2002.7.1号 06:00配信
Home

だから大好きルパン三世
美幌在住のS 


第17話「罠にかかったルパン」

いつもルパンをひどい目に(先週もそうだったね)あわしている不二子ちゃんが、どういう風の吹き回しか、ルパンと次元と五ェ門をナイトクラブ「アトランティック」に誘った。「たまには思いっきり遊びましょう。」と。(危ないねぇ)最初は不二子を見て渋っていた次元も、クラブのマダム「星影銀子」を見るとコロッと参ってしまった。五ェ門は1人帰る。かっこいい。すっかり酔ったルパン達。店の奥の部屋に入りソファーにもたれこむ。銀子は3厘が座ったのを確認すると手をあげ合図をする。

ガチャンと手かせ足かせが。またもや罠に引っかかってしまった。しかも今回は不二子ちゃんじゃなく、見ず知らずの星影銀子に。まったく情けないぞルパン!

銀子はルパン達に時限爆弾つきの時計をはめる。24時間後に爆発するその時計ははずそうとするだけでも爆発してしまう危険この上ないものであった。人間型ロボットが爆発する姿を見て、まるで星飛雄馬かのごとく汗をかく3人。

死ぬのが嫌なら翌朝5時までに30億を支払わなければならない。アジトに帰っても時間がたつばかりで、一向に妙案が浮かんでこない。仕方なく、まだ計画途中ではあるが、経済省でお札を印刷する企みをくわだてることに。

早速工場へ行っては見たが、雑貨屋で買った縄梯子しか用意してないありさま。しかも、経済省印刷局はいつまでたっても仕事終わらず、塀に登ってみても、ビリビリって電流が・・・。
不二子に「なんてざまなの!そういうのは無計画って言うんです!。」と怒られる始末。なすすべもなく夜空を眺めるルパン。「名月や、後7時間なり、わが命・・・。かぁ・・・。」その目にアドバルーンが映った。とたんに、「あ、でけた!」

アドバルーンを利用して空から工場に侵入することに成功した。換気ダクトにもぐりこみ、催眠ガスで工場の作業員を一人残らず眠らせた。さ、印刷開始。時間がないぞ。

ところがそのとき、守衛室から電話が・・・。
「今日の分出来てるかい?」
「あと1時間ぐらいかかるんだぁ。」
こうしちゃおれん。いそげぇ。

まんまと30億印刷し(でもちょっと多すぎの感じもするなぁ。)アドバルーンで逃げようとしたが札束が重くて上がらない。そのとき、やっぱりきました銭形。
「目標アドバルーン。撃てっ!」
ルパンは気球をロープから切り離し、市の中心部に向って流れていく。警官の発砲で、気球に穴があいているためどんどん降下する気球。途中で、煙突に激突し、民家の屋根を壊し、マンションのお風呂場に入ってしまい、痴漢と間違えられつつ逃げるルパン。

空き地でロープを切り、急降下。頭にたんこぶが出来ちゃったけど、まんまと銭形をまくことに成功。しかし、30億ものお金をどこに・・・。

問題の午前5時。手ぶらで銀子のところにやってきたルパン。ギリギリのところで腕時計ははずしてもらったものの、不二子ちゃんを人質として取られてしまう。
「不二子!」
「いいの・・・信じてるわ、あたし・・・。」
その姿にルパンは心を打たれる。

約束の3日後。
30億を引き渡すために空き地の倉庫にやってきた。
「あら、がらんどうじゃないの。」
「札束って言うのはね、一列に並べると、案外かさばらないもんでね。」
壁の板がはがれると、札束が滝のように落ちてきた。
(ルパンにあたちそうなもんだけど、上手に札束は逃げていく)

「じゃぁ、不二子をかえしてもらおうか。」
「そういう約束だったわね。そうね、不二子さん、どうするの?」
「あ、あたし、忙しいの。だって、帰って私の分け前勘定しなきゃなんないのよ。」
「なぁにぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
最初から不二子と銀子はグルだったのだ。

