2002.9.16号 06:00配信
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美幌在住のS |
エピローグのつもりが、「カリオストロの城」を書いていないことに気づき、あわてて書くことに。しかし「カリオストロの城」は長い。そこで、何週になるかわかりませんが、小分けにしてお送りいたします。最後までお付き合いくださいね。 番外編「カリオストロの城」その5 ・カリオストロ城内。 伯爵お食事中。ゆで卵をスプーンで割ってる。(けどさ、ゆで卵に何にも味付けしないなんてねぇ。塩はどうしたのかな?もしかしてコンビニで売ってる味つきの卵だった?) そこに銭形がやってくる。 「お食事中失礼します。」 まったく伯爵は無視。 「国際警察の銭形です。ルパンからの予告状が届けられたとの通報があってまいりました。」 振り向きもしないで、「ああ・・・。アルセーヌ・ルパンの三代目とか言うこそ泥のことか。インターポールはそんなことで人の朝食を騒がすのかね?」 「閣下。ルパンを侮ってはなりませんぞ。来るといえば奴は必ず来ます。ご婚礼まであと5日。ぜひ私どもに城内を警備させてください!」 全く答えようともせず、いきなり鈴を鳴らして、 「この国にも警察があってね。もっとも、より優雅に衛士と呼んでいるがね。」 でっかい男(グスタフ)が入ってくる。(このグスタフ、って言うか衛士の兜ね、なんか鼻のところが痛そうなんだけどなぁ。とんがってるしさ、重そうだし。) 「お呼びですか?」 「グスタフ!その日本人に協力してあげなさい。下がってよし。」 「ハッ!」 銭形はこんなことでは引き下がらない! 「閣下。いま一つ!ルパンめが花嫁を狙う理由をお聞かせ下さい!」 何をバカなこと言ってんだぁ?といいたげな目で、 「さぁ・・・。それを調べるのが君の仕事じゃないのかね?」 「失礼しましたぁ。」 銭形むっと来るがいたし方あるまい。 伯爵にジョドーが歩み寄る。 「よろしいのですか?あのようなものを城内に入れましては・・・。」 「かまわん。インターポールにも友人はいる。すぐ引き上げることになろう。」 恐れ入りましたと、ジョドー深々とお辞儀をする。 ・庭園。 グスタフと銭形庭園を歩く(って言うか偵察?)その様子をルパンが望遠鏡でのぞいてる。 「銭形だ。さすが昭和一桁。仕事熱心だこと。」 (ということは、今年2002年の銭形警部の御歳は、昭和7年生まれとして70歳。元気だよね。そしてこのあとの話からすると、ルパンの現在のおおよその歳がわかるよ。ルパンが最初にゴート札に手をだしたのが「10年以上も前の話だ。」といってるわけで、その当時もう自動車を運転していたから、きっと15歳以上でしょうね。カジノで女性を羽部らかしているところから見ても、ん〜。18歳ぐらい?ということはカリオストロの時は30歳近い?(28歳ぐらい?)カリオストロ公開時が昭和56〜8年ぐらいですから、画面に映っている銭形さんはおよそ50歳。ってことになりますわな。そこから考えると、2人の年の差20歳。ということは現在ルパンは50歳ぐらいですかぁ?ん〜。時代は過ぎていくねぇ。よぼよぼのルパンも見てみたいけどね) 歩き回ってると何か銭形発見! 「何だ?あれは!」 (って言ってるしょ?でもね、その先に何もないんだよね。何を気にしたのかなぞだなぁ?) 途端グスタフに肩をつかまれる。 「それ以上進むな!」(実に事務的) 「なぁにぃ!」 「見ろ!」 グスタフ用意してあったのかタバコを差し出す。(きっとお決まりのコースだったんでしょうね。観光案内みたいだもん。) 庭のどこかで赤く光ったかと思ったら、タバコが一瞬にして半分に燃えてしまった。 