2002.4.15号 06:00配信
驚くことに那須には「那須の北海道」と呼ばれている所があります。先々代の町長が北海道をこよなく愛し「那須にも北海道を作ろう」ということから出来た牧場です。桜のトンネルのある千振開拓地を抜けると雄大な牧草地が見えてきます。遥か遠くにはスキー場があり、リゾート地がありそしてもちろん那須連山もきれいに見えます。「那須共同利用模範牧場」というのが正式な名称。でも地元では「大谷牧場」と呼ばれ親しまれています。標高500m以上のこの牧場は車を降りると(わたしの家から車で10分ほど走ったところにあるんですよ)まだまだ風はひんやりと冷たく、ここは人っ子ひとりいない見渡す限りの草原。
ここからの眺めが一番いいらしく東屋がありました。木のテーブルと椅子があり、夏はお弁当などを食べることもできそう。
わたしは都会から我が家に遊びにきたお客さまを必ずといっていいほどここに案内してます。8月になると「ベコ祭り」が開かれ、バーベキューやゲームを楽しみうれしいことに「牛糞」の無料配布などもあります。「牛糞」は草花や野菜の肥料になります。 でも、店ひとつあるわけじゃないこの牧場は那須高原が観光客で賑わう季節になってもいたって静か。わたしから見ると、空気もおいしくのびやかな牧場・・どうして誰も来ないのだろう・・と不思議に思えます。(ちなみにこの日、帰りには那須街道のほうに抜けてきたんですが街道は車、車のラッシュでした。どこかでお茶でも・・と思ってもどこもかしこも車でいっぱい) 那須ってこんな穴場もあったりします。写真を撮っていたら、どこからかウグイスの鳴き声が聞こえてきてました。(ようこ) |