「ルパン、そう気を落とすなよ。お前の気持ちはよ〜くわかる。」
「次元、今何時だ?」
「ん?5時30秒前だ。」
「そうか、不二子のやつかわいそうになぁ。実はあの車に細工しておいたんだよ。5時きっかりに、ガギン!」
ルパンが細工した時限爆弾が爆発し、ぼろぼろの2人。
大空に乱れ飛ぶ札束。踊り狂いながらお金を拾う不二子達。
「なんかもったいねぇなぁ。」
「実は、あの金、使えないんだよ。見てみな。」
なんと聖徳太子(古い)の絵のところにはちゃっかりルパンの顔が!今回はルパンの勝ちなのでしたぁ。


★なるほどルパン三世★

・腕時計型時限爆弾。(時限爆弾型腕時計?)
 すごい発明だと思うぞ。ちょっとのショックで爆発する時計。ノーベルさんもビックリするね、きっと。しかしねぇ、そんなにちょっとのショックで爆発するなら、店の前で足蹴りにしたときにだって危ないぞ。ショックがあったぞ。爆発するぞ。それにさ、ルパンが印刷局の塀に登って高圧電流で、ビリビリってなった時も大丈夫。その後塀から落ちても大丈夫。気球から落ちてたんこぶ作ったときも大丈夫。きっとさ、ルパンはもう時計をはめられた時点で、もうこの時計のからくりわかったんじゃない?この時計は爆発しないって。だって、その証拠に5時数秒前でも、銀子さんはまったく動じなかったでしょう?もし5時数秒前でルパンがはずせなくて抱きつかれたら、自分も木っ端微塵だよ。そんな危ないことするかなぁ?たかだか30億円で。


今回はね、ミスが多すぎる。
だってねまず、ルパンの顔がおかしい。崩れているでしょう?間抜けだもん。はじめのほうでは、銀子さんに連れられて入った奥の部屋(ソファがあったヘヤね)が、カットによって暗かったり、明るくなったり。ルパンがアジトに帰ってから、経済省印刷局を襲おうといってる時に、バックの部屋の模様が上記の銀子さんの部屋になってしまったり。不二子ちゃんに「どこまで計画すすんでんの?」と聞かれたあと、不二子ちゃんがしゃべっているのに、次元の口しか動いてなかったり。まんまと30億印刷できてアドバルーンで、逃げようとした時、銭形達に撃たれてアドバルーンのロープを切るとき、いきなりルパンと次元の顔がすすだらけになってしまったり。3日後、金を受け渡す時の銀子さんの顔が全く違う(すっぴんになったから?)女になっていたり。まぁ、蛇足的ではあるけど、経済省印刷局の入り口にいる男。彼はなぜ旧に「気ぃつけんとあかんなぁ。」と関西弁になるのか?とかね。

いろいろおかしいところはあるんだけど、とっても魅力いっぱいの作品。なんってたって、アドバルーン見て「名月や、後7時間なり、わが命」という名句を生み出したからねぇ。急に電話がかかってきて、ルパンが次元に電話を渡すシーンや、その後の急ピッチで作業を進める様、金を隠した場所、不二子ちゃんが裏切るところといい、お金に細工してあったと事といい、また、あの睡眠薬の缶のリングプルを開ける時とその緑色の液体が流れていく時の音が秀逸!!評価は、「特A」です。

さぁて来週は、
「ねね、ね、ね〜ェ。美人コンテストぉ?私も出たい〜。」
と不二子ちゃんも出たがった
「美人コンテストをマークせよ。」です。
五ェ門さんの変装も見れるよ。
チャンネルはきまったっぜ。





ルパンのインデックス




Home
(C) 2002webnews
ご意見・ご感想・お問い合わせはwebmaster@webnews.gr.jpまで