りゅう座ι流星群をみよう
2000年の初頭を飾る流星群はりゅう座ι(イオタ)流星群です。この流星群はしぶんぎ座流星群とも言われています。夏のペルセウス流星群、12月のふたご座流星群と合わせて3大流星群とも言われています。
ふたご座流星群、しし座流星群を見損なった方、リターンマッチですよ。毎年1月4日の早朝に見られる流星群で、通常は1時間に40個程度の出現が観測されています。新月の2日前なので、2000年の観測は好条件であるといえます。うまくいけば、1時間に100個くらいは観測できるでしょう。
1月4日午前0時から明け方にかけて観測できます。明るい流星も多く見られるでしょう。輻射点はうしかい座頭部の北にあります。日本では、宵の頃は北の空の地平線の辺りに位置し、真夜中過ぎには北東の空で高度が高くなり始め、明け方には頭上高く見えることになります。定常的に出現数は多いですが、稀に突発的に大出現することもあります。最近では1975年、1987年に突発出現しました。この群は1825年に流星雨となり初めて観測されました。1863年には再び突発出現し、それ以降は定常的に出現が確認されています。この流星群の流星の元は、マックホルツ第1周期彗星であると言われています。
冬の明け方の冷え込みは、想像以上に厳しいです。(晴れたら放射冷却現象が起こります。−10℃以下は覚悟ですね。)防寒対策は十分備えてくださいね。
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