ほぼ週刊さろま2002.11.13 10:00発行 第121号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                                                │
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 すでに初冬を迎えているサロマにて、これからは寒くなる一方だな〜っと思っ
 て覚悟していたのに、今日はわりと暖かかったです。なんだか、この微妙な気
 温に体がついていきません。私ごとですが、仕事も色々詰まっていて頭の方も
 ついていきません。

 先日、雪が積もった事もあり、小・中学校では自転車通学が出来なくなったと
 ころもあるでしょう。朝晩の路面は、凍っている個所も多く充分な注意が必要
 ですね。すでにほとんどの車両が冬タイヤを装備している事でしょうが、この
 タイヤ交換、みなさんは自分で行うんでしょうか?車屋さんでは、一本700円ほ
 どかかるようで、今年は初めて自分で交換してみました。そのため、数日後に
 タイヤが外れる危険性あり・・

 用意周到!あらゆる意味で、もう一度しっかりネジを締めなおさなくてはと思っ
 ています。

 ┃今週のサロマ、雪景色┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1113_iku.html

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                        │
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 『世界の珍味とその値段』

 食欲の秋とはもう少し時期はずれとは思うが、今は何を食べても旨い季節であ
 る。そこで、今回は面白い話を紹介しよう。

 「四本足で食えないのは机だけ、二本足で食えないのは両親だけ」と中国の諺
 にもあるように、アジアの食材はバラエティに富んでいる。例えば、日本では
 ペットとして可愛がられているイヌやネコだって、中国や韓国では普通の食材。
 もっとも、韓国のイヌ料理に使うイヌは専用の牧場で飼育され、美味しい肉に
 するため松阪牛並みに丹精込めて育てられる。それだけに現地では高級料理で
 もあり、そうめってに食えるものではない。

 本来、イヌ料理は滋養強壮の意味合いが強い健康食、同じ目的でネコも薬膳料
 理の素材になるという。イヌやネコは、ベトナムや中国の広東省でも食べる。
 しかし、食材として大量入手が困難なこともあって、中国ではどちらかという
 とイヌ肉よりもネコ肉のほうが高級食材であるとのこと。

 また、中国南部では蛇肉も良く食べられるが、こちらは庶民の味といった感じ。
 さらに、タイに行くとよくタガメやバッタなどの昆虫を油で揚げたり、甘辛く
 煮たりしたものが売られているが、こちらは子供の小遣い程度でも買えるシロ
 モノ感覚的にはポテトチップのような、手軽なスナックだという。

 さて、珍味の値段の一部を紹介しよう。
 韓国・ソウル市内のイヌ料理専門店、一人前で約2000円。
 ベトナム・イヌ料理店、スープ・炒め物・焼肉の三点セット、一人前約500円。
 ベトナム、虎のペニスのスープが一杯35100円。
 中国・広州市内の一流料理店、ネコ肉のスープ(4人分)1875円。
  中国・広州市内のヘビ肉のスープ(2人分)450円。
 タイ・バンコク市内の屋台、タガメや蛾の幼虫などのスナック(1袋)30円。

 などなど、さて、皆さんは食欲がわいてきたでしょうか?

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│【告知板】                                                            │
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 『安心温泉ツアー』〜居宅介護支援事業所「夢ふうせん」提供

 秋の一日、おいしいものを食べて温泉でのんびりしませんか。

   と き : 11月14日(木)10〜15時
   行 先 : サロマ湖鶴雅リゾート(常呂町栄浦)
   費 用 : 3000円(送迎・温泉・食事・カラオケ・保険込み)
   申 込 : 2ー1123(夢ふうせんサービス課 佐伯)

       ・町内の65才以上の方はどなたでも。
       ・元気な方もそうでない方も大歓迎です。
       ・看護師・ヘルパーが同行しますのでどなたでも安心です。
       ・スタッフがご自宅まで送迎します。

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│【慶弔】 by ももっち                                                │
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 ☆お誕生、おめでとう。

  柴田秀美・満紀さん(宮前町) 海宇(みう)ちゃん 9/6生まれ

  細木利夫・さゆりさん(宮前町) 梨瑚(りこ)ちゃん 9/9生まれ

 ★お悔やみ申し上げます。

  田中善金さん(浜佐呂間) 72才 11/10死去

  木屋雅喜さん(東区) 36才 11/9死去

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│【ゴミ問題とリサイクル】 by d−b                                    │
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 だいぶ定着し落ちついたゴミ問題ですが、まだ少しずつ小さな疑問が生じます。
 ひとつひとつ解決していきましょう。

 【先週提出された質問への解答です。】

 ●発泡スチロールのトレイにも「プラ」のリサイクルマークがついたものがあ
  りますが、これは「その他プラ」に分別するというのは本当ですか。どうみ
  ても素材は発泡スチロールだと思うのですが、どう違うのでしょうか。

  答え:発泡スチロールにその他プラスチックのマークが付いているものでも
     発泡スチロールに分類して出すようにしてください。

 ●「その他プラ」がとてもたくさんたまります。今は収集が月2回ですが、「
  燃えないゴミ」は毎週ですがそれほどたまりません。この収集の回数を再考
  してはいただけないでしょうか。

  答え:収集日の回数については現在調整を行っていますが、その他プラスチッ
  クの収集は月2回で来年も考えてします。収集品目が増えており、また、そ
  れぞれの処理行程が違うため収集日を増やすことは困難な状況にあります。

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│【あれは30年前 〜昭和47年11月号「広報さろま」より〜】 by Don   │
└───────────────────────────────────┘

