(ギャラリー申込書記載の本人のコメントより)
栗山子峰(くりやましほう)書道会の作品に対するねらいは
1. |
生き生きとした線で迫力があり、個性がにじみ出ていること。
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2. |
線が紙面だけでなく、空間にも働き、全体が一つとなって響き合っていること。
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3. |
基礎、基本の技術を要する筆の働き(開、閉、捻、転、弾)すべてが駆使されていること。
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また、基礎、基本を多様に発展するという風にとらえているので手本の形を真似させることはしない。学習過程の指導と、形という結果をつくりだす原因にメスを入れての指導に重点をおいている。具体的にいうと、
1. |
毛筆のはたらきを100%生かす |
2. |
リズムをたいせつにする |
3. |
脈(一字の中で一字一字のつながりのなかで全体として)が筆の運びの上で又、気持ちの上で切れないようにする。
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など、一つ一つの文字を大切にすることもよいが、作品とする場合は人生と同じように全体の中での一つととらえた方がもちつもたれつ関係で全体が一つになって良い作品が生まれる。結果という手本の形を真似させるのではなく、結果を生み出した過程に目を向けた指導に重点を置いている。
●会場:NHK北見放送局 NHKぎゃらりー(北見市北斗町2丁目)
●期間:平成12年5月10日(水)〜5月16日(火)
●内容:39点
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