とある町、とあるおばさん、古着と格闘する姿がありました。着られなくても捨てられない、もったいないはおばさんの信条。
愛着のある布を切り刻みつなぎ合わせ、新たなものが作られ始めたのです。
かつてアメリカの開拓者の妻達が、同じように布に思いをはせアメリカンパッチワークキルトを作った、それと同じ精神が女にはあります、手に針を持つ喜びが。
ものを作るのは楽しいことです。おばさんも趣味が高じて庭にはアトリエが立ち、日々古着の山に埋もれていきました。
おばさんはなぜか「ふくろう」が好き、家を守るというふくろうにちなんで工房「ふくろう」と命名しましょう。
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