2007.8.17号 21:00配信
新聞やテレビでご存知の通り、札幌に本社のある「白い恋人」などの銘菓でおなじみの「石屋製菓」が、 白い恋人の賞味期限を偽装(改ざんとしている新聞もありますが、あえてここでは「偽装」という表現で) したり、アイスクリームの中に大腸菌群が入っていたのを密かに処分していたと報道がありました。 う〜ん。 個人的にはアイスクリームの大腸菌検出の方が怖い・・・。 だって7月廃棄分の4トンのうち8割から検出されたといいますから・・・・。 食中毒が怖いね・・・。 それはさておき、食を子どもに与える立場になると(そうではなくても)、 考えさせられる事件です。 子どもは親のくれる食べ物を信用して食べて、大きくなる。 一方、消費者は作ったメーカーを信用してお菓子などの食品を食べる。 食品は口に入るもの。命を左右することはたやすいこと。 言葉が乱暴になりますが、食品メーカーにしろ、親にしろ 食物を与えたり売ったりするときに毒物を入れて人を殺すことだって出来る。 これは過去に起きた大事件で立証済みです。 そういうことを今回の石屋製菓は甘くみていたのではないか。と思うのです。 食育だとか言われている時代に、しかも商工会議所の幹部までも務める社長が賞味期限延長を 黙認していたというのですから・・・。 白い恋人の賞味期限延長が「実害がなく」ても、ちょっとおかしいのではないか。 道内の銀行がその製菓会社を支援するという報道がありました。 でもこういう支援が逆に甘えをつくってしまうのではないか。 最近の「何でも応援しよう」報道にも考えてしまうのですが、 道内の銘菓、トップだから支援という構造がなきにしもあらず・・・。と思うのです。 個人的にはこういう企業はいったん「退場」していただいた方がいい。 その後に再出発すればいい。 冷たいようだけど、そう思ってしまったのです。 食品会社は命をも扱うことを忘れてはならないのです。 (一消費者のぴかちゅ) |