「死にたくなければ、ウロチョロせんことだ。部下にもそう伝えろ。」 (なんかさ、外国の衛士がさ、「ウロチョロせんことだ。」なんておかしくない?そんなこと言う日本人だって珍しいぞ。江戸っ子みたいでしょう?江戸っこがそういうかは別にして。) そういい残してグスタフ立ち去る。 すぐさま銭形の部下が近寄ってくる。 「警部!対人レーダーの反応もあります!」 「いけ好かん城だ。素人にしちゃ阻止装置が大げさすぎる!」 (この「いけすかんしろだ」って言うのが子どものころ、何回聞いてもわかんなかった。私には「いけすかんしょうだ」つまり「生け簀鑑賞だ」に聞こえたわけ。生け簀って魚飼う所でしょう?それを鑑賞してどうすんのかなぁ?って。) 銭形食わせさせられたタバコを「ペッ!」ッと吐き出す。 ボワッとタバコは着地する前に消滅。(こわっ!) ・打ち合わせ 「女?」 五ェ門はしかめっ面で次元をにらむ。 その次元はカップウドンをすすりながら 「おっと、降りるなんていうなよ。女がらみだがそれだけじゃねんだからよ。」 (このカップめんはきっと「赤いきつね」でしょうなぁ。個人的には「緑のたぬき」のほうが好きだけど) 「その指輪とやらに何かあるのか・・・?」 「そうとも、娘をヒヒジジイの伯爵から取り戻せばわかるんだ。なにしろな(とライフルを引き寄せて)マグナムがきなねぇばけもんだ。お前のやっぱと、この対戦車ライフルで・・・・。」 カチッとレバーを引いて構える。 そこにルパン降りてくる。 「よぉ、ルパン。進入路はめっかったか?」 「いや〜すごいもんよ。レーザーとレーザーの巣だ。」 とランプ(って言うのかなぁ?カンテラじゃないしランタンかな?)でタバコに火をつける。かっこいいね。 「そうかぁ・・・。戦車がいるなぁ。」 (ととんちんかんなこと言う次元。戦車もってきたってどうしようもないと思うけど、まぁ、そこが次元の性格がまっすぐなところでしょうかな?育ちがわかるねぇ) 「それで銭形を呼んだな。」と五ェ門。 「ナニッ!?ホントかルパン!!??」 ぽわんと煙で輪をふき、 「当たり〜。いいカンしてるぜ。」 「毒をもって毒を制すか・・・。」 五ェ門様かっこいい! (どうして今回は次元が間抜け役なんでしょうかなぁ?) ・侵入。 ベンチで写真を広げて次元たちに説明するルパン。 「ここがカリオストロ城。俺たちはここ。このローマ水道は今も生きてる。侵入路はこれしかない。」 ルパン立ち上がり、湖の方を見る。 「ローマ水道でこっちの湖から城内まで水を引いているんだ。」 既に次元潜水服に着替えて水の中。 「なるほど、水の中ならレーザーもないって訳か。五ェ門見張り頼むぜ!」 とカッコよく決める次元。 ルパン流水口の鉄格子を一つ外す。 「穴があるぞ、気をつけろ。」 「オオッ!」 いきなり沈む次元。頼むよまったく。 (次元は水の中でも帽子被ってるんだね。) 「第一関門か・・・。」 流れ落ちる水が滝のようになっている。 「いくぞぉ!」 水の中に沈む2人。水の流れに上手く乗っていく。明るいところが見えてきた!しかし水が急に落下しているところだ!ルパン必至に平泳ぎでバックする。もう少しのところで次元の手が届かなかった。ゆっくり落ちていくルパン。水車の歯車に翻弄され、最後に運良くローマ水道にたどり着く。 「ルパンよー!」 と水面から顔を出したが、すぐさま侵入阻止装置が寄ってきて赤いレーザービームを出す。間一髪のところで次元かわす。次元アクアラングをくわえ、必死に逃げる。 外壁から顔を出す次元。 「ヒヤー、ありゃ時計の機関部だぜ。あのやろう上手くやったかな?」 心配そう(でもないか)に見つめる次元。 つづく。 |