2002.4.1号 06:00配信
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美幌在住のS |
第4話「脱獄のチャンスは一度」 暗闇にまぎれるため、ルパンは黒装束。顔にはシュークリーム(ケーキじゃないよ。そう缶に書いてあるんだもん)を塗り準備Ok。次元と不二子も準備万端。4話にして初めての盗みに入る体制。ルパンともあろうお方が、今まで何にも盗んでないなんて。まぁ、白乾児(パイカル・第3話参照)のスライドは盗んだけど、アレは不二子がおいていったもんだし。工事現場に埋まっている財宝。(中身は後でわかります。)ナイフで地面を堀り鍵穴に鍵をさし込むと大きな扉が(なぜが)自動で開き、宝箱が。そして今まさに財宝を手にしようとしたとき、突然サーチライトが。振り向くルパン。そこには警官と銭形が。罠だったのだ。ルパンは警官たちの一斉射撃に倒れる。「殺しはせん。麻酔弾だ。」だが財宝は次元と不二子のヘリが持っていく。 黒姫刑務所へ向う護送車のなか、得意満面の銭形。ルパンにとっては屈辱この上ない。 「ルパン、観念したか?」 「後ろを見てみな。尾行してるやつがいるぜ。」 そこに護送車を追う不二子のオートバイ!なんと警察は、バズーカーをぶっ放し不二子をバイクごと撃破!(死ぬって普通。この頃の警察って過激だねぇ)ルパンを見送る不二子。 「ルパンきっと助け出してあげるわ。」 「よしな。」そこには次元が。 「ルパンはその気なら、いつだって抜け出せるさ。」 大雨の中黒姫刑務所に到着。ルパンには「特別待遇だよ。」 と頭陀袋(ずだぶくろ)のような粗末ならくだ色の服。(この服ね、きっとアメリカ製だよ、昔ヴァンヘイレンのビデオクリップで囚人が着てた。でもそのとき後ろはバンド締めだったなぁ。)部屋に足蹴りされて入る。するとルパンは叫ぶ、 「待ってくれ!俺はルパンじゃない!私はここの警官であります。」 「往生際が悪いぞルパン。」 「だまされないで下さい。ルパンは変装の名人であります。」 しかたなく警官を調べるが当然ながら結果はシロ。何を考えるかルパン。 ルパンを助けようと、不二子はロープに鉤をつけたもので、刑務所に入ろうとするが次元のマグナム1発であえなく落下。 「ルパン様の昼寝の邪魔だ。」 次に不二子はハシゴつきトラックで登場。壁にかけるが、またもや次元が来てはしごをマシンガンで撃つ。不二子またもやあえなく落下。さらに不二子は、穴を掘る。しかし、これまた次元に(そこまでしなくたっていいのに)クレーン車で引き上げられる。最後に不二子はヘリコプターで刑務所上空に。これまた次元はライフルでヘリごと撃墜。パラシュートで不二子落下。危ないなぁ。 しかしもう1年にもなるのにルパンは全く逃げ出す気配もない。銭形が疑るのは当たり前として、次元まで「まさか・・・。」 次元は毎回刑務所に通っているお坊さんに目をつけた。銭型と警官と一緒にお坊さんルパンの部屋に。 「和尚お願いします。」 「またか?見飽きたぜタコ坊主!」 「どうじゃ、少しは仏の御心がわかったかな。」 (次元・・・・) そっと銃を渡す次元。しかしルパンは見向きもしない。 「素晴らしいゲームを楽しんでいるのさ。」 「お前は昔から贅沢だったんだよな。」 時間となり、お坊さんたち帰る。そのとき、 「和尚、たばこくれよぉ。」 次元和尚、銭形の(エコーと思われる)タバコをもらう。ここからがルパンの作戦。右手の人差し指がカミソリになっていた。ぼうぼうに伸びた髭を剃りもとの姿に・・・。 そこになんと、銭形登場!バレルか?しかし起点をきかし左を向いたまま、 「とっつぁん、髭をそってくれ。」 