2002.7.15号 06:00配信
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美幌在住のS |
第19話「どっちが勝つか三代目」 フランス・フェア開催が決まり、会場に展示するための財宝が本国から運ばれることになった。その中には、ルパン三世のお爺さん、アルセーヌルパンの遺品(って言うかアレは実物大のフィギアでしょうなぁ)もあった。しかも、このフランスフェアの財宝警備主任としてガニマール警部も来日していた。ガニマール警部はルパン家3代に渡る宿敵でTVを通じて、ルパン三世を挑発する。まぁ、このときに銭形も挑発することになってるけどね。それにしても、銭形警部の自宅は質素だね。モノクロ(白黒)テレビに星一徹がひっくり返したといわれるちゃぶ台。(でも、シリーズ中星一徹がちゃぶ台をひっくり返したことはないと聞いた事があるなぁ。アレは、オープニングで毎回星一徹がちゃぶ台ひっくり返すから、そういうイメージになったんだと。真実知っている人は、教えてね)そのちゃぶ台には、めざしとタクアン。やかんには麦茶かほうじ茶でしょう。ご飯粒を口の周りにくっつけて怒る姿は、子どもとおんなじですね。 「フン!フランスのボンボンに何ができるかぁ!」 「三代にわたって恥をかきにはるばるおいでくださったとはなぁ。」 とルパンはブランデーを持ちカラーテレビを見る。やっぱ公僕は貧乏なのね。 しかしガニマールは、ルパンの遺品は何の値打ちもないと言い放つ。 「やるのかルパン?」と次元。 「ン〜やるともぉぉぉぉぉっ」 三世対三世というわけですな。 デパートの視察をするガニマールと銭形。この展示会をネズミ捕りにしてしまうというのだ。銭型はそんな常識は通用しないというが、ガニマールは 「論理と科学」をもってルパンを捕まえると。 「まぁ、それもよろしい。あんたはあんたの方法でやりたまえ。」 と銭形は協力するそぶりも見せない。 翌朝横浜港へ陸揚げされる財宝には、ルパンの予告状が貼ってあった。 「古い手です。」と無視するガニマール。 その財宝を保管する倉庫へガニマールは銭形を連れて行く。そこは、レーザー光線、機関銃も備えるものであった。しかし、ルパンはその様子を地下から盗聴していた。ぬかりはない。 その夜、港でカッコよくパイプをくゆらすガニマール。 そこにルパンが「やぁ〜ガニマール警部ゥ」と登場。 「開催まで後3日もある、たっぷり楽しもうじゃないの、このゲーム。」と言い残し去っていく。 翌日ガニマールが髭をそっていると、銭形が、ルパンから電話があり、そっくり宝石を頂戴したという報告を受けた。急いで2人で行ってみると、財宝を調べてみるが無事なようだ。念のため次元にそっくりな宝石鑑定人を呼ぶと、すべて偽者だという。偽者の宝石をトラックに積み込もうとした時に・・・。 なんと本物の銭形がやってきた。さっきのはルパンの変装だった。事態を察知したルパンと次元は強引に逃走。ガニマールが撃った弾がタイヤに当たり、トラックはパンク。ルパンを逮捕できると勇んで駆けつけたが、後ろから来た不二子のフィアットで何とか逃げることが出来た。 アジトに帰ってきた3人は作戦を練るが、まったくルパンはまったくやる気を見せない。その夜、倉庫を監視していた次元が銭形がこっそり荷積みをしているのを発見。だがまったくルパンは動こうとせず「おら、おりたぁ。」と豆食ってる。 「気が進まないだけどよぉ。」と。 次元と不二子だけがトラックを追う。財宝を奪おうとトラックに近づくと、トラックの中から、警官が!不二子もフィアット毎捕まった。しかし、ルパンがいない。 