2002.4.1号 06:00配信

那須の自然が大好きです。 山の表情は毎日違って見えます。今朝は曇っていてよく見えませんでしたが、それでも山の中腹にボンヤリ朝日があたっていてその場所だけが淡いオレンジ色に光っていました。オレンジ色に見えたり、夕焼けに真っ赤に染まったり蒼く浮かんで見えるときも、また水墨画のように墨で描いたような那須山を見ることもできます。そんな那須山とその周辺を紹介できたらうれしい。 家の近くから見える那須山 雪は残ってますが、山の色に春の気配がします。 さて、那須山に行くには東北本線黒磯駅から車で北に５分程走ると左手に那須街道入り口（那須のスタート地点）の看板が見えます。この街道は松並木がしばらく続き、並木を通り抜けると街道の両側に様々な店が並んでいます。どこもゆったりと場所をとっているのでひしめきあうといった感じはしません。ペンション、おしゃれなカフェやレストラン、美術館、ハーブ専門店など。面白いことに、そんな那須街道沿いの看板は色がみなブラウン系でまとめられているんです。 那須街道入り口です。 松林の続く那須街道、新緑の頃がきれい。 茶色のセブンイレブンの看板 自然のイメージを壊さないようにという配慮かららしいです。なのでセブンイレブンの看板も茶色。両側にそんなお店を見ながら上っていくと「御用邸」に続く雑木林。でも（当たり前だけど）立ち入り禁止でした。 御用邸入り口、この奥に洋風の建物があります 帰り道はまた違った林のなかを通ってみました。こちらの街道には、セントミッシェル教会、ステンドグラス美術館などがあります。この教会は地元だけじゃなく、遠くから式だけを挙げにくるカップルが多いんですよ。ハープのミニコンサートなども開かれていて、ステンドグラスのある厳粛な小さな教会でそんな音色に耳を傾ける時もなかなか楽しく、どこか知らない土地に来たような、そしてわたしまでが旅行者になったような錯覚をおこします。最後に　牧場から見た那須連山。牧草の他にハーブなども育っていてラベンダーの咲くころがとってもきれいな場所です。 ステンドグラス美術館 美術館の隣にある可愛らしいカフェ。 セントミッシェル教会 ハープやパイプオルガンのミニコンサートなども開かれます。 お隣の福島県に行く途中の牧場 ここから見る那須連山も好きです。