2002.10.14号 06:00配信
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美幌在住のS |
エピローグのつもりが、「カリオストロの城」を書いていないことに気づき、あわてて書くことに。しかし「カリオストロの城」は長い。そこで、何週になるかわかりませんが、小分けにしてお送りいたします。最後までお付き合いくださいね。 番外編「カリオストロの城」その10 ・火事。 城のところどころから白い煙が立ち込める。 鳴り響くサイレン。着替えなら飛び出す衛士達。(ここでね、ちょっとした遊びが入っているんだよ。城からぞろぞろと衛士が出てくるシーンあるでしょう?小さなところからね。そのシーンの最後の方に「未来少年コナン」がいるんだなぁ。ビデオの方はチョッと難しいけどDVDなら一時停止したりコマ送りして御覧なさい。白いランニングシャツ着たコナンが押されて、まさに今出てきそう・・・というところで、伯爵の寝室のシーンになっちゃうんだなぁ・・・。) 「大変です!火元は地下工房と思われます。」 「なんだと!?すぐ消すんだ!」 「ハッ!」 「エーイ!そこを閉めろ!お前たちも行け!ジョドーめ、まさかしくじったのでは?」 火の粉が舞い散る地下工房。燃え盛る炎に札束(ニセ札)を投げ込むルパン。 (やって見たいねぇ。火を見ると血が騒ぐもんね) 「とっつあん、早くしろ!そろそろお客が来るぜぇ!」 「証拠だぁ。証拠が要るんだぁ!」 と印刷されたニセ札を選んでいる銭形。 (このあと、ICPOの会議で「私はみたんだずら〜りとこう・・・」ってしゃべってる時ニセ札の大きなもの持ってたでしょう?あれいったいどこにしまっていたんでしょうか?トレンチコートのポケットの中?上手にたたんだなぁ・・・。でも会議の時はしわしわじゃなかったけど・・。?) ジョドーはやっと水から上がって、地下工房にやってきた。 「おおっ!」 既に地下工房は、まさに火の海。 「おのれルパンめ!」 「探せ!まだこの中にいるはずだ!」 それを機械の陰で聞く2人。 グスタフと衛士たちが飛び込んできた。 「オオ!ひるむなぁ!かかれ!」 と消火を指示。消火器を手見まさに火を消そうとした時、ルパンと銭形が炎の中から出てきた。グスタフに体当たり。もんどりうってひっくり返るグスタフ。 「ルパンだぁ!追えっ!」と叫んだが、 「お前は火を消せ!」 とジョドーにたしなめられました。あわれ下っ端。 階段を急いで上がる2人。 「礼拝堂だ!」 (ステンドグラス見たからかな?このとき銭形はどこ?) 庭を逃げていく2人。というか遊んでいるようにも見える・・・。 「おじ様!」 「ルパン。銭形まで・・・。」 衛士たちが捕まえようとするが、銭形とルパンは強い。踊り場で踊ってるし。 「オートジャイロを奪う気だわ。」 さすが不二子ちゃん、よくわかってる。 ・エレベーターの中。 「愚か者!」 「お叱りはあと。きゃつはクラリス様を狙っております。おはやく!」 とジョドー、上手いこというね。 (でも、この「きゃつ」という言い回しは私の耳がおかしいのか、ジョドーの言い方がおかしいのか?こういう言い方はあるのでしょうか?シリーズ2の最終回「さらば愛しきルパン」で、自首してきた小山田マキに対して銭形が「して、きゃつは?」とルパンの居所を聞いたこともあった。もしかして東京弁?) ・オートジャイロで。 ルパンオートジャイロに飛び乗る。 「ハァハァハァ、速くしろ。」 