2007.7.5号 19:00配信
娘の体調がよくなく、小児科へ行ってきました。 前日夜から軟便が続き、今朝は水状の下痢に。 熱も上がってしまったのです。 食欲はあり、機嫌も悪くないのですが、なんせまだ1歳ちょっとですから 言葉は発せられません。それだけに、心配になったのです。 さて、娘をベビーカーに乗せて近所の医院に行きます。 子どもは「お散歩」と思ったのでしょうか、脚をばたばたさせて大喜びです。 小児科へつきました。 玄関を目にすると「この間、予防接種で痛い目に遭ったところ」という意識が働いたのでしょう、急に不安げな顔をしました。 受付を済ませ、先生の顔を見ると「ビェー」と断末魔のような声を上げて大泣き。 聴診器を当てただけなのに、さらに声はひどくなるばかり。 数分で診察は済み、持ってきたおむつにくるまれた大便を見て「ウイルス性腸炎の疑い」という診断。 待合い室では泣きやんだのですが、娘は「(お散歩に連れて行くと)だましたな」という表情をしているように 思えました。 処方された粉薬は苦いらしく、薬局で甘い味のするゼリー状のオブラートを買い、帰宅。 そのゼリーに挟んで薬を飲ませました。甘いせいか抵抗はなく・・・。 「済まぬ、体を壊させてしまった」と謝りながらも「だまして」スプーンで薬を 口に入れていきました。 薬を飲ませ、食事を済ませ寝かせていると、ふと小生の幼少のころを思い出してしまいました。 実は小生、小さい頃は体が弱く、小児ぜんそくの発作で何度も救急病院に担ぎ込まれたりしたそうです。 親から聞いたことがありました。 薄らと記憶はあるのですが、あの時に飲んだ薬、異常に苦かったのは鮮明に覚えています。 錠剤だったのですが、当時、錠剤は小生、飲み込めなく(なぜだったのでしょう???) 歯でかじってしまってました。(粉薬の方が飲めたらしい)。 オレンジ色で、所々に白色の粒々が混じった錠剤。手に取ると苦そうな臭いがして、とても嫌だったです。 でも、親から「飲みなさい」と言われて渋々飲みこんでいました。 それはさておき(話がそれました)、小生のようにぜんそくが起きたときを振り返ると、 子どもが体調を崩したとき、親はどう思っていたのか、 その気持ちが、今になって少しですが、分かってきたような気がします。 (札幌支局長・ぴかちゅ) |