ほぼ週刊さろま2002.7.3 10:00発行 第102号

◎「ほぼ週刊さろま」いますぐ登録
http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html

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 ■◎▲.....W E E K L Y  T H E  S A R O M A......▲◎■
 ▽◆○...............ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま...............○◆▽
 ●□★...................2002.07.03  No.0102.................★□●
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

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【巻頭言】                                                    byももっち
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サロマの一大イベントとなっているウルトラマラソン。出場選手はもちろん、実
行委員やボランティアの人、沿道で声援を送る人や仕事で駆けつけられなかった
人、皆それぞれの感じ方を持って、その幕を下ろしました。

6月30日早朝、スタート地点に向かう私達の目に顔を出した湖面に浮かぶ朝日。
新しい希望に満ちた太陽が見守る中、過酷なレースがスタートしました。今週号
は、スタッフ様々な立場で、ウルトラマラソンの感動を伝えています。

町が興奮の渦にいる中でも、農家の方々などは、忙しく仕事に追われていました。
畑にゴロンゴロンと転がる牧草ロール、翼を広げたスプレヤー、北海道らしさが
満載のサロマの大地に抱かれて、沢山の方々が「また来年サロマで会いましょう」
を合い言葉に帰郷しました。

 ◎・・サロマ湖100kmウルトラマラソン当日の朝日
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_iku.html

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【町長のつぶやきコーナー】              byサロマバタフライ
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 ●・・感動をありがとう。

今年で第17回目を迎えたサロマ湖100キロウルトラマラソンも多くのドラマ
を描き無事に終了した。

このイベントも17回目ともなると、さすがに全国的な行事として認知されたも
のと思う。今年の参加者は今までの最高記録で、100キロに2310人、50
キロの部には389人で合計では2708人のランナーのエントリーであり、更
に今年も47都道府県のすべてからの参加であった。

当日は朝から晴れ上がり、見事なサロマンブルーの一日であった。ちょうどその
前の週は知床峠に雪が降り交通止めになったため、心配していたが関係者も安堵
した。しかし、ランナーには少し暑かったかもしれない。

毎年のことであるが、このマラソンに参加する人たちの年齢層は実に広いのが特
徴である、ちなみに、今年の最高齢者は男性が80歳高知県から参加の青木さん
が100キロに、女性では72歳埼玉県から参加の持田さんが50キロに。そし
て、もっとも若いランナーは20歳の女子学生、彼女は琉球大学在学中の佐呂間
町出身であり、この“ほぼ週刊さろま”のレギュラー“小梅”(尾崎千恵ちゃん)
です。

高知県から参加された80歳の青木さんは60キロの関門でタイムアウトでリタ
イアされましたが、お伺いしたところ今回で8回目の参加で5回完走をしたとの
ことでした。非常に明るい表情で休んでおられたのが印象的でした。

今年は、6割ほどのランナーが完走をしたとのことですが、それぞれのランナー
が100キロ、50キロにいろいろの思いを抱きひたすらゴールを目指している、
その目的を何とか果たしてあげたいと、多くの関係者やボランテヤのサポートに
は頭の下がる思いである。

今年も100キロという距離と13時間の間に多くの感動のドラマを残して大会
は幕を閉じた。毎年この大会には国際ウルトラランニング協会のキャンベル会長
が来ておられ、サロマのコースは世界一であり、大会を支えているサポータも素
晴らしいと感銘しておられた。そして、平成17年の20回大会を是非世界大会
に併せて欲しいとの要請を受けたので今後、サロマ湖三町で協議する事とした。

全国から参加されたランナーのみなさん、大会を支えてくれた多くのサポーター
のみなさんほんとうにありがとう。

 ◎・・50キロのスターターでもあるサロマバタフライさん。
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_batahurai.html

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【サロマ湖 浜だより】                     by海坊主
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 ●・・エビ漁の解禁

100キロマラソンも無事に終わったようですが、例年だとずっと沿道で応援し
てたのですが、今年はエビ漁の籠入れ日でもあり2時半起きだったこともあり、
朝食後ちょっと横になるつもりが・・・。家の2階からの応援となってしまいま
した。

上記のとおり、いよいよ始まりました、サロマ湖の夏の味「しまエビ」の漁が、
1日から解禁になりました。去年は不漁ぎみでしたが、今年はまだ2日しかたっ
てませんが、順調に水揚げがあるようです。ただ輸入ものの影響か、値段は例年
よりは安くなってるようですよ。是非、夏の旬の味「しまエビ」を味わって見て
はいかがでしょうか?

