「おいおい 藤村くん ひとりごとが大きいぞ」 アメリカ横断 オクラホマシティを通ってミスターが黙々と3時間走り、やっとアーカンソー州に入る。そして洋さんが運転をすると後部座席から悪魔の囁きが聞こえる。「大泉くんねぇ。 ミスターもすっかり寝ちゃってね。 でね、これ走ればあと40マイルくらい行くとリトルロックって町があんのさ。 ホットスプリングスって言う所があるの。 直訳ですよ。温泉。疲れを取るのに一番いいのはなんだい?」「温泉なの」と即答の洋さん。「これね、君に説明してるわけじゃないんだよ? 独り言だと思って聞いてくれ。 リトルロックの町に入ると、30号線ってのがあんの。 右に曲がると、約80kmでホットスプリングスって町に行くの。 もう一回言うよ? 30号線って看板が見えたら右だ。」って言った後に洋さんが言うのが今日の名言。 |