2000.5.9号 06:00配信


本間沢窯探訪記

webnews編集部


▼この日窯出しされた陶器

▼窯の中にもまだ入っていた。

去る5月3〜5日、湧別町芭露の本間沢窯で窯出しが行われ好天の陽気にも誘われて訪ねてみました。道すがら、早春の雪解け水が沢を流れるさわやかな音が響きそれだけですがすがしく心が洗われる思いです。その本間沢のほとり、離農農家に登り窯をしつらえて日常食器を焼いているのが本間沢窯の鈴木さんです。

連休中の窯出しとあって、すでに数台の車が先着していました。庭先には放し飼いの犬と鶏とが仲良く走り回り、作品を見て回るお客の足下をにぎわします。作品はどのくらいあるのでしょう、小皿からおおぶりの器まで所せましと並んでいます。わたしは毎年少しずつ日常に使う食器をそろえていくのが楽しみで、この窯出しも年中行事になってしまいました。今年は昨年にくらべ、種類も品数も随分多かったような気がします。

ここで本間沢窯の主人、鈴木義隆氏について若干紹介しましょう。

鈴木義隆 略歴

1951年

東京都生まれ

1976年

萩焼濱中月村氏に師事

1983年

斜里町峰浜に共同で斜里窯を開窯

1995年

斜里窯を独立

1995年

湧別町芭露にて本間沢窯を開窯

斜里窯のころの作品も持っていますが、だんだん焼きものを楽しむようになってきたのではないかと個人的には感じています。年に数回、展示や即売を行うということなので、またお知らせできると思います。次回は作風についても書けたらと思います。どうぞ、お楽しみに。



●記事に対するご意見・ご感想は
「編集長の掲示板」にお寄せください。

総合index話題index



Home
(C) 1999 Webnews
ご意見・ご感想・お問い合わせはwebmaster@webnews.gr.jpまで