エビ漁だけでなく、養殖ホタテの出荷も先週から少しずつですが始まったようで
港は外海の底建て網漁のホッケも順調な水揚げが続いており、賑やかになってき
ました。

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【あれは30年前】〜昭和47年6月号「広報さろま」より     byDon
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┌───“ヒァー冷たい だが元気に水しぶき”〜町営プール開き〜────┐
│                                  │
│つめかけた児童がまだか、まだかと待ちわびる。            │
│今日は、町内いっせいのプール開き。例年より10日以上早いが、ようやく│
│夏型の天気になってきたのでプール開きを行いました。         │
│当日は、まだ肌寒い天気でしたが、元気によい子たちはジャボンジャボンと│
│飛び込んでいました。                        │
│また、若佐、浜佐呂間もいっせいに開場されました。          │
│夏の終わりには、みんな真っ黒で元気な体になることでしょう。     │
│                                            │
└──────────────────────────────────┘

 ◎・・記事はこちら
    http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_07_pool.pdf

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【今週のお知らせ】                       byなおき
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7月 3日(水) 寿大学         町民センター     10時

         たまご教室       町民センター     10時

         図書館講座       図書館        19時

         IT講習会(基礎講座) 浜佐呂間中学校    19時

7月 4日(木) 心と体のリハビリ教室  若佐コミセン     10時

7月 5日(金) 運転免許証更新時講習会 町民センター     17時

         IT講習会(基礎講座) 浜佐呂間中学校    19時

7月 6日(土) チャリティダンスパーティー 町民センター18時30分

         マークテスト事前講習会 スター        19時

         水泳指導日       スター        19時

7月 7日(日) マークテスト事前講習会 スター        19時

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【特別寄稿】〜読者からの投稿を3回に分けてお届けします。   by斑鳩の蛙
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 ●・・「サロマ湖口でのキャンプ」

(先週号の内容はこちら)
           http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_kikou1.html

翌日、植物にも生物にも興味のない私たちは、ただ暑さと炊飯の手間に嫌気をさ
して、テントのなかで身体を横にしていた。夕風のなかに、「飯を始めるぞ」と
当番から声がかかった。ところがMが突然にお腹が痛いと言い出してうずくまっ
た。盲腸か単なる腹痛かーー。冷や汗をかいているので危険なようにも思えるが
どうにもならない。タオルを腹部に当てて冷やした。その夜、話し合いが続いた。
はるか対岸の浜サロマまで緊急の連絡をする係は、船頭の親戚であるH(地質学
とは別の友)と、この中で一番健脚かつスポーツマンと自負する私(K)とに決
まった。

二人は早朝5時に出発した。あの対岸まで何十キロあるのか分からないが、とに
かく行き着かなくてはならない。飯盒に入れた水と握り飯をもってテントを離れ
た。途中でどちらかが倒れてしまった場合を想定して、水だけは大切にしようと
話し合った。砂浜にそって歩くのだが道はなかった。左手の小高い丘の向こう側
にはオホーツク海がいつまでもあった。時おり小さな花をつけた野生の妖精たち
が密集している。二人はそこを黙って通り過ぎた。

Sは、さもサロマ湖の同胞のように話し出した。
「俺たちがキャンプを張った砂洲の先端には湖口があっただろう。あそこから新
しい潮の力が毎日押し寄せてくるんだ。あの湖口が太いか細いか分からないけど
この短いパイプがサロマ湖のいろんな顔を示しているのだ。「摩周湖は神秘な性
格だけど、ここは人間と共存できる優しい湖さ」

