1999.10.6号 06:00配信


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商工会議所景気観測・産業別概況(2)
〜11年8月調査結果

●卸売業

 消費低迷の指摘が多く「下げ止まり間はあるが、上昇カーブにつながらない」(総合卸)との見方も寄せられた。また「8月に入り急に暑くなったが、卸業界ではすでに秋物シーズンに入っており効果はほとんどなかった」との声や「円高による中国、東南アジアからの安い輸入品のはんらん」(衣料卸)の影響も指摘された。


●小売業

 天候不順に関する声があった。猛暑の続いた北・東日本からは「夏物好調」といった声が多く寄せられたが「主力の衣料品が前半は順調だったものの、秋物が立ち上がった後半は記録的な猛暑で動きが悪く月を通しては前年割れ」や「気温が高すぎて人の出が非常に悪かった」との声もあった。一方、曇りが多く気温が低めの西日本からは、天候不順によるシーズンものの不調が多く指摘された。


●サービス業

 飲食店から「客数は若干増加したものの、売上げ増につながらない」など客単価の下落が、旅館からは「道路網の発達からか宿泊に結びつかず日帰り客が増えてきた」など客数減少との声が多く寄せられた。また、天候不順の影響から飲食店を中心に野菜などの高騰による仕入単価上昇の影響が指摘されている。

 景気に関する声、当面する問題として、第2時補正予算に対する関心が多く寄せられた。



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