ほぼ週刊さろま2002.10.16 10:00発行 第117号
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┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━┓ ┏━━┻━━┛・・・・・・▼WEEKLY THE SAROMA!▼・・・・・・┗━━┻━━┓ ┃・★・・・・・ ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま ・・・・・★・┃ ┗━━┳━━┓・・・・・・・2002.10.16 No.0117・・・・・・・┏━━┳━━┛ ┗━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━┛ わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。 (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください) ┌───────────────────────────────────┐ │【巻頭言】 by ももっち │ └───────────────────────────────────┘ 今週は「秋特集!」なのですが、サロマはすでに冬モード。朝起きて窓の外を 見ると、辺りはぼんやりと霧がかかり、畑や車のフロントガラスにも霜柱が付 いていました。それでも日中は気温も上がり、秋を惜しむような緑肥ひまわり が、満開に咲き誇っています。 お祭り好きのサロマでは、収穫祭に続いて各地区の秋祭りで賑わっています。 更に次いで、学校祭・学芸会・お遊戯会が開催されています。寂しさの募り始 める秋だからこそ、明るい話題は嬉しいものです。 今年の初雪は早いと聞きますが、すでに雪囲いをしているお庭を見付けました。 畑では、プラウをかけ終わり冬支度万端の所もあれば、ビートのふち堀りを始 めた所もあります。人の思いも様々で、「早くスキーをしたい」と雪を待つ子 ども達もいれば、「寒いのは嫌だ」と嘆く大人もいます。季節の変わり目は、 発見が多く、実におもしろいですね〜。 ┃夏の象徴“ひまわり”ですが、山々の紅葉と何故かマッチしています。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_iku.html ┌───────────────────────────────────┐ │【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ │ └───────────────────────────────────┘ 『牛肉と日本人(5)』“日本人は世界一高級な牛肉をたべている” 明治時代に入って牛肉の消費は全国的に広まっていった、そして各地に銘柄牛 が誕生していったのである。現在、全国には149種の銘柄牛がいるらしい。 (平成7年中央畜産会発表)その中でも最も代表的なものは松阪牛だと言われ ている。 牛は飼育の仕方によって良くも悪くもなるのであるが、何と言っても遺伝、血 統が基本であることは言うまでもない。149の銘柄牛の66%は和牛であり 更にそのうちの59%は黒毛和種である。その黒毛和種の中で最も優れた素質 を持っているのが、兵庫県の北部、但馬地方で生産される但馬牛である。松阪 牛(三重県松阪市で飼育された牛)は但馬牛を素牛としていると言う。 全国に銘柄牛が149もいると言われているが、それはその牛が生まれた所の 地名が付くのではなく、最後に仕上げられた土地の名前を付けるのがこの世界 の常識となっている。但馬牛を素牛として生産される銘柄牛は非常に多く、近 江牛、神戸牛も素牛は但馬生まれた牛である。 いまでは日本の牛肉が一部外国へ輸出されており、その味の良さは世界一とい われている。世界中で日本人が一番美味しい牛肉を食べている人種と言える。 いまはどこのスーパーへ行っても牛肉が売られており、その価格は我々庶民が 求め易い価格となっているが、高いものはとても手が出ないものもある。 つい先般、農業新聞にこんな記事が載っていた。岐阜県で9月30日開催され た全国和牛能力共進会での枝肉(牛を屠殺して頭部と内臓だけを除いた骨付き の肉)の価格が1kg106,100円と言う超高値がでたその牛の枝肉重量が 420.9kgあったので約4,666万円となった。 しかし、平成元年には1頭の肉牛が4,952万円で取引された記録は未だ破 られていないという。一体こんな高級な牛肉は誰が口にするのだろう。それに しても、日本人の肉牛を育てる執念は驚くばかりである。 