遠紋市町村の元気回復、笑顔復活プロジェクト」と紹介しています。
単に観光客を誘致するだけでなく、これをきっかに新しい産業の創出や、市町村間の連携なども目指すようです。
それにとどまらず、地域の自然環境や生活の良さを再認識して、地域の住民自らが誇りを持とう、私たち独自の価値基準「オホーツクスタンダード」を確立しよう、と高らかにうたっています。
次は、もう少し詳しく説明してみましょう。
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