2000.3.15号 07:30配信


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第4回コンスポ杯フットサル大会

webnews編集部


【2000.3.12 北海道立体育館(北見市)】

フットサル。あまり馴染みのないこの名前。実は知る人ぞ知る立派なスポーツなのです。簡単に言ってしまえば「室内サッカー」です。今シーズン最後の大会が開かれると言うので、潜入レポートしてみました。


試合の様子


今回の参加チームは18。全て北見サッカー協会加盟の社会人チームです。サッカーとフットサルの大きな違いは人数です。サッカーが11人なのに対してフットサルは5人。コートもバスケットくらいの広さしかありません。その中での競技ですから迫力も激しさも満点。ですから反則に対する厳しさはサッカーの比ではありません。バスケットも反則に対して厳しいスポーツですが、それと同等だと考えて頂ければいいでしょう。

さて、いよいよ開会式です。選手全員コートに集まった様子はなかなか壮観です。北見サッカー協会の方は、「もっとたくさん競技人口を増やし、北見からJリーガーを!」とおっしゃっていました。開会式に引き続き競技開始。2面あるコートでは、開始早々から激しいプレーの連続でした。今大会の見所は、過去2大会で優勝している「D.A.K」の3連覇と、網走管内唯一の女性チーム「北見レディース」の参加です。

「D.A.K」はメンバーが多いので、2チームで参加。平均年齢は25、26歳で全員社会人だそうです。冬場は練習場の確保も大変ですかと伺うと、「夏の方が大変なんですよ。」という答えが返ってきました。社会人の練習時間は夜間に限られるため、ナイター施設を探すのが大変なのだそうです。早く北見にも立派なナイター設備の整った球技場が出来ればいいと思いました。3連覇に対する意気込みをお聞きしたところ、メンバーの藤原貴裕さんは「優勝カップ、持ち帰りたいですね。」と、控えめながら十分意気込みを感じさせてくれました。

「北見レディース」にもお話を伺いました。皆さんスポーツ選手らしく爽やかな方ばかりで、試合後でお疲れのところ、嫌な顔一つせず話してくださいました。女性としてハンディは感じますか? との問いに、「多少は感じますが、そのレベルに少しでも近づきたいし、年々レベルアップしていますよ。」とは代表の高橋八千代さんのコメント。「ただ、他に女性チームがないので練習試合とかは苦労します。」ともおっしゃっていました。サッカーの魅力は何ですかとお聞きしたら、「全てです。」と即答が返ってきました。メンバーは常に募集中だそうです。


北見レディースの方々


さて、順調に各試合が進む中、突然のアクシデント発生。選手の1人が怪我のため救急車で運ばれるという事故ガありました。スポーツに怪我は付き物といいますが、やはりフットサルの激しさを感じさせられました。大会も終盤に近づき、準決勝が行われましたが、一進一退の攻防で、2試合ともPK戦でした。その結果、「D.A.K」が同じチーム同士で決勝を戦うことに。どちらが勝っても「D.A.K」の優勝ということで、今大会は幕を閉じました。打倒「D.A.K」を目標にしていた皆さん、来年こそ頑張ってくださいね。


トーナメント表




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