そのような高級な牛肉は別にしても、最近の牛肉は非常に旨くなったと思う。 特に国産牛が、そしていまでは日本人の食生活の中に牛肉はすっかり定着した。 昨年の今頃、BSEの発生で日本中が大パニックになり、牛肉の消費も著しく落ち 込んだが最近ようやく事件発生前に戻ったと思われる。以前も言わせてもらっ たが、いま国内で売られている「国産牛肉」については全く安全と言い切れると 思う。 今回で『牛肉と日本人』終わらせてもらいます。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┏━┫*。○新企画『サロマの秋、見〜つけた!』 大募集!○。*┣━┓ ┃☆┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛☆┃ ┗━━┛あなたが参加する新企画、参加しなきゃできないコーナー┗━━┛ 秋ですが、あなたはどんな時に秋を感じますか。あなたの“秋”をお知らせ下 さい。カメラをお持ちの方は写真の添付もあればうれしいです。サロマ在住で ない方も、それぞれの土地の秋を教えて下さってもいいですし、懐かしいサロ マの秋の思い出話なども歓迎です。とにかく“秋”にまつわる話題を募集しま す。みなさんからのメールをお待ちします。 ということで送られてきた“秋”を掲載します。 ●サロマのあきといったらやっぱり「紫蘇」です。蒸留といったらハッカしか 知らなかった私。この時期に職場へきたお客さんから香ってきたのが紫蘇の 香り。初めて紫蘇の蒸留を知りました。香りもいいのですが、蒸留は徹夜。 地域の人たちがみんな集まり、まるでお祭り騒ぎ。睡眠不足と、紫蘇の香り。 人によってはアルコールで。夢の世界です。すっかりはまってしまいました。 紫蘇の香りにあうと、狂騒の一夜が浮かんできます。残念なことに、今年は お手伝いに行くことができないのですが、青じそでも鼻にあてて我慢です。 (るべしべ しじみ) ┃今年の紫蘇の蒸留の様子。撮影キリンさんです。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_aki.html ...................................................................... ●この連休に札幌、支笏湖、樽前山に行ってきました。ほぼさろ用に“秋”の 画像を送ります。 昨日、一昨日と札幌は北海道らしくない気温で大変暖かかったです。今日は 風があって15℃位でしたが、快晴でした。からの飛行機で千歳から大阪伊 丹に帰ってきました。札幌にいた3日間、早朝ランで爽快でした。膝の痛み もあまり感じませんでした。札幌市内の豊平川河川敷、北大のポプラ並木、 構内を5時過ぎから走ったので、車もなく、歩く人が少しいただけで、気持 ちよく走れました。しかし、帰りの飛行機で2時間座ったままだったので、 膝が固まってしまい伊丹に着いて立ち上がったらやはり少し痛みがありまし た。(伊丹で痛み・・つまらんシャレ) 富山の立山の画像は10月4日〜5日のものです。 (大阪 もり) ┃札幌と立山の秋をご覧ください。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_aki1.html ...................................................................... ●わたしの秋、それは隣の農協広場に夜もふけて暗くなってから帰って来るハ− ベストコンバインのごう音。ゴ〜〜ッという音とともに大きな機械が帰って 来る。あちこちのデントコーンを暗くなるまで刈り取って帰って来る。洗わ れ一晩休んだコンバインは翌朝、また早くから出動する。その音を聞くと、 今年も秋がやってきて、急ピッチで牛の飼料を用意して、冬の準備にいそし んでいるのを感じる。大きな機械相手に、毎日ご苦労さんと心から思うので ある。 (うめこ) ┃夜道をお帰り、ハ−ベストコンバイン。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_aki2.html ┌───────────────────────────────────┐ │【告知板】 │ └───────────────────────────────────┘ 『サッカー団員募集中!』(あべっち) 読者の皆さんご無沙汰してます。久々「ほぼさろ」登場のあべっちです。あま り登場しないので、いったい何をしているのかとご心配いただいていた皆さん、 (そんな人あんまりいないか?)元気にしていますのでご心配なく。 久しぶりの登場ということで、この場を借りてちょっと近況報告。