もう20キロくらいは歩いたのだろうか。距離感を全然つかめない。ただ砂浜の
歩行(現在はキャンプ地のあたりをワッカと言って、そこまで道がついており容
易に行けるらしい)に足は疲れていた。12時だから歩きながら握り飯を食べる
ことにした。

         (続きはまた来週のお楽しみ・・・)

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【キリンのぶつぶつ】                      byキリン
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 ●・・6月30日(日)

今日は、100kmウルトラマラソン。オホーツク沿岸は晴天。

昨年に続き、好天に恵まれたランナーにはちょっとキツイのかな?100kmの
部には約2,300名、50kmの部には約400名の選手が参加の手続きをし
ていました。気温の上がるサロマ市街からの50kmのランナーには(サロマ町
は盆地なので、市街と浜の沿岸ではかなり気温が違います。)アスファルトの照
り返しもあって厳しいスタート。ワッカ原生花園あたりでは浜風で好天でも寒く
感じるそうですが..。

各所にある給水地点では、地元の方・高校生・関係者の熱い声援の中、ランナー
は力走をしていました。高校生の応援は楽しい。明るく・元気な声がランナーの
方にも伝わるんですね(笑)。

 ◎・・サロマ湖マラソンの様子
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_kirin.html

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【とものお気楽日記】                       byとも
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 ●・・○月○日(○)「幻の色」

牧草や、デントコーンという牛用のとうもろこしを細かく刻み、発酵させると、
「サイレージ」という牛のえさになる。今、牧草の刈入れ時だが、乾燥した牧草
は、暑く晴れた日が続かないとうまく出来ない。牧草のサイレージは、刈入れを
して乾燥させずに大きく山のように四角いコンクリートのサイロ(バンカーサイ
ロ)の枠に入れられ、トラクターのようなもので鎮圧されて密封される。デント
コーンも、筒型のサイロやバンカーサイロに入れられ、大量のとうもろこしの漬
物が出来る。

いつだったか、牛飼いの人から、こんな話を聞いた。「いやあ、去年のサイレー
ジを作るとき、見たこともない、緑色の水がたくさん出てきてね、驚いたよ。す
ごく綺麗でね。なんとも表現しがたいほど綺麗だった。これで染をしたら、きっ
と綺麗なんだろうなあって、そう思ってね、水を取っておこうかなって思ったん
だけど、次の日には茶色い水になってたよ。」その年は確か、デントコーンの収
穫の時、天候が悪かった。水分を含んだデントコーンは、鎮圧された圧力で葉の
中に含まれる葉緑素が水分と一緒に流れ出てきたのだろう。

私が染をするときは、たいてい火をかけて煮込む。そうすると、水はだんだん茶
色くなり、その中に布を入れる。布はつまらないような薄茶色になるが、そのあ
と、色素を布に吸い込ませるために、ミョウバンなどを使うと、それまで想像も
つかなかった色に染まる。ヨモギなどは、ある薬品を使うと、人工的に作られた
ような緑色をした液を作ることが出来る。だが、かなりの圧力で色を出すという
作業は、家庭で一人で出来るものではない。

牛飼いのその話を聞いて、意外だった。その液でその液どおりの布は染められる
んだろうか。それだけでは、色は抜け落ちてしまうだろうか。その液で染めて、
色素を吸い込ませるミョウバンなどを入れたら、色はどうなるんだろう。あれこ
れ考えても、わからない。

ぼろいマイカーで、葉っぱを踏んづけてみようかな、、、きっと、手間と時間と
ガソリンをかけても、無駄な気がする。「いつか、またその色の水が出来たら、
すぐに連絡するよ」そう、牛飼いは言ってくれた。その方が、確実だ。

なんとも表現しがたい緑色の液体を、長年牛飼いをしていてはじめて見たと言う
から、きっとどんなに確実でも、いつの話になるか、想像もつかない。そんな色
を、染めて毎日見ていられる幸せもいいかもしれないが、そんな色を、頭の中に
染めて、ずっと忘れないでいるのも、幸せかもしれない。

