ほぼ週刊さろま2002.9.25 10:00発行 第114号
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┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━┓ ┏━━┻━━┛・・・・・・▼WEEKLY THE SAROMA!▼・・・・・・┗━━┻━━┓ ┃・★・・・・・ ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま ・・・・・★・┃ ┗━━┳━━┓・・・・・・・2002.09.25 No.0114・・・・・・・┏━━┳━━┛ ┗━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━┛ わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。 (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください) ┌───────────────────────────────────┐ │【巻頭言】 by ももっち │ └───────────────────────────────────┘ 秋晴れの日が続いています。好天に恵まれ、デントコーンの刈り取りや麦撒き など、畑の作業も順調に行われているようです。小麦畑ではきれいに整列した 緑の芽が、来年の豊作を願っているようです。 修学旅行や見学旅行が終わったばかりの子ども達は、休む暇もなくマラソン大 会の練習に励んでいます。2週続いて3連休を過ごしたにもかかわらず、元気 に走る姿が見られました。 佐呂間の秋祭りが行われています。その後、若佐や知来地区でも次々にお神輿 が賑やかにねり歩く事になります。霜が降りる日数が増え、朝晩の冷え込みは 急速に進みます。体調管理を万全に! ┃今週の畑ー秋蒔き小麦┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0925_iku.html ┌───────────────────────────────────┐ │【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ │ └───────────────────────────────────┘ 『海難事故に思う』 去る、9月14日サロマ湖からオホーツク海に出て、釣りを楽しんでいた人達 が戻る途中、サロマ湖とオホーツク海の潮の出入りする、極めて危険と言われ ている難所で遊魚船が転覆。10人乗っていた中で3人が助かり7人が、死亡 (2人)、行方不明(5人)となっていたが、9月22日までに全員が遺体で 発見された。 小生は、昭和20年より佐呂間に住んでいるが、これ程多くの人が一度に犠牲 になった事故に遭遇したのは始めてであった。 遺族の方々は事故発生後、9日が経過して肉親が遺体となって戻ってきたこと に対して大変複雑な思いであろうと思う。 しかし、今回の事故を振り返って見るとき、事故に遭った人達は、あまりにも 自然の恐ろしさを悟っていなかったのではないかと思えてならない。自然の恵 みを釣りというかたちで楽しませてもらっていることを忘れ、余りにも自己中 心的な思いが、このような事故をまねいたのではないだろうか。そして、亡く なった人達の全員がライフジャケットを着ていなかったこと、また、亡くなっ た方々の職業を思うとき、しっかりと自己管理をしてほしかったと残念に思え てならない。 今回の事故でも発生当初より最後の方が発見されるまでの9日間、佐呂間湖の 三漁協で組織されている海難救難隊員の方々を始め、計り知れない多くの人達 が夜を徹しての救助、捜索活動に専念されたことを思うとき、二度とこのよう な事故に遭遇してはならないと思うと同時に、自己管理責任の重要性を悟らさ れた事故であった。 ┌───────────────────────────────────┐ │【告知板】 │ └───────────────────────────────────┘ 『サークルや個人の特技、募集します。』 社会教育委員はサークルや個人の特技の一覧表を作るための情報を募集してい ます。どんなことでも結構です。教育委員会社会教育課までお知らせください。 (情報はTEL:2ー1295、FAX:2−1131、9月30日まで) ......................................................................... 『親睦サイクリングのお知らせ』 佐呂間町サイクリング協会では親睦サイクリングを開催します。