今年の夏? (雪のない時期は夏なんです!)はサッカー三昧でした。“今週の話題”にも 書いたとおり、土曜日は子ども達のサッカー教室。日曜日は自分達の社会人サッ カー。(こないだきりんさんも記事書いてくれてたけど・・・。ちなみにあの 試合は引き分けじゃなくて3−2で勝ちましたよー。) 仕事の部署が変わり、今までよりも土日が休めるようになったはずが、今まで よりも忙しくなったような・・・。まあ自分の趣味になんですけどね。そうそ う、少年団のことは別に書きましたが、大人のサッカーのほうもチームメート 募集してます。佐呂間もしくは近郊に住んでいて、サッカーをしたいと思って いるあなた。少々おなかのたるみが気になってきて体を動かしたいと思ってい るあなた。ぜひご一報ください。(mailto:abemako@d9.dion.ne.jp) ちなみに今の時期は毎週水・金、午後7時〜9時(水曜日は午後7時半〜)ま で、ホワイトドームで練習しています。というわけで、いつの間にやらチーム メート募集の記事になってしまいましたが、またそのうちに登場します。 ┌───────────────────────────────────┐ │【ゴミ問題とリサイクル】 by d−b │ └───────────────────────────────────┘ ゴミの分別収集が始まってひとつき経ちました。当初の大騒ぎがやや納まった 感じですね。ゴミのステーションも同じ白い半透明のゴミ袋が並ぶようになり、 きれいにさえ感じる今日この頃です。だいぶ色々な情報が浸透してきたようで すが、まだしばらく気をつけて、ゴミの分別をしっかりと身につけましょう。 ...................................................................... 【先週の質問です。】 ●果物を包んでいる白いふわふわのネット、魚の下に敷いてある白い水分取り の紙のようなもの、アイスクリームについて来る透明のスプーンなどはそれ ぞれどの分類になりますか。 答え:果物を包んでいる白いふわふわのネットは、「その他プラ」です。 魚や肉の下に敷いてある白い水分取りの紙のようなものには、2種類? あると思いますが、紙とビニール?(プラスチック)が貼り合わさって いるものは「燃やさないゴミ」になります。スポンジ状のものは、魚や 肉の汁が染込み汚れがひどいと思われます。汚れのひどいものは「燃や さないゴミ」、きれいなもの、または洗っていただければ「その他プラ」 になります。 アイスクリームの透明スプーンは、「燃やさないゴミ」になります。 「その他プラ」になるものは、容器(トレー)や包装に使われているも ので、その素材がプラスチック製のものです。質問のスプーンなどは、 製品化されているのもなので「燃やさないゴミ」になるわけです。 【リサイクル一口メモ】 ☆小学生の子どものテスト用紙の裏にあった“チャレンジコーナー”。今では 見られなくなった江戸のリサイクルだそうです。 ・物を燃やしたあとの灰を買い集め、肥料や酒作り紙作りの資源とする。 ・穴のあいた鍋などの修理をして、また使えるようにする。 ・着物をほどいたあとの布を売る。これでもう一度着物を作る。 その他にも割れた焼き物を直したり、下駄の歯を入れるしごと、紙屑を買い 取る仕事など、物を直したり買い取る仕事がたくさんあったそうです。物を 大切にしていた様子がうかがえますね。 ┌───────────────────────────────────┐ │【浜だより】 by 海坊主 │ └───────────────────────────────────┘ 『ホタテの耳吊り』 テーマの「秋」ですが浜の秋というか、晩秋の名物は「ホタテの耳吊り作業」 でしょう。今も最盛期を迎えています。朝の3時頃から港はこうこうと灯りが ついて、作業を行っています。それでも3割ぐらいの人は終了したのではない でしょうか。この「耳吊り」が終われば、ホタテ養殖の作業の1年が終わった ようなもんでが、人手がかかる仕事なので放流と同様に数多くのアルバイトさ んにお世話になってます。また、この忙しい時期に養殖ホタテの出荷も重なり、 耳吊り作業を中断して出荷してる人もいて、これぞまさしく、「秋の繁忙期」 という忙しさになってるのが、今の浜の様子です。 ちなみに私海坊主もお疲れモードでへばっています。また編集長のご主人のお 世話になりそうな状態になっております。 ┌───────────────────────────────────┐ │【あれは30年前 〜昭和47年10月号「広報さろま」より〜】 by Don │ └───────────────────────────────────┘ ・“おとしよりに手作りの「杖」を”・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〜浜佐呂間 林 貞夫さん〜・・ 小さな善意、しかし大きな行為を一つ。