前置き
今回このコーナーを初めて良く解ったこと。仕事上よく使う言葉で自分では良く解っていると思っていたことが、充分考えてみると良く解っていないことが判明しました。増して専門用語が多く一般の方々に理解して頂くための説明も四苦八苦しながら考えております。今回テーマの『感度』については正しく専門用語のオンパレード。解りやすいように書きますからじっくり読んでください。
感度の話
フィルムの箱やフィルム自体に書かれている言葉に『ISO 100』とか『ISO 400』等書かれている事に気付くと思います。これがフィルム感度です。
まず『ISO』ですが、イソと読みます。International Organization for Standardization (国際標準化機構)の頭文字をとった物です。年輩の方々ですと『ASA』American Standards Association(アメリカ標準協会)の略です。他にDIN(ドイツ工業規格)、JIS(日本工業規格)、BSI(英国規格局)があり、皆さんおおよそ気が付いたと思いますが、色々な状況で撮影するフィルムなどに一定の基準を設定するために付けた記号であることが解ると思います。
さて『100』とか『400』の基準は何かと言いますと、明るい昼光照明下で平均的な被写体に対して、F16で必要とされる露光時間に反比例する?(何のこっちゃ) .........簡単に言うと『ISO 100』のフィルムで太陽が出ている明るいところで写真を撮影する場合、絞り16(F 16)にしてシャッタースピードを100分の1(1/100)に設定すると最も満足できる写真ができる。ならば『400』はF16の絞りで1/400のシャッタースピードで撮影する。
これらの基準を国際標準化機構で決めた事なのです。
一般的なフィルムには『100』の他に『21゚』と書かれています。この『21゚』は先ほど書いたドイツ工業規格DINの数字です。
DINの説明は省略します。私自身頭の中はごちゃごちゃです。
DXの話
『DX』はDXコードと言い、フィルムにもカメラにも書いてあります。最近は記載されていないカメラもあります。
このDXはフィルムをカメラに装填するだけで、フィルム感度や撮影できるフィルム枚数をカメラに自動認識させる方法で、フィルムの先端やパトローネ(フィルムが入っている金属でできた筒)に認識できる加工をしている事です。最近はフィルム感度を認識させる事が多いようです。
パトローネを見てください。フィルムが出ているところの反対の場所に銀色や黒色の四角い部分があると思います。この部分とカメラ側の接点によりフィルム感度を認識できるのです。
ですからこの部分をセロファンテープを貼るとカメラ側では間違った感度設定となります。
こんな事やる人はいないでしょうね。
それではこの辺で次回と致します。次回テーマ まだ決めてません。
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