みなさんお誘 い合わせの上、ご参加ください。 9月29日(日)9:45役場前集合 役場〜知来〜仁倉〜浜佐呂間〜キムワネップ〜富武士〜役場 (申込はTEL:2−2101室井、2ー1820阿部、9月26日まで) ......................................................................... 『佐呂間高校開放講座受講生大募集!!』 10月8日〜11月26日19:00〜21:00(毎週火曜日・全8回) 「わいわい・スポーツ」「どきどき・ギター」「うきうき・クッキング」 「わくわく・ホビー」からお選びください。 (申込はTEL:2−1295教育委員会、9月27日まで) ┌───────────────────────────────────┐ │【ゴミ問題とリサイクル】 by d−b │ └───────────────────────────────────┘ ゴミの分別収集が始まってひとつき経ちました。当初の大騒ぎがやや納まった 感じですが、聞くところによるとゴミ問題ですでに疲れきってしまったとか。 たくさんの質問や意見も出されて、さっそく改正される部分もあるようです。 今までいかに楽をして何から何まで考えもなしに捨てていたことが思いやられ ますね。まだしばらく気をつけて、ゴミの分別をしっかりと身につけましょう。 【先週提出された質問への解答です。】 ●質問その1 生ゴミは透明のビニール袋に入れてもいいのですか。またビニール製のごみ 取りネットも生ゴミを入れたまま「燃やすゴミ」に出してもいいのですか。 答え:生ゴミは透明のビニール袋に入れ、燃やすゴミとして出して下さい。 もちろん、ビニール袋等に入れずに、直接ゴミ袋に入れて出しても結 構です。ビニール製の水切りネットは2種類あります。包装袋に「燃 やしても有害ガスが発生しません」または、「このネット燃やせます」 と書かれているネットは、燃やすゴミとして出して下さい。書かれて いないものは、燃やすゴミとして出すことが出来ませんので、ネット は燃やさないゴミに出して下さい。 ●質問その2 ゴミ箱を新調したいと思いますが、大きなゴミ袋しか収集してもらえないの ですか。春からゴミ袋が有料化された時も、大きなサイズのゴミ袋しかない 予定ですか。 答え:ゴミ袋は、45L以下の袋をご使用ください。有料化後については、 45L、30L、15Lの袋を予定しています。 それでは今週の質問をと思いましたが、質問も途切れてしまいました。それだ け分かってきたということでしょうか。また新たな問題が生じたときには、す ぐにお知らせしたいと思います。 ┌───────────────────────────────────┐ │【あれは30年前 〜昭和47年9月号「広報さろま」より〜】 by Don │ └───────────────────────────────────┘ ・“雅浩くん、和子ちゃんに栄冠”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〜優良3歳児コンクール〜・ 毎年行われている3歳児の審査が、最終予選を通過した14名の優良児を集め て、先月23日福祉会館で行われ、最優秀に永代町 西尾 敏さん 長男雅浩 くん、佐藤和明さん 長女 和子ちゃんがそれぞれ選ばれました。 審査は、町内140数名の3歳児を対象に、時間をかけて子どもの体位、精神 面健康といろいろの面からのバランスに重点がおかれ選ばれたものですが生活 環境、育児指導がよいせいか、子どもは健康で大きく育っています。なお、審 査には、厚生病院の小田先生と佐呂間委員の今野先生が担当されま した。 ■最優良児 西尾雅浩くん(永代町)、佐藤和子ちゃん(永代町) ■優良児 十亀ゆかりちゃん(共立)、渡部敦子ちゃん(若佐) 鳴海美里ちゃん(仁倉)、山原摂子ちゃん(北) 宮坂陽子ちゃん(中園)、渡辺真理子ちゃん(浜佐呂間) 青木 薫ちゃん(宮前町)、高橋宣子ちゃん(宮前町) 柴田和敏くん(若佐)、斉藤一憲くん(浜佐呂間) 途中政和くん(栄)、十亀 正くん(啓生) ┃記事はこちら┃ http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_09_yuryou.pdf ┌───────────────────────────────────┐ │【今週の話題】 by うめこ │ └───────────────────────────────────┘ 『30人31脚』 佐呂間小学校の6年生が、仁倉の子ども達に続いて東京へ行こうと全国大会出 場を目指して「30人31脚」に挑戦し、その北海道予選が先日行なわれまし た。