ホットスプリングスへのささやき 悪魔が耳元で囁く「大泉くんねぇ。ミスターもすっかり寝ちゃってね。でね、これ走ればあと40マイルくらい行くとリトルロックって町があんのさ。アーカンソー州で見るべきものはないからはしろうよ。といったけれども、ホットスプリングスって言う所があるの。直訳ですよ。温泉。 昨日の夜もミスターはね、その話をしたときに「温泉なんて」なんて言ってたけども。それ以来、あのひと温泉のはなし一向に触れてないでしょ?俺らに忘れろって事なんだよね?俺も寄るなんてことは言ってないんだけど、ただ、温泉があるって事だけ君の頭の中で覚えておいて。疲れを取るのに一番いいのはなんだい?」洋さんはすかさず「温泉なの」もちろん藤やんの独り言でした。あはは。 |