2002.5.6号 06:00配信
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美幌在住のS |
第9話「殺し屋はブルースを歌う」 空港から降りて来た一人の男。その男はある女を捜しにやって来た。捜している女の名は「峰 不二子」そしてその男の名は殺し屋プーン。かつてはある組織で殺し屋としてコンビを組んでいた二人。しかし、三年前のある日、女は仕事をミスし組織を追われた。不二子を失ったプーンはかつての栄光の日々を取り戻す為にやって来たのだ。と書けばかっこいいけど、なんかさ、振られた女に未練たらたらの男って感じがしないでもないよね。 峠を走るトライアンフTR−4。恋人同士の雰囲気を漂わせるながらドライブするルパンと不二子。 「こうやっていると、ずっと昔から恋人同士だったよう泣きがするぜ。」 「私もよ・・・ルパン。なんだか本当にあなたが好きになったみたい。・・・変だわ。」 変なもんかい。時価数億円って聞いて好きになったんでしょう?さすが不二子。ルパンは高性能電子頭脳の機密書類奪取計画を不二子に持ち掛け仲間に加える。しかし、女が関わる事を嫌った五ヱ門は、「女は必要か?」と計画から降りてしまう。しかしね、この前まで「我輩のガールフレンド」なんて不二子ちゃんを紹介してたのに、「女」扱い。結構根に持つタイプなのね五ェ門さんって。仕方なくルパン・次元・不二子の三人で実行する事となった。 埠頭の倉庫にいるのは、プーンのかつての弟分のキャップ。彼の持っている機密書類は、実はルパンの名を語って盗んだ物だった。キャップの前に現れたのは囮としてルパンに変装した不二子であり、その時本物のルパンは、第四倉庫にて機密書類の奪取に成功していた。しかし、不二子はキャップの所から逃げ出す際、流れ弾を受けて重体となる。 不二子の様態に気を奪われていたルパンは、アジトに現れたプーンとキャップに不二子と機密書類をあっけなく奪われてしまう。 プーンとキャップを山荘へと追いつめるルパン。しかし、人質の不二子が気になり踏み込めずにいた。それにしても、次元はマシンガンのたまをよけるのがうまいなぁ。竹やりにトランシーバーをくっつけて、プーンと会話するルパン。暮れゆく山間に、五ェ門の笛が物悲しく響いている。プーンに不二子を手術をさせるという条件で、竹やりに手術道具を詰めてアジトへ放 つ。その際、見張りのキャップを石で気絶させる。かなりルパンは足が速いと見える。そして、その隙を突き不二子を抱えて助け出すルパン。背を向けているルパンに対し、銃を構えたプーンは逆に不二子に撃たれた。 全てが終わり、ゴーゴークラブで踊るルパンと不二子。このシーンは後日オープニングで使われることになるんだね。そこに、二人がくつろいでいるであろう地下へ向かう次元。ここで次元の歩き方が変だと思うんだなぁ・・・。手がおかしい。その部屋では、ルパンがソファに裸で縛られていた。次元爆笑。またもや不二子にやられたルパン。しかしね、ルパンをこんな状態にさせているなんて、不二子は縛りの名人なのか?いいねぇ〜。その頃不二子は、夜の埠頭で何かを思いながら海を見つめていた。でも、首に巻いたスカーフが小さすぎやしないか? ★なるほどルパン★ ・殺し屋プーン。 彼は3年前まで不二子と組んでいた殺し屋だ。3年前不二子がへまをやらかして組織から追われ、そのときから不二子を探し、3年かけてやっと居場所を突き止め日本に来た・・・。と書けばかなりかっこいいけど、3年間プーンはいったい何をしていたのか?「フジコ」という名前で日本人だとわからなかったのかなぁ?ん〜。確かに不二子のプロポーションを見ても、昭和45年当時の日本人とは思えない。髪の色も黒じゃないし、瞳も茶色に近い。日本以外ではプーンとのやり取りは英語だったのかもしれないし。そういえば、「ナオミ」という黒人の美しいモデルもいたっけ。そう考えると、「フジコ=日本人」とはならなかったのも・・・? ・プーンのサングラス。 