町内(佐呂間地区)の老人クラブを通 して、手作りの「杖」がたくさん配られて老人から大変喜ばれています。この 「杖」の贈り主は、浜佐呂間の林 貞夫さん(66歳)です。 雨の一日、林さんのお宅を訪ねてお話をお聞きしましたが、昨年、長い病院生 活から離れて専ら養生第一、「杖」を作り出した動機とてないが・・・・「た またま作ってあったのを親戚まわりに2、3あげて喜ばれたり、老人クラブや、 まちでお年寄りが本当に杖を頼っているのをみたのがきっかけで」という。 「畑は、出ても息子たちが心配するので、まあー、暇と健康回復を兼ねて作っ て、あちこちあげて老人に喜んでもらえることが嬉しくて、作っているうちに みんなにあげたくなったが、数でね。」今まで150本以上作ったそうな。中 には、店先に並んでいるような秀逸なのもある。 一見平凡な「杖」だが、作る行程を聞いて、なかなか大変だと思った。特に柄 のところが苦心するといい、材料も山を歩いても思ったほど良い木はないとい う。 暇を見てはコツコツと、心に張りをもって、しかも心の安らぎをおぼえながら ・・・・・・明日の善意に生きがいを感じている老人もいます。 ┃記事はこちら。┃ http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_10_tue.pdf ┌───────────────────────────────────┐ │【今週の話題】 │ └───────────────────────────────────┘ 『佐呂間町スポーツ表彰者』 去る10月14日、今年度のスポーツ功労賞・奨励賞の受賞者が表彰されまし た。表彰者は以下のとおりです。 「スポーツ功労賞」 ●山口 光友さん(佐呂間町スポーツ団本部長) 剣道少年の指導の傍ら、町のスポーツ少年団本部長を永年勤め、町内外の スポーツの振興に貢献した業績を讃えての受賞。 「スポーツ奨励賞受賞者」 ●陸上 藤田 英恵(小4) 玉井 大翔(小4) 中村 雄大(小6) ●水泳 久米 翔太(中3) 久米 千亜希(高3) 北野 由依(高1) ●柔道 大塚 淳史(中3) 向井 悠葵(中3) 今 知幸(高3) 北原 史寛(高3) 佐中柔道男子(大塚・向井・尾崎・土田・山内智成) ●バトミントン 石塚 大修(中3) 大川 玄太(中3) 諸岡 伸弥(中3) 加藤 太樹(中3) 佐藤 元展(中2) 土門 弘樹(中3) 浜中バトミントン部(石塚・大川・諸岡・加藤・土門・佐藤・柏原涼平) ┃表彰を受けたみなさんです。撮影〜Shuichi┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_wadai.html ...................................................................... 『ピアノマンリクオライブリポート』〜こま 去る10月12日(土)、キリスト教佐呂間伝道教会で開催されたピアノマン リクオのライブは大変盛り上がりました。その様子をライブコーディネーター こまさんのHPに飛んでリポートしていただきましょう。 ┃こまさんのホームページ、こちらからご覧ください。┃ ┃ここの上の「Live report」の、 ┃ ┃ 「書いた人 こま」をクリックして見て下さい。┃ http://www8.plala.or.jp/chesara/h_frame.html ...................................................................... 『サッカー教室終了』 5月に始まったサッカー教室が、先週の土曜日12日をもって終了となりまし た。ワールドカップ開催もあいまってか、小学1年生から中学3年生まで、毎 回50名近い人数での開催となり、スタッフがびっくりするほどでした。集まっ た人数もですが、子ども達の成長の早さもすばらしく、回をおうごとに、サッ カーらしく?なってきました。 毎週土曜日開催というのは、教える側も結構大変だと思うこともありましたが、 佐呂間高校を卒業したばかりのOBから、小学校の校長先生にいたるまで、毎 回10名を超える人たちがコーチとして協力してくれたこともあり、無事半年 間教室を開催し続けることが出来ました。 サッカー教室のほうは先週で終了となりましたが、まだ、これからもサッカー を続けたいという人は、サッカー少年団が冬も活動しています。詳しくは下記 までお問い合わせください。 ●団長 藤田 2−2431、●監督 桑島 2ー1276 これまで半年間、参加してくれた子ども達、送迎応援等してくれた保護者の皆 さん、コーチの皆さん、ありがとうございました。 (あべっち) ┃サッカー教室の子ども達です。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_wadai2.html ┌───────────────────────────────────┐ │【今週のお知らせ】 by なおき │ └───────────────────────────────────┘ 10月15日(火) あやめ会 老人福祉センター 10時 無医地区巡回診療 栃木公民館 15時 佐呂間高等学校開放講座 佐呂間高校 19時 10月16日(水) ヘルスアップ教室「キンボール」 体育館 10時 シルバー健康教室「キンボール」 体育館13時30分 10月17日(木) 若佐ふれあい会 若佐コミセン 10時 いきいき親子セミナー「ミニ劇場」 町民センター 10時 10月18日(金) 心と体のリハビリ教室 老人福祉センター 10時 心配ごと相談 老人福祉センター 13時 市町村合併問題住民説明会 若佐コミセン 19時 家庭教育講演会 『こどもはこども、私は私』 〜子育てしながら、自分探し〜 佐呂間小学校体育館 19時 10月19日(土) サッカー教室 多目的広場 9時 チャレンジ「カイト作り」広場 図書館 10時 お話広場 図書館 14時 10月20日(日) 第7回マスターズ水泳大会スター スター 8時45分 10月22日(火) グランドファザークッキング 町民センター 10時 ┌───────────────────────────────────┐ │【キリンのぶつぶつ】 by キリン │ └───────────────────────────────────┘ 10月13日(日)『シンデレラ夢2002写真展』 毎年9月の第1週目の土日に行われるシンデレラ夢。2002の写真展が町民 センターロビーにて開催中(10月10〜20日までの10日間)。かぼちゃ 倶楽部広報班の力作1008点。各学校・団体の夢パレードの様子・シンデレ ラ達の満面の笑み等などがところ狭しと展示されています。希望される方には 購入可能(現像代金のみ)との事です。 ┃写真展の様子です。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1016_kirin1.html ┌───────────────────────────────────┐ │【とものお気楽日記】 by とも │ └───────────────────────────────────┘ ○月○日(○)『牡蠣剥き』 夏場、農家のかあさんである私も秋が近づくと、畑仕事の合間、漁師のバイト に行く。今年も、牡蠣の季節。例年よりも早く、牡蠣剥きが始まった。今日か ら仕事。朝6時からの仕事には出れないので、子供を送り出してからの8時か ら。木製の牡蠣剥き専用の台に今年の牡蠣が山のように積まれている。それを ひとつひとつ手にとって専用のアイスピックのようなもので開けていく。 今年で3年目。最初の一年目は、髪を振り乱し、午前中だけで肩こりがひどく てシップをした。日ごろなんとなく付き合っていた漁師の母さんたちが、職人 に見える。かっこいい。左手には、アイスピックで穴を開けた傷が、天の川の ようになった。「痛い」と声をあげても、またかと思われて振り向かれもしな い毎日。傷をつけたら失敗。そんな牡蠣が、綺麗に剥けたものよりも何倍も出 来た。 2年目。左手の傷は北斗七星ほどに減ったものの、指の筋を傷つけ、中指が動 かなくなり、病院へ。傷つき牡蠣は、やっぱり、バケツにいっぱい。このバケ ツはお持ち帰り用なので、毎日のように牡蠣料理が夕食となった。日ごろお世 話になった人に、牡蠣をおすそ分けしては、「よくクビにならんもんだ」と感 心される毎日だった。 やっと、3年目の今年。一日目の今日は、左手に星を作らなかったほど、上達。 なんて明日はわからない。剥きたての牡蠣は、ぷりぷりとしている。こりこり しているのだ。そんな牡蠣を食べられる私たちは幸せだと思う。娘が、「今年 も牡蠣剥きするんでしょ。あの、剥いたばかりの牡蠣がうまいんだよなあ」と、 おやじくさい言い方でよだれをたらす。失敗した牡蠣のバケツは、家に持って 帰るとたちまち子供たちがつまみ食いする。ちょうどいい塩味がついていて、 これがなんともうまい。 3年かかって一人前だと漁師は言う。それほど、技術のいる牡蠣剥き。私の場 合は、5年ぐらいかかるかな。