2004.9.10号 20:00配信
美食へのこだわりが強く、「一流の料理はそれにふさわしい器に盛られるべきだ」という徹底した造形感覚を貫いた人です。 あらゆる文化人、芸術家との交流を持ちながらも、独自の器に対する表現方法をつくりだし、自由奔放で豪快に表現しています。 この作品展では、とくに陶芸、漆芸などの料理の器に関しては ただただ「この器にはどんな食べ物が似合うのだろう…これでいただくと、美味しそうだ…」とイメージを自分なりの食につなげて観るのがとても楽しい。 彼にとって、器の中の美しい食べ物は、毎日観ることができる、身近で小さな芸術舞台なのか。 |