実は佐呂間小学校が当日までの練習記録としてはトップのタイムを持って いたのです。さて結果は・・・webnews紙上で公開されてきた「30人31脚」 の記録をどうぞご覧下さい。 ┃webnews30人31脚の記録はこちらから。┃ http://www.webnews.gr.jp/3031/3031_index.html ┌───────────────────────────────────┐ │【今週のお知らせ】 by なおき │ └───────────────────────────────────┘ 9月25日(水) ごみ収集・処理場休み 佐呂間神社秋季例大祭 「神輿渡御・山車・獅子舞」 佐呂間地区一円 9時〜 「よさこい踊り」 佐呂間市街 15時30分〜 ヘルスアップ教室 体育館 10時 シルバー健康教室 体育館 13時30分 無医地区巡回診療幌岩 公民館 14時30分 9月26日(木) ごみ収集・処理場休み 乳幼児検診 佐呂間コミセン 13時 9月27日(金) 心配ごと相談 老人福祉センター 13時 9月28日(土) わんぱく広場「漁業体験」 富武士漁港 9時 サッカー教室 多目的広場 9時 お話広場 図書館 14時 9月29日(日) 町民水泳記録会 スター 10時 ┌───────────────────────────────────┐ │【サロマ湖 浜だより】 by 海坊主 │ └───────────────────────────────────┘ 浜では、稚貝の本分散も終盤をむかえ、中には耳づり作業をはじめた人もいま す。朝は水霜も降り寒さも増してきました。 遊漁船事故のその後ですが、事故から1週間後に1人の遺体が発見され、日曜 日までに5人全てが発見されました。2人は湖内で、3人はオホーツク海で、 そのうち2人は現場近くでしたが、1人は約30km流された常呂川河口で発見 されました。今回は事故で改めて救命胴衣の大切さと、船を飲み込み人を30 Kmも流してしまう自然の威力をまざまざと見せつけられた様な気がします。 自然の恵みを感じ、自然の恐さを感じるのも豊かな自然が身近かにあり、囲ま れているからだと思います。今回の事故であらためて気づいたことでした。 最後になってしまいましったが、発見された5人の遺族の方々には、ご冥福を お祈りします。2度とこのような事故のおきないことを願います。 ┌───────────────────────────────────┐ │【キリンのぶつぶつ】 by キリン │ └───────────────────────────────────┘ 9月22日(日)『サッカーの試合』 Jリーグ、日本人選手の海外での活躍が良く話題に登場するようになったサッ カー。以前からのサッカーファンには申し訳無く思いつつ、今年のワールドカッ プでの盛り上がり以来、一度試合を見てみたいと思っていたところ..。管内で もリーグ戦があると教えてもらい、呼人スポーツトレーニングセンターに行っ てきました。湖畔はちょうどNHK駅伝の真っ最中。家を出るのが遅かったの ですが車は徐行に近い速度、試合に間に合わないかも?ひやひやもの(笑)で した。 網走地区社会人サーカーリーグ3部「オフタイムvsフリークス」戦。オフタ イムはサロマの社会人チームとか。8月にはサロマの百年広場でもリーグ戦が おこなわれたそうです。 ハーフタイムの少し前に着いて、近くで観戦していた方に聞くと2対1で「オ フタイム」が勝っていました。残念ながら、後半1点入れられ「同点になっちゃ いましたね。」などと、相手チームの応援に来ていた方とあれこれ話しをして いるうちに試合は終了。 周りでは、応援に来ていた子供達が、サッカーボールで遊んでいてなんだかとっ ても和やか。好天で暑くもなく寒くもなく、広くて芝生も綺麗。サッカー好き の人も、ちょいとドライブがてら試合を眺めるのも良いかも。今月29日にも 同じく呼人で試合があるそうです。スポーツの秋ですね。 ┃サッカーの写真┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0925_kirin1.html ┌───────────────────────────────────┐ │【とものお気楽日記】 by とも │ └───────────────────────────────────┘ ○月○日(○)『十六夜のお月さん』 9月入ってすぐに始まった芋ほりがまだ今日も続く。流れてくる芋の選別を行 う自分たちも、真っ黒の土ぼこりで目も鼻も耳の中まで芋のように真っ黒だ。 日が沈んで蛍光灯の明かりを機械につけての作業。