それまで、赤字覚悟で我慢しながら雇ってくれ ているここの漁師さんに感謝しながら、ここでやめたら、詐欺行為だと思われ るので、頑張って仕事をする毎日になりそうだ。 ┌───────────────────────────────────┐ │【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅 │ └───────────────────────────────────┘ 大学に進学するため沖縄に来て、もう1年半が経つ。日本中のあちこちから人 が集まって来ている大学、という場所には本当にいろんな人がいて、ただでさ え広範囲な人間の集まりが成されているのに、さらに世界各国からも絶えなく 留学生がやってくるので、もはや地域も人種も何もかもがまぜこぜである特殊 な雰囲気をかもしだしている。ぜひキャンパス風景をお見せしたい。サリーを 身にまとい、頭にターバン巻いたインド人。冬にさしかかろうとしている肌寒 い季節に平気でノースリーブ・ショートパンツのスタイルをくずさないアメリ カ留学生。(足の長さが私達と全然違う!)一見日本学生に見えるのに、よく よく会話に耳を傾けると実は中国語だったりもする。ひとなつっこいスペイン 留学生。アフリカ、中東、欧米、東南アジア、韓国・・・。日本国内だけでも 北から南まであらゆる地域からの人間がいてすごい!と思うのに、さらに上ゆ く人種のモザイク状態である。沖縄はもともと貿易の中継港であったためか、 大学の外へ出てみても、実に様々な人種がこの地で生きている。そしてそれが 当たり前かのように沖縄の人は彼らと共に沖縄での生活を楽しんで生きている。 肌の色が違うとか、宗教が違うとか、言葉が違う、姿かたちが違う、なんてこ とは関係ない。ただ、人間と人間が助け合って生きている。この小さな島には こんなに大切なものが詰まっている、と思う。 こんな中で外国の学生の話を聞くことも多い。日本の若者と比べ、彼らは自分 の国のことに詳しく、誇りもあり、そして何事にも貪欲である。そして、人生 計画がしっかりしている。大学を終えてからの歩むべき道が形として描かれて いるのがほとんどのようである。社会に出た時、大人として何をすべきか、そ んな世の中への責任感というものを持ち合わせているのだ。自国を離れて異国 の地にやってきているものだからこそ、考え方がしっかりしているせいもある だろうが、なんともまっすぐ先を見据えて生きているなあ、と感心してしまう。 自分はどうだろう・・・。今は自然環境の勉強をしている。私たちの生活の場 である環境について学ぶことは楽しいし、それが脅かされている実体や、その 恐ろしさについて知ることは本当に大切であると思う。現代は破壊の時代から 共存の時代へと移行すべきであり、自然環境はこれからの時代、地球・人類に 大きなテーマであると思う。だからゆくゆくは、グローバルなフィールドにで て保護活動やら調査・研究やらの仕事につきたいと考えている。だが、大学を 出てすぐに仕事、という気にも正直なれないでいる。元気で、自由に動ける身 体と、いろんな物事を吸収できるやわらかい頭とがあるうちに、世界中を旅し てみたい。私は1つどころにとどまれない性格なのかもしれない。好奇心がう ずいてやまないのだ。いけるところにはどこへでも行きたいし、世の中に存在 するあらゆる実体、風景、出来事をこの目に焼き付けたい。身体の五感をとお してしか感じることのできないその場の雰囲気や、空気の味や匂い、風の感触、 大地を踏みしめる感触。行く先々での出会い。経験。想い出。欲張りではある が、自分自身で実際に体験したいことが山積みだ。そして自分のための時間と お金を使うだけ使って思いっきり欲を満たした後に第2のスタートを切れたら、 なんて考えている。 ここでいつも思い悩むことがある。自分が本当にやりたいと思っている世界旅 行を終えて残るものは、ただの自己満足であって、社会の1員として世の中の 責任や義務を果たすことは何もないと思う。自分の人間性を磨くために歩き回 っても何をか他の人のために残せるものはないように感じるのだ。そんな自己 満足だらけの自分の計画を実行する価値はあるのだろうか、と。好きなように やればいいじゃん、おもうでしょう。なぜこう考え悩むかというと、今の日本 にはいわゆる特定の職を持たずにバイトなどでお金を稼ぎながら自分のやりた いことを探している『フリーター』が多くあふれている。たいてい彼らの多く は理想と現実の誤差に納得できなかったり、理想を追うばかりで現実を見つめ ることができなかったり、なんだかんだと就職を拒否しているだけのものもい る。社会になじめずに社会の現場から離れていく『引きこもり』、親離れでき ずじまいの『偽大人』。私はそんな日本の若者の傾向に不安を感じる。