彼はかなりの回数2つのサングラス(白い淵のあるサングラスと、淵のないサングラス。)を付け替えている。しかもものすごいスピードでだ。瞬時にサングラスを取り替える必要があったのか?しかも相棒のキャップはそれに気がつかない。 ・キャルバリーシャツ。 プーンと組んでいた時に不二子が着ていた、横開きの白いシャツ。かっこいいよね。プーンに崖の上で撃たれた時もそれを着ていた。ところで、その撃たれた時、不二子は海に落ちたでしょう?その回想シーンのときの不二子の髪の毛の量は多すぎないかい?いくら落ちる効果を出そうとしても、アレじゃ、メデューサだね。 ・高性能電子頭脳設計図。 プーンの相棒キャップが横取りした時価数億円の設計図。それを次元はソファーの上に無造作にい置いていた。無用心だね。ところで、この設計図はどうなったんでしょう?キャップが持ってたけど、あのあとルパンか次元が奪ったのかなぁ?数億円だよ。その設計図よりも、不二子ちゃんのほうが大事なのかね。あなたならどっち? ・プーンたちが逃げ込んだ山荘。 あの山荘はキャップのものなのか?それとも、開いていたから勝手に使ったのか?まぁ、殺し屋だから鍵を開けるのは簡単なのかな?それにしても、なぜプーンは不二子を1階に寝かしておいたのか?2階のほうが安心だろう?自分の栄光を戻してくれる大切な不二子なのに自分のそばに置かないなんて。もしかしてルパンに奪われることを予想していたのか? ・ワルサーP38。 ルパンに変装した不二子が持っていたのはもちろんワルサーP38。このワルサーちゃんと普通の弾も出るのにバネ仕掛けで、後ろからパンチンググローブが出るという優れもの。きっとスペシャルスイッチがついているんだね。 ・モーゼルミリタリー。 キャップが事務所で不二子を撃とうとして逆に不二子に撃たれた銃。かっこいいんだ。 ・ルガーP08 プーンが持ってた銃。コレもかっこいい。弾を撃つ時、銃の上のほうが尺取虫の様に動くんだ。コレがいい。このシリーズでは不二子ちゃんの銃はブローニングだけど、有名な「カリオストロの城」では、このルガーP08を使ってるんだよ。 ・で、不二子のブローニング。 最後のシーンでルパンに抱えられプーンをこのブローニングで撃ってしまう不二子。プーンが「ほれたな、不二子。」という名言を吐き崩れ落ちるシーンは、美しい。ところで、ルパンに抱えられてプーンを撃ってしまった不二子。彼女はいったいどこにブローニングを持っていたのか?シーツに包まりほぼ裸だったような・・・。いつものように太もものところに隠していたのか。いや。抱きかかえられた状態では銃は取り出せないはず。するとどこに?こたえは、ルパンのポケットの中(もしくは手の中)にあったのだ(きっと)。ルパンはその銃で不二子に殺されたかもしれないのに、ブローニングを隠しておいて、自分の運命を不二子に託したのであろう。ん〜。シブイ。 ・縛られたルパン。 不二子ちゃんとディスコ・ア・ゴーゴーで踊った(不二子ちゃんなんて首がもげるかと思われるほどノリノリ)あと、地下室で不二子ちゃんにパンツ一丁でグルグルにロープで縛られてたでしょう?かわいそうなルパン。いったい不二子ちゃんに何をしようとしたのか?不二子も不二子だ。この前は死ぬ一歩手前で(プーンは不二子は死んでもかまわんといったもんね)助けてもらったのに・・・。恩は感じないのか不二子ちゃん。 ・ブルース。 殺し屋は出てきたけど、キャップはブランディ飲みながら「演歌」を聞いていたし、五ェ門さんは横笛で日本の悲しげな曲を吹く。最後はルパンと不二子ちゃんで、ゴーゴークラブで、サイケデリックな音楽を。いつブルースが流れるんでしょうか? とまぁ、結構書きましたね。 あんまり覚えてない回だったけど、不二子がプーンを撃ったシーンは格別。不二子ちゃんの過去を知ることが出来た点からみても評価は「A」です。さぁて来週は、かの「カリオストロの城」の元ネタにもなった「ニセ札づくりを狙え」です。 チャンネルは決まったぜ。 |