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【あっちこっちのサロマニアン】
         沖縄の小梅、サロマ湖ウルトラマラソンを走るの巻 by小梅
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とうとうやってしまった・・・。

幼い頃から地元サロマ湖を舞台に、17年間も開催されつづけてきた『ウルトラ
マラソン』。淡々と走り行く選手の姿を目にして、「わたしもいつかは・・・」
と心に決めていた。そして、20才を迎えた今年、その思いが実現されました。

沖縄ではトレーニングもままならず、大学周辺を軽く2〜3週する程度のもの。
当日、スタート地点にあふれかえる選手達のしなやかな筋肉のついた見事な体格
に驚いてしまった。本当にこの日のために走り込んできた、ということが体に現
れていた。そして午前5時。100キロコースの選手達がスタートをきる。みん
な力強い足取りで1歩1歩道路を踏み締めていった。その1人1人の姿に、私の
心の中でふつふつと沸き上がって来るものがあった。

50キロスタートしたのは11時。自分への挑戦が始まるんだ、という程よい緊
張感。そして不安。走り終わった時、自分の中に何かが残ることへの期待を胸に
50キロの道への1歩を踏み出した。まだまだ出だしの、最初の5キロで自分の
練習不足を恨んだ。きつい!!でも周りの人の群れは黙々と足を進めてゆく。あ
せりと孤独感でいっぱいだった。

ここで第1の救世主!伊藤の父ちゃん登場。「うぃ〜〜す」という感じで思わぬ
人物の登場にほっとして、びっくりするほど足取りが軽くなった。おじさん、本
当に助けてくれてありがとう。心から感謝です!!そこから35K地点まで2人
で共に走って歩いてをくり返す。ワッカに入ってからは本〜〜当に長かった!!
おじさんと行く先々に見えて来る現地点の距離を示す看板を見ては「いっ・・今
ので、たったの1キローーーー!?!」「ぎゃーーー!!」と何度もへこまされ
ていた。そして、始めの方から膝に痛みを感じる、と言いつつがんばっていたお
じさんともこの過酷なワッカのコースで別れることとなった。

再び心細い状況に降り戻った私だったが、ここでも、本当に不思議なことにうま
い具合に誰か彼か助けの手をさしのべてくれた。「6001番、あら、最年少者
の子ね!がんばろう!」と声をかけてくれたおばさん。足をひきずりながら歩く
私の姿をとらえて、「すこしづつでもいいから走らなくちゃ!」と喝を入れてく
れたおじさん。(後から考えてみると、確かに時間制限が危うかったと思う)折
り返してからの道のりを、ペースを調整しながら一緒に走ってくれた関西弁のお
ばちゃん。

ああ、本当に1人ではとてもじゃないけど走り続けることはできなかった。最後
は、おじぃもおばぁもおじちゃんもおばちゃんもにーさんもねーさんも関係ない。
1人の人間として自分の道を踏み締めてゴールをくぐった瞬間の感動は、走った
人だけが味わうことのできる極上のモノだと思う。

最後の1キロは、ここまでよくやった、と自分に満足し、安心し、目が熱くなっ
ていた。

ゴールで待ち構えていたみんなには最初から最後まで所々で応援というエネルギー
をもらった。知った顔というのは本当に心強い。ボランティアの高校生や町民の
人達のあたたかさに触れたからがんばれた。そばで同じ道を走り行く選手達にも
力を分けてもらった。

サロマの地で毎年開催され、参加者が増え続けている理由が分かった気がする。
ただ走ることだけが目的なのではなく、この長い距離を走る中でふとした瞬間に
目にするもの、触れるもの、感じるものから得る大きな価値に魅了されてしまう
人が多くいるのではないだろうか、と思う。少なくとも私は垣間見た。人と人と
の大切な心のふれあいも、どこまでも広がる広大な自然の姿も、ひたすらに足を
すすめる選手達の、たくましく、強い光を放つ眼差しも。

