2003.6.16号 03:00配信
久しぶりに前任地の遠軽地区・丸瀬布町に行って来た。ちょうど「藤まつり」が開かれ、遠軽高や丸瀬布中の吹奏楽演奏会、野立てなどがあり、結構なにぎわいだった。ビール片手に各会場を回ってみたのだが、在任時代の知り合いから声を掛けられ、「会社辞めたの?」「いや・・・」などとたわいのない会話?を楽しんだ。 会場は丸瀬布町市街地を見渡せる小高い山の中腹。晴れ渡った空の下にひろがる町を眺めると、「やっぱり地方はいい」と改めて思った。 緑が豊か、自然が豊富。川も流れ、車で1時間ほど走らせればサロマ湖やオホーツク海もある。そして何よりも、そこに住む人たちの顔がいい。 札幌に赴任してから、満員の地下鉄に押し込まれ、喧噪の中に自分を置くと、何だか歯車の一つのような感じがしてならない。知り合いに聞くと、丸瀬布にもそんな都会の生活に嫌気を感じ、山間の丸瀬布・武利地区に移住してきた人も10人ほどいるという。会社を辞める大きな決断がいるが、そんな人たちの気持ちが分かるような気がした。 (札幌特派員・ぴかちゅ) |