無口にだんだんなってくる なかで、向かいのおじさんが声をかけた「昨日は十五夜だったね、じゃ、今日 は十六夜だなあ」そんなことをいいながら、真っ暗な空をふっと見上げた。 作業が終わり、トラクターの後ろの機械から降りて顔を上げると、東の空に、 まるで赤子のような真っ赤な十六夜のお月さんが上がっていた。雲の切れ目か ら顔を出したり隠れたり、遊んでいる。 家に帰るころにはだいぶ白くなり、小さくなり、高くなった。成長した子供た ちを想像させる。一晩中、お月さんを観察している人も少ないだろう。誰も見 なくなった月は西の空へとちゃんと向かい、やがて朝日の光に照らされて消え ていく。なんだか、月というのは人の一生みたいだ。昼間に透けたガラスのか けらのような月を見ることがある。これは、人にたとえると、なんだろうなあ。 お月様さまさまの、15夜は過ぎたけれど、今日のお月さまも、とっても綺麗 だった。ウサギさんはちゃんと餅つきをしたのかな?きっと、十六夜のお月さ んのウサギは、今夜は満腹のおなかをさすりながら、眠っているかもしれない。 ┌───────────────────────────────────┐ │【あっちこっちのサロマニアン】 by オータニ&小梅 │ └───────────────────────────────────┘ 『ネパールから』〜オータニ ナマステー。ネパール家畜飼育隊員、オータニです。隊員生活2ヶ月。本当に あっと言うまでした。今週は、酪農家で食べたダヒ(いわゆるヨーグルト)に あたり、ちょっとおなかをくずしました。ネパールは乳製品の種類はとても豊 富で皆さんご存じのラッシー、モヒ(ヨーグルトジュース)、ナウニー(バター の一種)、ギウ(バターの一種)、パニール(カッテージチーズ)、ヤクの乳 のチーズなどなど、あげればキリがありません。農家に行くと、チヤ(砂糖・ 牛乳入りの甘い紅茶)に始まり、ダヒ、トウモロコシの豆を煎ったもの、ナシ (固くてあまりおいしくはない)、あげくのはてには「晩ご飯食ってけ」「泊 まってけ」ということになります。乳製品は農家によって味が違うので、それ もまた楽しみの一つです。その中でもクワという、「暖かいアイスクリーム」 は、しつこさのない甘さと、さっぱり感が何とも言えません。クワは牛乳を煮 て、最後に残った固形物、つまり脂肪やタンパク質の固まりで、カトマンズの 南、ダクシンカリの名物で、クワだけを売るお店がたくさんあります。1キロ、 150ルピー(約225円)です。 ここ数日、ネパールでは各地で軍隊・警察とゲリラの衝突が激化していて、先 日も2日間で100人以上の方が亡くなりました。カトマンズでもカバンや新聞紙 に包まれた小さな爆弾が発見され続けていますが、街はいたって平常です。そ れでもカトマンズ市内をちょっとはずれると必ず軍隊・警察による検問所が設 けられ、荷物のチェックを受ける事になります。また夜間には市内でも検問が 行われています。今度の月曜日には反政府ゲリラによって暴力的ゼネスト(バ ンダ)が予定されていて、我々も地方への外出はここ一週間JICAから禁止され ています。11月には総選挙も予定されていて、どうなるかは分かりませんが、 長いようで短い2年間、出来るうちに出来ることをやっておこうと思います。 いま思うと、ネパールで一番落ち着くのは、子供の顔を見るときです。疲れて いるときでも疲れていないときでも、なんだかほっとします。子供の顔は何よ りも美しいと、私は思います。少しでも畜産農家の生産量、そして収入(利益) を増やし、この子たちが少しでも腹一杯食うことができるように、と、農民た ちが望んでいることを、どう形にしていくか、毎日、考えています。 すでに農業省畜産局カトマンズ畜産事務所、という職場には赴任していますが、 その下に10カ所の支所があり、その中でどこを自分のフィールドにするか、見 て回っているところです。9月中には決定し、10月中には引っ越したいと思っ ていますが、10月にはダサインという、盆と正月が一緒に来たような、ネパー ル最大のお祭りがあるためちょっと延びるかもしれません。いまはまだカトマ ンズの隊員ドミトリーで暮らしています。とにかくどこも足腰の強くなりそう な、山道を登るフィールドばかりで、山好きの私としては楽しみです。 ┃写真をご覧下さい。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0925_saromanian.html ......................................................................... 『夏休み考』〜小梅 とうとう今年の夏休み、私は実家へ帰らなかった。