大きな感動と貴重な経験をありがとう!サロマは私の誇りです。

 ◎・・走れ、小梅!
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_saromanian.html

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【告知板】
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 ●・・染職人の技を学ぶ                     byとも

日時:7月24日(火)〜28日(日)10時から16時まで
場所:佐呂間町町民センター

内容:7月24日 草木から色を作る(講師:角 寿子氏/小樽 染色家)

         草木から染液を作り、顔料を作る。作った顔料からはアレル
         ギーの子供にも安心な絵の具、パステル、クレヨンを作るこ
         とができる。

   25日・26日 藍の型染め(講師:樋口 篤子氏/札幌 型染作家)

         厚紙に模様を描き、くりぬき、そこに糊をおいて藍が染まら
         ないようにする。糊をつけなかったところを藍染。

   27日・28日 筒描き友禅(講師:斎田 次郎氏/東京 筒描き職人)

         糊を筒に入れ、白く残したいところを線で絵を描く。染液で
         布を染め糊を落とす。

料金:1日3000円。ただし、受けたいコースのみでも可能。
定員:各コース30人限定
申込:受講希望コース、氏名、住所、電話番号をお伝えください。後ほど、持ち
   物などご連絡します。
連絡:佐呂間町浜佐呂間 Fukao farm 深尾朋子
                         TEL & FAX.01587-6-2443
                      E-mail t-fukao@d7.dion.ne.jp
主催:日本草木染会議
   環境を考えた草木染を行う染色家研究者一般愛好家など国内外約200人
   のメンバーが学習、情報交換、研究などを行う1998年に発足した団体
共催:アースネットワーク
   環境にやさしく人に安全な天然素材の研究、開発普及、人材育成などを行
   い、世界の人々が健康で文化的な生活を営むことのできる地球環境を確保
   するために発足した、NPO申請中の団体
協力:Fukao farm
   日本草木染会議、アースネットワークメンバー。草木染のほか、顔料作り
   をしてクレヨン、パステル製作を模索中?どもたちを対象に草木染のワー
   クショップを開催
........................................................................

 ●・・希望舞台『おばあちゃん』                byうめこ

日時:7月10日(水)
   開場18:00 開演18:30 終演21:00
場所:佐呂間町町民センター
料金:大人2500円(当日3000円)
   高校生以下1000円(当日1500円)
主催:希望舞台「おばあちゃん」実行委員会・佐呂間町芸術文化企画委員会夢創
託児:あり 希望者は7/3までに事務局に申込むこと(夢創事務局 2-1295)
........................................................................

 ●・・教科書展示会開催中!                  byゆうこ

現在、図書館において平成14年度使用の教科書を展示しております。展示教科
書は、現在町内の小、中、高校で使用されている教科書も含め、教科書として採
択された全教科用図書です。7月7日(日曜日)まで、図書館の休館日(月曜日)
を除き、毎日(10時〜18時)見ることができます。どうぞみなさん見に来て
ください。

 ◎・・展示教科書
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_kokutiban.html

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【釜爺の丸太小屋便り(26)】                  by釜爺
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 ●・・観光バイキング

早朝、電話があった。「Kですがわかりますか」…訛りで直感的に判った。平成
10年2月、伊豆を旅行した際に偶然に伊豆〜東京間「踊り子号」の車中で乗り
合わせ親しくなったKさんだった。「北海道ツアーで網走のホテルに泊るので逢
いたい」と言う…丁度、網走に用事もあり、約束の時間にBホテルのロビーで再
会した。

お互いの顔も忘れていたのに何十年もの知古のように懐かしかった。ツアー客用
のバイキング料理の会場に添乗員の計らいで席をつくってもらい一緒に食事をし
た。

広い会場に屋台風の炉端焼きが並んでいる…Kさんが次々と運んでくる料理は、
北海道ならでわのグルメ料理だったが素材のお粗末さには驚いた。生ビールを口
に運びながら、ホタテの貝焼きにもそのあまりの小粒さに手をだしかねた。「鹿
肉のシチューがある」というのでたべてみた。黒い缶詰風味の角切りの肉は確か
に鹿肉だったが木っ端の様だった。なんと北海シマエビもあったが冷凍焼けした
スカスカの代物で、「北海道グルメツアー」とでも銘打った北海道旅行のKさん
達が可哀想になった。

