2007.3.29号 13:00配信
佐呂間町の住民が発行しているメールマガジン「ほぼ週刊さろま」の コーナーで堀次郎佐呂間町長が、サロマバタフライというハンドルネームで寄稿している「町長のつぶやき」が、 今週配信された第349号でいったん休止することになりました。 その号で「少し休ませていただきたい」と書いてあったのです。 ほぼ週刊さろまは2000年7月28日発行。「ほぼ」とついているのにもかかわらず、 毎週欠かさず発行しています。 町内の話題やら、農漁業の話題など住民の視線で書かれた記事が満載。 「つぶやき」も毎号掲載されていました。 小生、そのメールマガジンの立ち上げにもちょっぴりだけ立ち会ったのですが、 ここまで続いているとは敬服というのが正直な感想。 さらに毎号、欠かさず、出張先からもファクスで編集長のところに提稿していたと いうのですから。熱の入れようが伝わってきます。 そのコーナーで小生がいちばん思い出に残っているのは、 佐呂間町で生産された乳牛が2001年に国内初のBSE(牛海綿状脳症)感染牛と診断された騒動 の時でした。 佐呂間町など、弊紙で「遠軽地区7町村」(当時)の記事執筆を担当していた小生にとって 街全体が騒然とした出来事でした。 多くのマスコミも街に大挙をなし、さまざまなことで風評被害も甚大だったと記憶しています。 「つぶやき」のコーナーでは町長でありながら獣医師でもある立場から 町民に冷静を呼びかけたり、検査態勢の強化などを6回にわたり訴えていました。 そのほかにも一住民として、漁業、農業など季節の移ろいに応じた話題を執筆していました。 首長の声をこうしたメールマガジンの形式で、しかも住民が編集して、住民の声を交えて伝えたのは 佐呂間町の「ほぼ週刊さろま」が、さきがけではないかと思います。 「休止宣言」は寂しい気もしますが、致し方ありません。 「書きたい」と気持ちが募れば、また戻ってきてほしいな、とも思っています。 (札幌支局長・ぴかちゅ) |