肩で息をする銭形。そりゃそうさ、昭和一桁だもん。 ルパンスイッチを入れ、回転するプロペラ。 「待てぇー!」 「くそぉ、警視庁をなめるなぁ。」 (あれ?警視庁?ということは、銭形は東京都の警察所属なのか?でもパトカーは埼玉ナンバーだったけど?) 次々の衛士をなぎ倒す。さすが並みの刑事ではないわ。 「とっつぁん!乗れ!」 滑走するオートジャイロの足にしがみつく銭形。 「あばよ!」 「とっつぁん、チョッと寄り道するぜ!」 「営利誘拐なら協力せんぞ!」 「商売抜きだい。」 北の塔に接近するオートジャイロ。 ・クラリス救出。しかし・・・。 「こっちに来る!」 クラリス手で窓をたたくが、まったくびくともしない。 イスを窓ガラスにぶつけてみても、イスが壊れるだけ。 (でもさ、こんなに見事にイス壊れるって、クラリス結構力あるね。普通ただ、イスが下に落ちるだけだよね。) 今度は不二子ちゃんの出番。 なんと手には手榴弾。 ドカーン! しかし、全くキズもつかない窓。 「防弾ガラスだわ。」 「ここは開かないの。構わず行ってください。」 しかし、ルパン上を指差し上昇。 その間に北の塔に伸びてくる通路。 中には伯爵一同が歩いてくる。 北の塔の屋根ギリギリまで上昇し、近づくオートジャイロ。 「とっつあん、操縦頼むわ。」 「な、なに?ま、待てルパン!やったことないんだぁ。」 なんていうことは全く聞かないで、翼の上を通り、屋根に飛び乗るルパン。 1度入ったことのある天窓(?)を足蹴にして 「クラリス!」 「おじさまぁ。」 「お迎えにきましたよ。不二子ロープだぁ。」 「えらそうに言わないで。」 すばやくロープをたぐり出す。 (ん〜。なぜ不二子がロープを持っているとわかったのか?以心伝心?) 扉が開き男たちがきた! 「不二子さん!」 不二子ちゃん腰もとからマシンガンを撃つ。かっこいい!! 「さ、速く!」とクラリスをロープへ。 クラリス、ロープにすがる。ルパン手繰り寄せる。 (いいねぇ、クラリスは細身だから。ここでちょっと重かったらそう簡単にたくり寄せられないもんね。でも私はコロンボと一緒にぽっちゃり系が好きだなぁ。) 「おじさまぁ。」 「さ、もう大丈夫だ。」 ルパンに抱きつくクラリス。 そのころ不二子は、手榴弾の雨あられ。衛士たちはかわいそうね。 不二子は自力で上がってくる。さすが女スパイ。 オートジャイロが近づいてくる。 「とっつあん!こっちだ!こっちこっち。」 どこへ行くのかわからないオートジャイロ。だって運転銭形だもん。 「そう上手くいくかぁ!」 何とか近づいてくるオートジャイロ。 「よーし。いいぞぉ。あら、トトトトトト。」 さっと流れてしまう車輪。追って屋根を上がっていくルパン。 もうすぐ届くか・・・?そのとき。 ドカーン! ルパンの胸に銃弾が貫通。ネクタイとシャツが吹き飛ぶ。 オートジャイロにも命中。(ということは2つ同時に狙ったのかな?さすが影ジョドー) 息を呑むクラリス。 屋根を転がり落ちてくるルパン。 とっさにルパンに飛びつき落ちるのを止める。 ルパンから血がたら〜と流れる。 不二子ちゃん身を乗り出し、 「ルパン!」 と叫ぶが、途端にマシンガンの雨アラレ。 あわてて引っ込む不二子ちゃん。 「動くな女ネズミ。」ジョドーだ。 「不二子。お前にはあとでたっぷり聞く事がある。ジョドー。ルパンの止めを刺せ。」 銃口をルパンに向けるジョドー。 「やめて撃ってはダメ。この人を撃つなら私も死にます。」 