それよりも、オホーックの自慢のグルメと自負している素材が粗末すぎて、その
程度の味としか印象づけられない事がすごく残念だった。しかし、ツアー料金を
聞いたら納得…安かろう悪かろうを何とかカバーするホテル側の努力も判るよう
な気がしてくるのだった。

超安値の観光ツアーの仕組みを聞いたことがある…不足分は土産業者が、バスを
止める事の見返りで負担しているのだという…結局は安値のツケは観光客が背負
うことになるらしい…バスが列をなしている観光地の土産店の品が2〜3割は高
い値なのもうなずける…。

最後の宿泊地の札幌から携帯がはいった。「摩周湖がきれいに見えたのが良かっ
た」Kさんの元気な声が聞こえてきた。「死ぬ前にもう一度逢いたいね…」そう…
Kさんは釜爺より年上のおばあさんなのだ。

「死ぬ前にもう一度あえたら、」丸太小屋のテラスでサクラ会の心優しき仲間達
と本物の海鮮バーベキューでもてなしてやりたいと思った。

3泊4日5万円の、Kさんあこがれの北海道の旅は終わった。今頃は博多の元気
なおばあさんにもどっていることだろう…。

 ●・・学習するゴンベェ

ゴンベェは、釜爺の沢の低い木立に留って寝る。鳥目のゴンベェは夕方、暗くな
ると丸太小屋のテラスから移動してねぐらに着く。早朝明るくなるとやって来る
訳だけれど、最近は、釜爺の起き出すまで沢の梢で待機している。

ドックフードの「野菜入りミント」缶詰の量を減らすようにしている。肥満児に
なりかねないとの親心も有るけれど、店のペットフードの棚から、缶詰がドコド
コと減って行くのにすこし気兼ねしてのせいもある。何しろゴンベェは「居候の
居候」って身分なのだから…。

「生肉ミンチスペシャル」をおやつ代わりに投げ与える。大豆大のソフトな固形
の餌だゴンベェは、水場へ行くと口から「スペシャル」をコロコロと吐きだして
水中に落とす。全部は食べずに水漬にしておくのだ。なるほど…乾物の昆布をた
らふく食べてビールをがぶ飲みし腹痛に苦しんだ苦い経験をもつ釜爺より賢い…。

ゴンベェ専用の餌場を設置した。水車小屋のミニチュアの壁をはがした柾屋根付
の豪華版だ…。水場も移動してコンパネ半分の床をテラスの柵の角に固定して小
屋を置くと、結構、かっこ良くできあがった。

ゴンベェがやって来た。餌を食べ水を飲んで日向ぼっこをしている。気に入って
くれたらしい。

今日は「オホーック100キロマラソン」の朝…応援の車が一台、丸太小屋の引
込み線に入り込んできた。第一走者が今、駆け抜けて行った。次々と通過するカ
ラフルなランニング姿をゴンベェが見送っている。

天気良好…格好のマラソン日よりだ…暑くなる気配もするので、水浴び場も設置
してやろう。水入れの中で水浴びをしているゴンベェに又、サービスするか…。

窓を開けてマラソンを観戦しているとゴンベェが入り込んできた…「ちょいとお
じゃまさん、ゴニョゴニョ…」釜爺、慌てて追い返した…だってゴンベェは「出
物腫れ物ところ嫌わず…」なんだから…。その点を、何とか学習してもらいもの
だね…。

開け放した窓辺から大柄の「カナブン」が飛び込んできた…かすかな羽音が、閑
かな丸太小屋を満たした…6月最後の日曜日の朝のひととき、モンシロ蝶が風と
遊んでいる…。

ゴンベェ、特設プールでバシャバシャ水浴に余念がない…。マラソン人が連なっ
て通り過ぎて行く…。

 ◎・・ウルトラマラソン応援中のゴンベェ。
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0703_kamajii.html

