2002.7.8号 06:00配信
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だから大好きルパン三世
美幌在住のS 


第18話「美人コンテストをマークせよ」

国際空港(羽田でしょうな)に歓迎ミスグローバルの横断幕。
地球一の美女を争う(なんともまぁデカイ話だこと)美人コンテスト「ミスグローバル」が開催されるのだ。その歓迎の中には、ちゃんとルパンと次元の姿が。美女たちの後に、名画泥棒のスミスの姿があった。別の飛行機からは、大会の特別審査員として招待された、田舎財閥達。美女と名画泥棒と大金持ち。この3つがどう関係するのか?この大会にルパンたちは宇宙中継のTV局員として潜入した。スミスの計画があまりにも開けっぴろげなので、情報通のルパンでもわかってるのはここで取引が行われるということだけ。そこで、TV局員として潜入し、コンテストに隠された秘密を探ろうってことなのだ。

スミスは入札点数と美女の点数を合致させ取引をしようとしている。日本人の美女の写真には歌麿の美人画、のように細工した。ルパンは、スミスに予告状を打っておいた。「警察を恐れるより、ルパンを恐れよだ。銭形を呼べ!」

ミスグローバルは開催したが、何も起こらない。ルパンたちもつつがないしゃべりで淡々とTV中継が進んでいく。閉幕が近づきほっとする銭形。しかし、空から曲者が落下!五ェ門だった。五ェ門は落下傘で群衆の中に着地し、目に付いたものを片っ端から切っていく。その模様を次元がカメラで追う。五ェ門はまんまと銭形の追跡をかわし、姿をくらます。

ルパンの作戦だったのだ。この騒ぎで会場が騒然となった後、TV中継車のなかで、先ほど五ェ門が暴れた様をじっくりVTRで観察する。しかし何にもなかった。がっかり。五ェ門が拾ってきた審査表を見て、取引はあることがわかった。だが、名画はどこに?
そこに不二子ちゃんがTV中継車の中に入ってくる。最終審査会を開くために沖に浮かぶ親島に行くという。スミスたちの持ち物の中に名画を隠くすところはなかった。しかし、美女たちの衣装ケースがあった!それだ!!ルパンたちも急いで船に乗った。

さて、スミスたちは名画の取引を始める。成金たちは札束を積み上げ満足そう。でも肝心の衣装ケースがなかなか来ない。そこへ現れた変装したるルパンと次元。衣装ケースだけ置いて立ち去る。

そこに急いで島にやってきた銭形。
「大変です!美女たちがいなくなりました!」と変装したルパン。
「なぁにいぃいいいいい?」
銭形はスミスたちがまさに取引をしようとしている小屋に入る。
「スミスさん、その札束はなんですか?」
銭形の追求に答えられるはずもなく、スミスは逃げようとする。その拍子に衣装箱につまずき、衣装箱が開く。そこには縛られて衣装箱に詰め込まれた美女の姿だった!!!

「婦女誘拐及び人身売買で逮捕だ!」
スミスたちを捕まえて桟橋に行くと船が一艘もない。
そこにルパンたちが船に乗って登場。
「名画ってのはなぁ、こうやって楽しむものだよ。」
と横取りした名画を帆に張ってルパンは高笑い。スミスたちは悔しがり、銭形は「来週こそ!」とルパン逮捕に情熱を燃やすのであった。


★なるほどルパン三世★

・世界の美女たち。
 フランス代表、「アルヌールさん。」 アルセーヌじゃないのね。
 スペイン代表、「カルメンさん。」  バラの花はくわえないのかしら?
 アメリカ代表 「バーゲンさん。」  大安売り・・・。
 日本代表、  「笠谷さん。」    やった!飛んだ!笠谷!ですね。
 イタリア代表 「ピッコロさん。」  フルートの小さいやつ?
 インド代表  「ガンジーさん。」  無抵抗主義。

・フランス代表 アルヌールさん。
 ちょっとまって。サイボーグ003も、フランソワーズ・アルヌールじゃなかったっけ?彼女も確かフランスの女性だったような・・・。真似したのはどっち?

・シトロエン。
 今回ルパンたちがミスグローバルコンテストの会場にやってきたときに乗ってきたのが、シトロエン2CV。醜いアヒルの子、って言われてたような気がする。屋根には布が張っているだけ。ドアも観音開きで前から開く。アレじゃ、走っている最中に開いてしまうんじゃない?

・警視総監。
 ポルノ雑誌を総監室で拝見中。

・ラストシーン
 スミスから横取りした名画を帆に仕立てて逃げていくシーンがこの作品の目玉ではあるけど、よーく見て欲しい。ゴヤやダビンチ、ルノワール、歌麿にまじって、南沙織と思われる写真も貼ってある。確か、エメラルドの秘密の乗船名簿にも書いてあった南沙織。
宮崎さんがお好みだったのかな?


そういや、今回の「曲者が進入してそれをカメラで追い、それを写すように見せかけて、実は周りの様子を宇宙中継し、自分たちの目的を果たす。」っていう設定はどこかで?
そう、あの有名な「カリオストロの城」で使われた処方ですね。まぁ、カリオストロの方があとだから、こっちが元祖か。宮崎さんも結構自分の作品をカバーしてるのねぇ。7番目の橋が落ちる時もそうだったし。


最後におかしな点を。
コンテスト会場でスミスにルパンたちを「腕のいい日本人を雇った。」と説明しているのは、灰色のジャケットを着た男。スミスが、「最終審査会場は?」と聞くと灰色の男は、「あの島で行います。」というが、次のシーンはジャケットの色が白に変わってしまっている。白いジャケットはリチャード。いったいどっちが言ったのか・・・?しかもこの灰色の男後半には姿が見えないが・・・。


さて今回の評価は、「B」です。大変面白い作品ではありますが、不二子ちゃんがいい味出してない。まったく「いい娘」になってるでしょう?ルパン皮肉も言わないなんて、不二子ちゃんじゃないみたい。
次回は、ルパンの豆を食っている様がとてもかっこいい、「どっちが勝つか三代目!」です。
チャンネルは決まったぜ。




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