2003.11.19号 07:00配信
世界で活躍している日本人アーティストの『草間彌生』の絵画・コラージュ・オブジェ・映像 と幅広い作品を展示しています。私は、今回初めて彼女の作品を観ました。人によっては「気味が悪い」という感想もあるようですが、その個性的な感覚と色彩のセンスが好きになりました。 子供の頃より『生と死』に非常に興味を持ち、表現者として日本に居ては駄目になると感じて外国に飛び出すのですが、絵画に関しては、初期の作品から現在に至るまで、ほとんど全てのものを『水玉』と『網目』のような模様で表現しています。その、細かくて細胞のようにも見える模様は「クリムト」の作品の中にある赤く美しい模様にも似ていて、時には画面いっぱいに、時には画面の中心の一部にと…いろんな意味をもって妖しく広がっているのが魅力的です。 「感じた、自分にはそう見えた、」という、純粋な心の表現者 だということが伝わってきて楽しめました。 11月24日(月)まで開催 |