2002.6.17号 06:00配信
オホーツク国道は、今や“花盛り”です。家の庭先に咲く可憐な花も良いのですが、大草原に堂々と顔を見せる“ハマナス”が良いですよ。内地で育った私は、“ハマナス”という花がある事すら知らなかったのですが、ここに住んでからは、すっかり“ハマナス”の虜になってしまっています。 この時期、“ハマナス”を見ずして初夏を迎えられない私。キムアネップの観光牧場に、馬が放牧されたという情報を耳にし、早速行ってみたところ、偶然“ハマナス”に対面してしまいました。いつもはウルトラマラソンの頃に咲くので、まだまだかなぁ〜っと思っていたのに、今年は気温が高いせいか、全てが急ぎ足のようです。 暦を知らない自然の者達は、天候と相談しながら出番を待ちわびているのでしょうね。私達人間のように、頭の中に365日がインプットされているのではなく、あくまでも自然の合図を待っているのです。そういう生き方が出来ると良いなぁ〜っと思うのですが・・。 農家をやめてしまってから、自然の音が聞き取りにくくなってしまっているのを感じています。牧草の収穫が始まっている今、あそこの真中にドップリと腰を下ろし、空を眺めてサボっていた頃を思い出し、ボーっと“ハマナス”に見入ってしまいました。 |
ハマナス |