これ、なかなかすごいこと なんですよ、みなさん!1人でも気ままになんでも好きなことやって、どこへ でも行っちゃう私ですが、実はとっても寂しがりなんです。誰かにかまっても らえなかったり、見ていてもらえなかったりすると、なんだか大きな不安を抱 くのです。そんな私が家族の元を離れて暮らしを始めたのが16才。隣町の高 校に通うため、下宿生活をしていた。初めは親の目に触れずにいろいろできちゃ う、自由な時間、自分の生活スタイルを、おおいに楽しんでおりました。しか し、ファンキー父ちゃんにパワフル母ちゃん、3人の個性あふれるちびっこモ ンキーたちに加え、ムツゴロウもびっくり!並みの動物の群れに囲まれ、ワン ワン・ニャアニャア・ガーガーとにぎやかな環境の中で育ってきた私にとって、 1人の自由な時間はあっという間に独り孤独な時間と豹変し、その時間との戦 いは相当な苦痛となりました。すぐにホームシックにかかり、あれだけわずら わしい、うるさい、うざい!と思っていた家が本当に恋しかった。時に極限ま で憎らしい!と思えた父や母の温かさや、やさしさが初めて見えたのもこの時 期だった。兄弟のこともかわいく思えた。なんて素敵な人たちに囲まれていた んだろう、と気づいた。自分1人でなんでもできる、と思い込んでいた未熟な 考えをしていた自分の愚かさを恥じた。 ここ沖縄にいてこんなに遠く離れていても、私の家族はたわいもないことでメー ルをくれるし、電話もして来る。私もそれにしかり。それとても嬉しいし、安 心する。いつでもあっけらかんと個性を光らせて生きている私の家族をとても 愛しく思う。 今年は帰らないと決めてから、沖縄での長い長い夏休みの時間を、キャンプし たり、海に行ったり、ペンションで騒いだり、バイトしたりでなんとか孤独を 感じないように予定をいっぱいに埋めてやり過ごしてきた。そりゃあもう必死 に。ところがここ数週間はひまでひまでしょうがなかった。やばい、と思い、 しかたなしにリュックを背に1人原付バイクを乗り回して沖縄をひた走った。 完全無計画のちょこっと旅にでた。そしてある日、ふと目をやった所に父母と その子ども数人を乗せたワゴンがあった。その光景と、昔ゴールデンウィーク や夏休みの数日に家族で旅行に行った私の家族の風景とが重なり、なんともい えない懐かしさやら寂しさやらが込み上げてきて、国道を泣きながら走ってし まった。とくにこに行きたいでもなく、あてもない自分が悲しくなった。ずっ と望んでいた自由というものを手にしているのに、どうしてこんなにむなしい のか、と。 一昨日くらいに男子寮に遊びに行った時も、思わず涙してしまった。ちょうど ご飯の時間だったらしく、男の手作り料理をご馳走になることになった。本当 にめんたま飛び出るくらいにおいしくて、(その時のメニューはゴーヤーチャ ンプルー・冬瓜と豚肉の煮物・鯛の刺身・鯛骨だしのお吸い物。上等!)6〜 7人でテーブル囲んで食べるご飯ってなんておいしいんだろう!って思った。 いつも1人で食べることの方がはるかに多いから。その時に、昔の家族団らん のシーンを思い出してしまい、またしても涙ぐんで、皆を『そんなにひもじかっ たのかー!?!』とびびらせてしまった。違うっちゅうねん。失礼な。まあ、 ただのホームシックだたんだけどね。私は、早い時期から家族と離れた場所で 生活してきたが、1人で過ごす時間が長くなればなる程、家族への感謝が積み 重なり、思いは深くなっている。く親離れできていないようだ。普通は逆のは ず・・・なのに。 また、昔から、1人で過ごすそれぞれの地に、不思議と、きちんといい仲間が ついてくれて、そして私を支えてくれていた。私は彼らのことを、お父さん、 おじい、おばあ、お母さん、姉ちゃん、兄ちゃん、弟、妹、と呼ぶ。本当にそ う思える人たちだけを。血はつながっていなくても、私の人生にかかわって、 支え、共に何かを分かち合える人のことを家族と思うことにしている。そして、 今も、家族同様にその人のためなら自分は力になりたい、と思える人が何人も いる。幸せなことだと思う。 この夏休みで考えたこと。人は1人では生きていけないはず、ということ。1 人で過ごすのには限界がある。人は誰かと関わりを持つ中でたくさんのことを 学ぶことができるし、感情が生まれるし、支え合うことでお互いの存在を確認 して、高めあうこともできる。私は、今まであった多くの出会いに1つも無駄 なものはなかったと思う。どの出会いも、今の自分が自分であるためには必要 不可欠であっただろうし、その1人1人のおかげで自分は今に至るのだ、と感 謝している。こう考えると、やっぱり人は関わることがとても大切なのだ。そ して、その関わり合いの尤も根源的なものが家族という場であり、家族のつな がり方や、その雰囲気が、そのまま社会にでた時にも子どもの人間関係を作る やり方を左右すると考える。