●建設業
「仕事量はある程度確保されているが、全体に浸透するには至っていない」「地場の中小企業への発注は少ない」など工事の絶対量不足が指摘されていおり、採算面でも「受注競争も激化から厳しい状態」が続き、公共工事については「足踏み状態」との声もあり、第2次補正予算における公共工事の取り扱いへの期待も寄せられた。民間住宅建設については「不透明な雇用状態などの影響で、顧客がローン負担に慎重になっているため、当初期待していた程ではない状況」や「やや好調の感があるが先行き不透明」の声が寄せられた。
●製造業
電子部品を中心に「業況の好転」や「先行きの見通しが立ってきた」との声もあるが、総じて業況の低迷が多く指摘された。また「特殊な技能を持っている組合員の中には明るい兆しが見えるところもある」(金属加工)、「一部好調な所が全体を底上げした感じ」(自動車部品)など企業間格差の指摘も多い。また、製材から「荷動き鈍く、円高傾向から製品単価上昇も見込めない」といった声も寄せられた。
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