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★★【注目の新コーナー『サロマ湖ウルトラ100キロマラソンへの道』】★★
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今年もサロマ湖100キロウルトラマラソンが終わりました。終わって振り返る
と、増々この大会のすごさを感じます。ひとつはこれがウルトラマラソンの代名
詞ともなるほど、全国のランナー達の憧れのレースであるということ。沿道では
様々なドラマが繰り広げられる中、町内ではいつもと同じくゲートボールをして
いたじいちゃん達はそれを知りはしないでしょう、わたし自身も徐々にそのこと
が分かってきたところです。

またこの大会は参加するランナー達とともに、本当の多くのサポーター、お手伝
い、ボランティアなどなど、実にたくさんの人達の手と足と力と気持ちとで成り
立つ大会であるということです。走っている選手一番それを感じてくれているこ
とと思います。最終のあの魔のワッカを抜け出た方達はみな、口を揃えて「みな
さんのお陰です、ありがとう!」と言いながらゴールへ向かっていました。

一日中立ちっぱなしで交通整理をした父さん、ご苦労さまでした。走っていない
のに足が張っていましたね。役場のみなさんも早朝から本当に大変でした。これ
また走っていないのに、帰ってからぐったりと寝込んでいました。前日の夕食か
ら当日の朝食の支度に寝ないでがんばった民宿のおかみさん、引き続きの応援で
ぐったりしていましたね。本当にご苦労さまでした。

でも何よりも50キロとか100キロとか、わたし達には信じられない距離を、
自分の足で走ろうと思ったみなさん、本当にご苦労さまでした。完走された方は
おめでとうございます。でも、途中で断念された方も、その姿にわたし達はたく
さんの力と勇気をいただきました。最後は登録選手もサロマンブルーも、そして
一般参加の選手もみな同じ。ひとつの同じ目的を持つランナーでしたね。サロマ
ンランナーのみまさん、それぞれの町で元気にお過ごしください。そしてまた来
年、きっとお会いしましょう。

今年はこの「ほぼさろ」の元にもたくさんの方がお集りいただき、“仲間”とし
て走ることができました。webnews掲示板シスオペの大口さん、ERCのキャプ
テンSさん、JOYKING香里のMさん、本当にありがとうございました。そ
の他にも掲示板を見て旗を探して下さったみなさん、ありがとうございました。
来年はもっとわかりやすく、もっと楽しめるようまた考えたいと思います。ご希
望やご意見がありましたらどしどしお申し付けください。

 ◎・・webnews「サロマ湖100キロウルトラマラソンの掲示板」はこちら。
    http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-marathon.cgi

 ◎・・「サロマ湖100キロウルトラマラソン」の様子
    http://www.webnews.gr.jp/today/saroma/saroma_index.html

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【編集後記】                    by編集長さくらうめこ
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またまた町の一大イベント、サロマ湖100キロウルトラマラソンが終わりまし
た。、町内からの参加者は19人ということですが、ものすごい数の町民達が関
わって、そして走ったのと同様に疲れてそして同じく感動もしているのもおもし
ろいと思いました。また来年も熱い体験をともにしましょう!

お疲れモードが抜け切っていませんが、いつの間にやら7月となっています。季
節も夏に移り、カエルの声も元気良く聞こえる今日この頃・・・。ああ、今月末
には「ほぼさろ」も2周年!月日の経つのの早いこと早いこと・・・。そのうち
自分の誕生日もまた巡ってくるのだろうなぁ、ああ、恐ろしや恐ろしや・・・。

100キロの道のりは決してひとりでは走れません。100号をこえるメルマガ
も決してひとりでは作れません。今週もそれを実感しながらの配信です。ご協力
くださった皆さん、今週も本当にありがとうございました。謙虚に心をこめて、
お礼申し上げます。また来週ね。

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【ほぼ週刊さろま】2002.07.03(毎週水曜日発行)第102号
 マガジンID:0000040784
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 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
   編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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