その点では私は、本当に素敵な家族の元に生まれ 育って良かった!!と思える今日この頃でした。 最近、男子寮の夕飯がすっかり気に入った私は、御飯時になると、いつも男子 寮に出没します。すっかり寮生の1員です。しかも男子寮。心配御無用、男気 はそこいらの男の子よりも一段とあふれております。皆で作って一緒に食べる ものほどうまいものはない!このずうずうしさは、父親ゆずり、それでいてあっ けらかんとしているのは母親ゆずり、かしら。。いい所を、しっかり受け継い で今日もたくましく生きています。 ┌───────────────────────────────────┐ │【編集後記】 by 編集長さくらうめこ │ └───────────────────────────────────┘ 秋祭りのシーズンです。今年のお祭りはオホーツクカード5周年を記念して、 アジアンプロレスの興行があり、お祭りらしい雰囲気を盛り上がらせました。 プロレスを見るのは初めてでしたが(見に行った!)、結構おもしろかったで す。実はプロレスのプロ(?)tug2の姿を追い求め、彼が拍手すると必死で拍 手していました。こういうところのマナーは素人には難しいものです。それに しても今日はtug2がえらく大物に見えたのであります。 実は本日、この「ほぼ週刊さろま」の文化振興賞の表彰があります。たくさん の方からお祝いのメッセージをお送りいただきうれしく思います。本当にあり がとうございました。ところが「内容の尚一層の充実を。」と言いながら、全 然代わり映えしません。深く心に反省をしています。きっと今日、賞状をいた だいたら真剣に考えると思います。(賞状、いただけるんだろうか。) 最近読者の方から色々なメールをいただき、本当にうれしく思います。一番多 いのは旅行に来られた時のおいしい食事処のことですね。サロマ湖についての ご質問も多いです。それを調べたり、送るカボチャを集めたり、それもそれな りに楽しませてもらっています。ところで「幌岩山へ登る林道は鋪装した方が いいかどうか。」についてご意見のある方はお寄せください。色々な方のご意 見を聞いてみたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。 9月も終わります。雪虫の姿がちらほらするサロマより、今週のほぼ週刊さろ まをお届けします。ではまた来週。(久しぶりの花柄Macより。) ┌───────────────────────────────────┐ │ 佐呂間町の関連サイトはこちら │ └───────────────────────────────────┘ ▼サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/ ▼日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。 http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 【ほぼ週刊さろま】2002.09.25(毎週水曜日発行) 第114号 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ マガジンID:0000040784 発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会 発行責任者:干 場 久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp 編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp 編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp …………………………………………………………………………………………… ▼バックナンバーはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/backnumber.html ▼メールマガジンの登録・解除などはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html …………………………………………………………………………………………… このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。 http://www.mag2.com/ |
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