2005.11.3号 11:00配信
11月1日の朝、東京証券取引所で株の売買のシステムがダウンしました。 午後から復旧しましたが、全面的に取引が止まったのは初めてだったといいます。 新聞の夕刊にも商況欄があります。 当日、出勤していたのですが、東証が止まってしまえば、弊社では通信社から商況欄に入ってくる株価のデータも当然入らず・・・。 紙面制作、その日はどうするのだろうと、地方版を組みながら考えてました。 さて各紙夕刊の反応は? 各紙とも「おことわり」を掲載したうえで、道新は、商況の掲載を見送り。読売は東証の代わりに大阪証券取引所のデータを掲載。朝日と毎日は商況すべての銘柄に、「−」(横棒)を入力しました。 どれが正解というわけではないのですが、僕は、朝日・毎日新聞の対応のほうが好みです。各紙1面には証券会社の電光掲示板に株の取引がストップしている「−」が記された様子が写されていましたが、新聞を読む人にとってはその写真だけではピンと来ないというか・・・。 でも商況欄の「−」がずらりと並んでいるページを見ると、何が起きたのか、紙面を見ればすべてが分かるし、新聞の「記録性」から見ても、衝撃度は「−」がずらりと並んでいる紙面を見た方がわかりやすいからだとおもうのです。 (札幌支局長・ぴかちゅ) |
1日の朝日新聞夕刊。中央上には「東証システム障害のため株価が空欄となってます」との 大きな見出しと、下には「−」(横棒)がずらりと並んだ東証第1部の紙面となっています。 |