10月1日に4町村が合併した新「遠軽町」に行って参りました。 (札幌支局長・ぴかちゅ) 紅葉がとくにきれいでした。今年はやや遅いのでしょうか。 白滝の国道沿いからの風景です。列車が走っていればヨカッタのですが・・・・。 札幌では見られない風景。ほぼ1年ぶりの訪問に心を躍らせてしまいました。 生田原、白滝、丸瀬布の役場は合併でなくなり、代わりに遠軽町の支所となりました。 親しくしてもらった職員を訪ねたのですが、建物の中はずいぶんと閑散としていました。 白滝は、1階部分でほぼ完結。生田原役場もスカスカ・・・・。生田原では11人が本所に 異動となったようです。 庁舎に掲げられた垂れ幕の文言「祝:新遠軽町誕生」が空しく風にたなびいています。 (上:遠軽町白滝総合支所。下:遠軽町生田原総合支所) 下にあるのは、生田原総合支所に勤めるある職員の名札。 顔写真入りになりました。 右下のピノキオは旧生田原町のカントリーサイン(道路沿いの自治体同士の境界に掲げられている イラストの入った看板)。 話によると、本所の遠軽に異動となった職員も、各町村のカントリーサインの入った名札を掲げて いるようです。 つまり、「出自」がひと目で分かる−ということです。いいのか悪いのか・・・。 本所で「あの人は生田原から来た・・・さん」という風に見られるんでしょうか。 ヘンだぞなぁ〜〜。 遠軽町本所にも行ってみたのですが、こちらは人が増え窮屈になりました。 窮屈になっただけでなく、ある職員と話したのですが、あまり各町村の職員でうまく行っていないようです。 他町村は遠軽任せにしているだとか・・・・。愚痴を聞かされました。 そんなの聞かされても仕方ない。しっかりやってもらわなけりゃなぁ〜。 役場同士、意外と溝はあるんですな。 着いたその日に飲み会があったのです。旧生田原の人たちと。 その人も言っていたし、 ちらちらと思ったのですが、合併で他町村の住民は同士付き合い方が変わるわけでもないです。 結局のところ、役場の合併だったと思うのです。 役場職員はこうした「出自が分かる名札」を掲げて、(今のところ)ぎくしゃくしながら仕事を続けていますね。 さらに、町村長、助役、収入役、教育長といった特別職。 合併により失職したのですが、 「あの人はどうしたの」と聞いてみると、「地元を離れ、再就職して釧路管内で勤めているらしい」と、 まるで「腫れ物をさわる」かのように答えが返ってきました。 小生がその町にいた頃、茶を飲みながら、「合併でどうなるんでしょうね」や、仕事外のよもやま話をしていたことを思い出し、 ちょっと感慨深くなったというか、こういうのをなんと表現したらいいのでしょうか。 浦島太郎になったというのでしょうか・・・・・。ちょっとセンチになりました。 一方で、これまた面白い。新聞にも出ましたが、失職した町長の一人が、 新「遠軽町」の町長選、ではなく、議会議員選挙に出馬します。 ある人から後援会のパンフレット(写真上)をもらったのですが、なかなか・・・・。 「地元の声を遠軽の中心に届ける」というのがうたい文句のようですが、 それなら町長選に出るのが筋だと思います。節操がない−ということは こういうことなのですね。 遠軽町のコスモス畑(写真下)。ちょうど見ごろでした。 意外にも結構な数の観光客。入り口にはハサミがあり、 好きなだけ切って持って帰られます。小生も抱えるほどの花をおみやげに して持って帰りました。 |