自分自 身も人のことは言ってられないので、矛盾はしているが。私は彼らと時を同じ くして日本の社会を、国を支えるべき仲間としてこの世界で、この時代の流れ の中で生きていくのである。教育現場、家庭問題、子ども殺人、少年犯罪、不 正政治、経済破綻、医療・食品(農業)の不信、さらにこれらの問題に本気で 向き合おうとする国民の少ないことはこれまた深刻である。(テレビニュース、 インターネット。情報を手に入れるのに驚くほど便利な時代になりましたが、 それとひきかえに情報が多すぎて1つ1つの問題の深刻性が薄れているように 思います。)この山罪の問題を抱えるはたして日本の国よ、大丈夫か?!であ ります。そんな中、自分のことばかり考えて生きている場合じゃないのか・・ ・?!という思いが生じたのです。私みたいにすきなことしてやるーっ!と考 えている人が他にもたくさんいるはず。そしてみんながみんな好きなことして いたら日本はあっという間に崩壊してしまうでしょう。だんていうんだろう、 『自分自分』の生方だけじゃだめなんだ・・・という感じ方が新たに私の中に 芽生えているのです。今までは自分1番、自分が楽しく充実して生きていくこ とが親への1番の恩返し!なんて都合いいことを考えていた。 今また、ちょっと新しいものをとりこんで少し変化しつつある自分の中で『生 き方』について、思い悩む今日この頃でした。このテーマはこれからも長い付 き合いになる私の人生のテーマでしょうか。ゆっくり考えて存在しない答えが いつか形となって自分の歴史の中に残るといいなって思います。 ┌───────────────────────────────────┐ │【編集後記】 by 編集長さくらうめこ │ └───────────────────────────────────┘ 最近ふたりの実行委員に感心しました。ひとりは北見で行われた映画上映会。 まったくの素人がその映画を見たいがために、また多くの人に見て欲しいが為 にとうとう実現してしまったのです。何も分からない状態からのスタートで、 たくさんの人の協力も得ましたが、やはり当人の想いが一番強く、周囲の人の 共感を得た賜物と思います。 もうひとつは先週行われたピアノマンピクオのライブ。これもただの一ファン が彼の歌を聞きたいがために、本当にサロマでのライブを実現してしまった夢 のような物語。詳しくは今週の話題でご本人がリポートしてくれているけれど、 どちらもごく普通の女性が、それもどちらかというとおっとりタイプの決して バリバリの印象を受けないような人達の思いが実現して、それぞれに本当にす ごいなあと感心したのでした。今、普通の女が熱い。 「秋」を特集してみましたが、サロマは本当に冬近しで、大急ぎで冬を迎えよ うとしています。早ければ来週には初雪もという頃ですね。早朝にはストーブ も活躍する季節です。寒さに負けず、元気に今週もがんばりましょう。 ┌───────────────────────────────────┐ │ 佐呂間町の関連サイトはこちら │ └───────────────────────────────────┘ ▼サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/ ▼日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。 http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 【ほぼ週刊さろま】2002.10.16(毎週水曜日発行) 第117号 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ マガジンID:0000040784 発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会 発行責任者:干 場 久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp 編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp 編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp …………………………………………………………………………………………… ▼バックナンバーはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/backnumber.html ▼メールマガジンの登録・解除などはこちら 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