2005.2.21号 10:00配信


住民投票、何とも・・・。

(webnews札幌方面支局長・ぴかちゅ)



佐呂間、湧別で「上湧別、佐呂間、湧別」の3町の枠組みを問う住民投票が20日ありました。
投票率は佐呂間が71・97パーセント、湧別が79パーセント。佐呂間は過半数が合併に賛成。しかし湧別では「反対」の票が400票近く上回り、合併しないことを選択。この住民投票は、以前も書きましたが、結果は議会、首長が尊重することとあり、これにより、3町での協議は白紙になる見通しになりました。

何とも、う〜〜んです。

湧別では反対、賛成派が完全に泥仕合になってるとこの間の「独り言」で書きました。僕は、今回の判断。湧別の町の人たちの判断が誤ってると思います。僕は二次合併にむけて、合併を選択し(広域連合がこの地域は立ち消えになったので)ておくべきだったのではないかと思うのです。

かつて遠軽地区7町村でまとまっていましたが、遠軽など4町村の山側と、佐呂間、上湧別、湧別の3町に二手に分かれて合併論議を進めていました。

話を聞くところによると、反対派は相当激しい「合併反対」論を打ち出し、特に佐呂間町とは「合併は無理」とぶちあげました。出回ってるちらしや文書には感情論に終始。

「湧別の名前が消える」と一部の声の大きい人たち、年寄りの元町議連中やジジイの町長選候補者がかなりな反対運動を繰り広げたと聞きます。まるでこういう「選挙みたいな」運動をおもしろがっているかのようにも見えました。反対派は「町の将来を考える会」という名前ですが、本当に「将来を考えているのか」とも疑念を持ちました。

将来、また合併しようとしても、これだけの運動。佐呂間や上湧別では「湧別は『怖い』」。と二の足を踏まれるかも知れません。現にメール交換している佐呂間の人からは、「湧別が怖い」という声も聞かれました。将来にこの投票の運動自体、将来に大きな禍根を残してしまったと思います。

湧別と同じ轍(てつ)を踏んでほしくないです。正直。残った上湧別、佐呂間。何とか、町の「将来のため」に頑張ってほしい。ジジイ連中の合併反対運動には引導を渡して・・・さ。特に若い人たちがまちづくりのために動いてほしいです。

「反対派」のチラシにありました。「合併に反対。母村、湧別を守ろう」と。果たしてこれで湧別を守り抜けたのか・・・・・。

反対運動を繰り広げた、中心メンバーの人たちに聞きたい。まさか反対をあおっただけではないでしょうね。
「この先どのように町の将来をつくろうとしてるのですか」。

(札幌支局長・ぴかちゅ)






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