2004.5.22号 14:00配信
同じ部署の先輩が今月末に結婚式を挙げます。部の同僚が、家族や友人から寄せて貰った写真や記事、与太話を盛り込んだ「結婚新聞」を製作する姿も見られます。 本人にとっては非常にうれしいんでしょうねぇ。姿を紙面にしてもらえるんですから。それに新聞の「主役」になれるんだし。 実は小生も一度だけ、新聞を作ってもらったことがあります。遠軽から異動するときに他社の方にA3判1ページの「さよなら新聞」。何部刷ったのかもう憶えていませんが、管轄7町村にばらまいてもらいました。 他社の方が小生の生活ぶりをおもしろおかしく書いてくれて、傑作。だいぶ苦労したようですが、「作っちゃる!」と言われ、ちょこっと取材を受けました。主役になれて大変うれしかったです。まだ取ってあります。過去の支局員は現地で結婚されているか、妻を連れてきているため、主見出しは「支局生活最後まで独り」でしたか・・・・。 翻って考えてみます。 最近のどの地方面でも、「ひと」が主役になった原稿、あんまり見かけません。「主語」が「役所」の話が多いのに気づきます。一日中役所回りをしていたら、埋まりそうな記事ばかり。役所の話は大事なのはもちろんですが・・・・。 「こういうことをやってる○○さんがいる」といった始まりの記事や、「こんなことしてきた○○さん」・・・。読みたいですねぇ。どーんと扱われて、その人にとっては大切な新聞になるはず。 何が原因なのか考えるべきだし、バランス云々も、小生も考えなくてはと思っています。「お前もきちんとやってきたのか」と責められれば、それまでですが、新聞を製品にする立場からすれば、考えるところ多し−なのです。ハイ。 (札幌支局長・ぴかちゅ) |