「ルパンはどこだぁぁぁ!」 「豆を食ってる。」と次元。 そこに小型機が急接近。ルパンは次元と不二子を吊り上げて去っていった。 いよいよフェアの日。 倉庫から宝石の運搬はパトカー・装甲車・ヘリ・セスナと、まるで戦争みたいだ。科学と論理ならぬ物量作戦には、次元の擲弾筒だけでは歯が立たない。 「戦車がいるなぁ・・・。やめるのも一案だぜ、2度もけちがついた。」 「降りてもいいんだぜ次元。実はもう計画は出来てんだ。」 フランスフェアは多くのお客さんを集め、盛大に行われていた。飾られている宝石のケースには小さな窓があり、ケースの裏にはぎっちりと警官が監視していた。 「これはフランスフェアーの特別アトラクションです。」と学生を集める次元。 「機動隊と乱闘したことのある人手をあげてぇ。」と不二子。 「初級フランス語の出来る人はこっちだよ。」とルパン。 いったい何を始める気なのか? パレードでにぎわう表通りをひょっこりルパンが現れた。ルパン逮捕に焦る銭形。コートの袖を破られても、のぼりエスカレーターを勢いよく降りていった。ルパンはいとも簡単に捕まったが、上の喫茶店にも、ルパンの姿が。よくみると、通りを歩いていたり、学生運動のカンパを求めているルパン。屋台を経営するルパン。バスで大量に会場いりするルパン。エレベーターで会場に乗り込むルパン。何百というルパンがひしめいている。はては何百という銭形。ガニマールまで。まったくどれが本物かわからなくなってしまった。ガニマールはとりあえず、宝石の確保を命じた。しかしそれがルパンと次元だった。 警官に変装したルパンと次元はまんまと会場から宝石とアルセーヌウランの遺品を盗んで、去っていったのだ。 「さぁ、おじいちゃんかえりましょ。」 ★なるほどルパン三世★ ・ガニマール警部 祖父のガニマール警部は結構泥臭い刑事で、証拠を固めたり、足で情報を集めて(のはずだけど、読んだのはかなり昔だからなぁ。)いたはずだけど、マゴの三世は、論理と科学と題してルパンに対抗しようとしていた。しかし、論理と科学とは言っても単なる物量作戦とか、罠を仕掛けたりとか、なんかフランス人風ではないなぁ。だって、港でルパンとあったときに、逃げようとするルパンを銃で撃ったりするところなんか、アクション刑事みたいじゃん?まだ、「暴力はいけないんだわ、ここで勝負しなきゃ。」と頭を指したルパンのほうがいきだねぇ。 ・銭形警部のお宅拝見 いや〜。銭形警部、あまり裕福な生活は出来てませんな。奥さんもいず、さみしい独身でしょうなぁ。朝食だと思われますが、たくわんとめざし。醤油の瓶も、哀愁をおびたいい形ですね。あの白黒テレビ。足が付いてましたね。でもルパンのアジトにはカラーテレビ。しかも手にはブランディ。差がありすぎる・・・。 ・焼き鳥屋 町にあふれた無数のルパン三世。その中に焼き鳥の屋台にもルパンたちがたむろっていた。その中で、「シロ18円」「ハツ25円」とあったけど、ハツは分かってもシロってなんだべ?ハツより安いとこ見ると、ホルモンかな?ガツ?でも焼き鳥にホルモンってあるかなぁ? とまぁ、今回は面白かったでしょう?私のルパン三世の中で面白さはトップ3にランクされますね。なんと言ったってやる気のないルパン。豆を食ってるルパン。捕まった次元と不二子ちゃん。物量作戦の中でも、エレベーターから出てくる子どものルパンと銭形とガニマールには、心底笑いましたよ。もちろん評価は「特A」です。何度でもみたい。 さて来週は、次元も五ェ門も不二子ちゃんも出ないお話。(まぁ、今週は五ェ門さんがいなかったけどね) 「ニセルパンを捕まえろ。」です。 チャンネルは決まったぜ。 |