2004.8.4号 09:00配信
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| 2004/8/4（水）― こま ― 〜CRAZY FINGERS REVUE vol.1〜 今回は思いっきり「リクオ」についてコラムしちゃいます！ 7月28日、リリースされた『CRAZY FINGERS REVUE vol.1』は4月に4ヶ所（だっけな？）の会場で行われたライブを収録したライブ版。既に「Piano forte」と言うアルバムが出ているんだけど時を待たずにさっさと出しちゃったライブ版。「あの日の感動が覚めないうちに！」ってカンジだろうな。 …なーんて言ってられないんだよ。 9月には東京・名古屋・大阪で『REVUE vol.2』が始まる。 行けない人は、ライブ版を聴いて「行ったつもり」になるとイイね。 （くやしーーーっ！） さて、この「CRAZY FINGERS」とは何ぞや？と思ってる方も少なくないでしょ。直訳すると「熱中する指達」かな？その「指達」ってのは、5人のピアノマンが集まってるんだ。まずは、こまちゃんが愛する「リクオ」、佐野元春さんのバックでピアノを弾いてる「Dr.kyOn」、奥田民生さんのツアーに参加している「斉藤有太」、ウルフルズのバックでキーボード弾いてる「伊東ミキオ」、山崎まさよしやスガシカオのツアーに参加してる「YANCY」。第一線で活躍しちゃってるミュージシャンの集まりなのだ。 で、誰がこんな事はじめちゃったのかと言うと リクオさんとDr.kyOnさんなんだなぁ〜 リクオさんは、以前から「TOKYO MUSIC SALON」とか「ハプニングデイズ」とかイベントを自分でプロデュースしていたんだけど、他にも「ピアノマン・ナイト」ってのをやってたんだよね。ピアノマンが何人か揃って演奏すると言うカタチ。その流れで尊敬するDr.kyOnさんとはじめたのが「CRAZY FINGERS」なのだ。メンバー選びには時間がかからなかったそうだよ。他の3人の名前がスグに浮んだんだって。 去年の10月に、佐呂間でリクオライブを開催する事が出来て少しお話する機会があったから「帰ったら、レコーディングですかぁ？」なんて聞いたら「そーだね」って言ってたのを思い出すけど、そのレコーディングって、この事（CRAZYFINGERS）だったんだなぁ〜って思うと私って鋭い？…なんてね。ある日、アルバムが出る！って言う情報をオフィシャルサイトで知った時は「えーっ！ソロじゃないの？」って、ちょっと残念だったんだ。（…全然、鋭くないじゃん！） リクオさんって、以前にバンドを持っていたんだ。「THE HERZ」って言うバンド。ドラムの坂田学さんとベースの寺岡伸芳さんがメンバー。 一昨年だっけな、5月に無期限の活動停止になっちゃったんだけど、このバンドは、いままで見たことも聞いたことも無いカタチのバンドだったんだ。とても外国チックでね、聞いてて日本人の作ったモノっぽくない。んで、ラストライブに東京まで行ってきたんだけど、すんごく雰囲気が都会チックで音楽はダンスミュージックで、メンバーはとても生き生きしてた。そしてお客さんがすごいね。ノリが田舎とは違う。それぞれがそれぞれのスタイルで楽しんでしまうんだ。びっくりこいたね。じーっと見つめて動かない人。踊り狂う人。両腕を高く上げて手拍子する人。ビール飲む人。タバコふかす人。そんな中に、あの「ハナレグミ」の永積くんがいたんだよねー。私のスグ後ろにいたらしいんだけど、そんときは分らなかった。ははは。 それがどうした？ってカンジなんだけどバンドが活動停止してからね、リクオさんはそれまで同様、いろんなミュージシャンと共演してきたんだ。「THE HERZ」の仕掛け人でもあるプロデューサーのヤマサキテツヤさんと『MELLOW BLUE』を作っちゃったときは、もぉ〜イヤラシイくらいとろけちゃいそうだったわ。リクオさんの色っぽさと切なさをドバーンとさらけ出しちゃったもんね。その後にリリースしたシングルの『美しい暮らし』には、驚いたけどね。この線で、盛り上げて行くのかな？って思ったけど、そうじゃなかった。東京のライブハウスで隔週でゲスト迎えてイベントやったり、いろんなライブやコンサートにも参加したり、いつものようにソロでツアーやったりと独自の体制で精力的に活動してたけどやっぱりなんか物足りなかった気がしていたのだ。 それが、今回、こんな「熱中する指達」って言うピアノマン5人と、ピアノやキーボードが5台揃ったライブイベントが始まってそれがまた、とんでもなく迫力あって、楽しくって、踊れちゃうモノ作っちゃって！リクオさんってば、すごいなぁ〜ってどんどんレベルアップしていく。惚れた欲目なんだろうけど、やっぱしすごいなぁ〜って。思う。 リクオさんお得意の「ピアノライダー」とか、Dr.kyOnさんの「魚ごっこ」は両手放しで楽しいし、ピアノ対ピアノの競演も聞き逃せない。私が好きなのは、斉藤有太さんの『モンキー』で、キーボードだと思うんだけど、深い海から波が押し寄せてくるような演奏に耳がダンボ。YANCYさんの『EASTERN＆WESTERN』や『トラベリンマン』は、緩やかに聴けるけど、ジワーんと染み入る曲。伊東ミキオさんの『JUST WALKIN'』 リズミカルでノレるブギーな曲。そして、5人で競演する『恋のYEA YEAH BOOGALOO』は、演奏者もお客さんも一緒に踊ったり唄ったり出来る最高のダンスミュージック。だと、思う。他にもまだまだ、聴いていると自然と体が動いてしまう、痛快な曲がぎっしり詰まってる。 それはまるで、街沿いの店に一人のピアノマンがやってきて、鍵盤叩くのに熱中しているとまたピアノマンがやってきて、楽しそうに競演してたら、増殖するように一人、また一人と集まってくる感じ。そして、そんな楽しそうな姿や音に、惹きつけられるように人々が集まって、いつのまにか人々は彼らを取り巻いて踊ったり歌ったりの大騒ぎで、ストリート・ライブとなる。みたいな。かっこえぇ〜♪ で、そんな大騒ぎの場所に、ピアノで弾かれる「猫踏んじゃった」で踏まれつづけた「猫の怨念」がやってきてピアノマン達に見方してくれてるんだって。楽しくって、踏まれつづけた猫ちゃんたちも一緒に踊っちゃうんだろうね。それが、ジャケットのイラスト。CRAZY FINGERSのキャラクターなんだよ。CRAZY FINGERSって、そんなやんちゃで愉快でクレイジーなユニットなんだ。 もうすぐ REVUE vol.2 が始まる。vol.3、4 と、続いて、定着していって欲しい。 リクオソロが、どんどん変化していくための「刺激」になる事を期待したいな。 みんなも、聴いてみて♪ ※資料として読んだ雑誌。 「キーボードマガジン」「プレイヤー」 ※資料として聞いたCD リクオ『heavens Blue』THE HERZ『GROOVE FACTORY』 CRAZYFINGERS『REVUE vol.1』 |
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