「しかし、ああは言ってますが、今まで髭をそることをひどく嫌がっていたのであります。」と警官は悲しそうな目で銭形に訴えるが、 「聞いてやれ、それが法の慈悲ってもんだ。」「ハッ!」警官が髭を剃りにルパンの部屋にやってくる・・・。 「ルパンが脱獄したぞぉ!!!」 「やったぁ!」と駆け寄る銭形。しかし、 「何だいるじゃないか。」「またいつものアレです。」 「違う間違ってる、もう一度調べてくれ〜ェ。」と引きずられるルパン。 「警部、コレでルパンも毒ガスの餌食って事ですね。」 「なぁにぃ?計ったなルパン。ここは電気椅子はあってもガスはない。ここのものならそれを知ってるはずだ!」と警官に変装したルパンに銃口を向ける銭形。しかしルパンはあわてることなく、 「とすると、今電気椅子に座ってるのは、誰かなぁ?」 「あぁぁぁぁ〜!その死刑マッタァァァ!」 はれて刑務所を堂々と抜け出すルパン。外には次元が。 「最後のタバコは胸にしみたぜ。」 コレで終わらないのが、ルパン三世。お宝を次元が1年前に埋めた森は工事現場になっていた。まさに今ダイナマイトが爆発するところ。急いで走っていったけど間に合わず、お宝(小判?)が空から降ってきた。ルパンと次元は呆然と座り込んで、タバコに火をつける。「御仏の慈悲だ。」とね。 ちょっと今回は長いですね。でも、それだけこの作品がスキだって事ですよ。最も人気の高いお話ですもんね。 不二子はルパンが死刑されたと思い、ルパン愛用にワルサーを海に捨てる。「かわいそうなルパン。とうとう死んでしまったのね。ずいぶん意地悪したけど本当は私にとって大切だったのは、あなたが1番。本当よ。」コレは告白だね。不二子はそういう設定になっていたのだ。この時代は普段は威勢良く振舞っても本当は一歩引いたところにいるのが女性、という感じだったのではないか? なってたって、名作中の名作。私も映画監督ならこんな映画作ってみたいもの。それくらいこのお話にはストーリーがある。 お楽しみコーナー(今回は少ない) ・前半不二子のバイクをバズーカーで撃つシーン。バズーカーって後ろから、ロケットの発射ガスが出るから、護送車の中は大変なことになってるはず。しかも、護送車なのにバズーカーつんでるなんて・・・。 ・不二子があの手この手でルパンを助けようとするが、いつも次元に邪魔される。待てよ?次元はなぜいつも不二子のそばに?ルパンの事を思って?それとも、次元もじつは不二子のことを・・・・?な〜んてね。 ・不二子ちゃんの服装もいいね。ひざ上ぐらいの黒のブーツ(?)・ピンクのシャツ・黒のドレス。どれもかっこいいですね。似合うもの。 ・今回の謎は、ルパンの爪。カミソリになってるのはわかったけど、カミソリのようになっているのか?本当にカミソリだったのか?本当のカミソリなら、爪の処理はどうしたんだろう?カミソリのようになっているのなら、あそこまで髭はそれないしなぁ・・・。 ・そして、刑務所の警官がルパンに変装させられたけど、髭や髪はどうやってつけたのか?ご飯粒?そんな簡単な物なら、すぐばれそうだが、ルパンのこと。きっとすがらしい粘着の物を持っていたのに違いない。 ・脱獄(出所)したときに、いつ着替えたのか?次元が持ってきたのか?まるでやくざ映画にでてくる女房みたいではないか。さすが相棒。 ・銭形の時計の秒針速過ぎ。 ということで、私にお気に入りの作品だったため、くわ〜しく書きました。ごめんなさい。もちろん評価は、「特A」です。次回はもっと簡単に書きますね。では、第5話「十三代目五ェ門登場」で会いましょう。 チャンネルは決まったぜ。 |