ルパンをかばうクラリス。 「撃て。」 非常にも命令する伯爵。 ルパンに覆いかぶさるクラリス。 弾音とともにジョドーが打つ。しかし上手く狙いを外していた。 「見上げた心がけだ、クラリス。」 キッと伯爵をにらみつけるクラリス。 「指輪を取り戻してここへ来い。我妻になればルパンの命は助けよう。」 迷う、クラリス。 (しかしねぇ、この際になっても「結婚」を迫ってるっていうのはどうだ?なんともいやらしい。まさしくロリコン伯爵。「我妻になれば」って言うより、指輪があればいいんでしょう?それをさぁ、いやみったらしく言うのも・・・。) 「今2人で死ぬのもよし、好きなようにしてやる。」 ルパンはまだ血が流れている。このままでは出血多量でお陀仏だ。 「おじさま、指輪を・・・。」 「ダメだ。クラリス・・・。いけねぇ・・・。」 「襟の裏よ。ルパンはいつもそこに隠すわ。」 と不二子。 「くそぉ。不二子の奴。」 もうギリギリの状態で言うルパン。 クラリスそっと襟の裏を探る。 「指輪です。この方と不二子さんを助けなければ、このまま湖に投げしてます。」 「私を信じろ。指にはめてこっちへ来るんだ。」 「撃ちます。」 ジョドーが口を動かさずこっそり言う。 「指輪が来るまで待て。」 と伯爵もこっそり言う。 クラリスゆっくり歩き出す。 そのとき。 煙を吐いたオートジャイロが接近してくる。 「ルパ〜ン!!」 銭形だ。 一瞬伯爵たちの視線が外れた。 そのときを逃がさず、だっとと飛び出す不二子。 (これがナイスタイミング。これしくじったらもうチャンスはなかった。やっぱりいつも修羅場をくぐってることはあるね。) ルパンを脇に抱え込み、オートジャイロの足にしがみつく。 「うてぇ!逃がすなぁ。」 機関銃をうとまくるジョドー。 ジョドーの銃身にしがみつくクラリス。 (しかしよく火傷しなかったなぁ。あんだけ弾撃ったらかなりの熱もってるよ。クラリス危機一髪。) 伯爵クラリスの両手を押さえる。 「卑怯者!助けるといって!」 「地下工房を見たものを生かして返すと思うのか!」 指輪を奪おうと、クラリスの細い腕をねじりあげる。ついにクラリスから指輪を奪い、クラリスを床に投げ捨てる。 「ハハハハ、ついに我が手にきたか。」 ジョドーも嬉しそう。 オートジャイロを見守るクラリス。 (ブルーの瞳が美しいねぇ。) 炎と煙に包まれたオートジャイロが落ちる寸前になって湖を飛んでいる。 「ルパン、今日のは貸しにしとくわ。じゃぁねぇ。」 不二子ちゃん、用意してあった個人用のグライダーで飛び去る。 ルパン身動き一つできない。 「出番のないまま退却かよぉ。」 次元と五ェ門FIATに乗り込む。 「わぁ、もうダメだぁ。」 「飛び降りろぉ!」 と次元が叫んでも全く反応なし。 そのまま、オートジャイロは樹に突っ込む。 爆発して燃えるオートジャイロ。 そのとき部品と一緒にルパンも飛んできた。 FIATの上で構える五ェ門。 落下するルパンを一瞬のうちに斬る。 ルパンの燃える服が落ち、ルパンはそのまま車の中に。 「つまらぬものを斬ってしまった。」 ニヒルな五ェ門。そんな事言ってる場合じゃないでしょう! 樹の幹に引っかかってる銭形。 「ルパン!俺が捕まえるまでくただんなよぉ。」 じたばたして言う。 さて、ずたずたになったルパンは果たしてクラリスを助けることができるのか!? 銭形はどのように悪事を暴くのか! 次週クラリスの出会いが明かされ、結婚式に乱入! お楽しみに。 つづく。 |