2004.11.5号 09:00配信
オホーツクの上湧別町で住民グループが「5町村」による法定合併協議会を求める住民発議を起こしました。 以前にも書きましたが、かつて遠軽地区7町村と呼ばれた地区は、遠軽、生田原、丸瀬布、白滝の4町村と上湧別、湧別、佐呂間の3町村と分かれて合併法定協議会を設置。4町村の方は、協議会での議論を終え、あとは各町村の議会での議決を待っている状態。3町村は議論の最中です。 この上湧別のグループは上湧別町内でも遠軽町に近い、町内上湧別や開盛地区の住民や農家が中心となって結成。「4町村」に上湧別を加えた「5町村」での法定協議会設置を望み、5町村の法定協議会を問う住民投票にこぎ着けた訳です。11月7日に投開票が行われます。 一方で、上湧別町内でも中湧別地区の住民らはこれまで通り「3町」での合併協議を進めるべきだ−として、チラシをまくなどの運動を展開しているようです。 先日、地元新聞が報道した記事、中でも、写真を見て驚きました。 「5町村」を主張して住民投票を起こしたグループが町内に事務所を設置したという記事なんですが、写真にはよく首長や議会議員の選挙事務所で見られる「為・・・・・」(町長選では「為、○○○○殿」と書かれます)との張り紙が、さらに「期、五町村合併」との大きな張り紙が貼られている様子が写っていました。そのうえ、その張り紙の下には、選挙で当選したときにあけられる日本酒の一升瓶が入っていると思われる箱が数個ありました。 相手の3町の事務所があるかどうか知ることはできませんが、何だかおかしく思っています。まるで町長選挙のようにも写ります。選挙、好きなんだねぇ〜〜〜〜。 両派とも各戸にチラシを入れて主義を主張していますが、どうせなら街頭演説でもしなかったのかなぁ〜〜。 たった一枚の記事の写真ですが、今回の住民投票の「本質」を示しているような感じがしたのです。 (札幌支局長・ぴかちゅ) |