 ・・・・・“「ダシ」に「チカ」大もて〜秋の湖畔に太公望”・・・・・・・
 ・                                 ・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この夏も、船出して大勢の釣りびとが湖上を賑わしておりましたが、それもど
 うやら一段落、秋口に入って湖畔にチカの群が押し寄せ、連日まちの人たちが
 これまた押し寄せて、チカ釣りに懸命で、ただならぬブームを呼んでいます。
 日曜日なんか、多いときは築港にズラッと並んで釣る様はなかなか壮観です。
 釣り人に聞いてみますと「趣味と実益を兼ね、しかも、エサもいらず誰でも釣
 れる。おつゆのダシには最高だし、お母ちゃんには点数はあげるし」と、しあ
 わせいっぱいに笑っていました。

 ┃記事はこちら┃
  http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_11_turi.pdf

┌───────────────────────────────────┐
│【今週の話題】by うめこ                                               │
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 『農業実習生』

 啓生のS農場に実習生がきているとの情報を得て、先日、取材にお邪魔した。
 単に“実習生”と聞いただけで、細かな前知識は一切なかったので、ちょっと
 ドキドキモノでの突撃取材となった。

 その方はひっそりと待ってくれていた。あまりに清楚なたたずまいに、「学生
 さんですか?」と聞くと、笑って「違います。」と答えてくれた。岡野いづみ
 さん。JAの農業体験実習に応募してこの地サロマに2ヵ月住み込みで滞在した
 という。それまでは事務系の仕事をしていたというのに、北海道の畑作を体験
 したいと思って来たというのだから、それだけでもおもしろい人物かもしれな
 い。興味が湧いて次々に出る質問に、ハキハキと返答が返る。

 来たきっかけは「IターンUターン」という地方版就職情報誌を見て。実家が群
 馬で農家をしていたこともあり、北海道の農業を見てみたいと思った。感想は 
 アメリカ的と言うか、トラクター等数々の機械を駆使する、その規模の大きさ
 に驚いた。心構えとしては、足手まといにならないように、最後まで努まるか
 、自分の可能性を見たいという気持ちもあった。ビートは初めて見て、それで
 グラニュー糖ができるとは知らなかった等々・・。

 農業の話しはそんなところで、そのあとの雑談がまた盛り上がった。スポーツ
 のこと、将来のこと、サロマについて、メルマガのこと。もっと話しをしたかっ
 たと思った。できればもっと早く知り合って、もっと色々なことを一緒に経験
 したかったとも思った。この「ほぼさろ」が出る日に彼女はサロマを去り、お
 そらくおうちに辿り着いてから、これを読んでくれるのかもしれない。

 いづみさん、無事帰りましたか。どうかメールください、そして今度はあなた
 自身の言葉で、サロマでの体験と感想を語って下さったらうれしいです。これ
 もまたご縁。これから始まる新しい暮らしもお知らせください。お待ちしてい
 ます。

 ┃農業実習生いづみさんです。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1113_wadai.html

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 『ゴスペル、マスコミを飾る』

 引き続きPPS(ピーチクパーチクスズメの子)の話題。先週書いたゴスペル
 教室の時に、“紋別新聞”の記者が取材に来てくれました。彼は以前サロマ湖
 ウルトラ100キロマラソンの時にも取材でお会いし、「ほぼさろ」を愛読さ
 れているのは知っていました。

 ゴスペル人というのはなぜか来た人にみな「一緒に歌いましょう!」と誘って
 しまう習性があるようですが、ご多分にもれず、この日もすっかり引きずり込
 んで記者さんにも歌わせてしまったようでした。もうすでに記事にはなったよ
 うですが、地方紙なので我々の目には触れることなく、どんな風に書いていた
 だけたのか興味津々です。(そのうち届けていただけると思いますが。)

 で、今度はその記事を読んだ某ラジオ局からの取材が入ったと言うのです。こ
 れにはPPSの代表が取材に応じるということですが、あちこちで話題にして
 もらえることは光栄でとてもうれしいことですが、肝心の歌の方がさっぱり上
 達せずに、いつまでもスズメの歌声では情けない限りです。

 いつかは“素晴らしい歌声のPPS”として、マスコミに登場してみたいもの
 だと思っています。今、こんなに苦しんでいる(?)根源は、メンバーである
 女子中学生の、「わたしたちもミュージックフェスティバルに出た〜い!」と
 言ったその一言に大人達がほだされて始まったこと。次回は「ほぼさろ」が、
 そのあたりを徹底取材してみようかと思います。

 ゴスペル、増々マスコミを賑わすの巻でした。

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│【今週のお知らせ】 by なおき                                          │
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 11月13日(水) 子宮がん・乳がん検診 若佐コミセン   8時30分
                      町民センター  12時30分

           ヘルスアップ教室  町体育館        10時

           シルバー健康教室  町体育館     13時30分

 11月14日(木) リサイクル資源収集 中地区

           子宮がん・乳がん検診 町民センター   8時30分

           若佐ふれあい会   若佐コミセン      10時

 11月15日(金) 心配ごと相談    老人福祉センター    13時

 11月16日(土) お話広場      図書館         14時

 11月17日(日) ミュージックフェスティバル  町民センター 10時

 11月18日(月) リサイクル資源収集 上地区

 11月19日(火) 寿大学       町民センター      10時

           3種混合接種    佐呂間医院   13:30〜14:00
                     厚生病院    14:30〜15:00

           無医地区巡回診療  栃木公民館       15時

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│☆新企画【ほぼさろ紙上物産展】 by うめこ                              │
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 このコーナーはメルマガ紙上でおこなう物産展です。サロマの名産、もしくは
 おもしろう商品等をご紹介したいと思います。質問や依頼やお問い合わせなど
 ドンドン受け付けます。編集長までメールをお送りください。

 4回目の今日は・・・風邪の季節となり、店頭にも“飴”がずらりと並ぶ様子
 が見られますが、では飴シリーズで・・・。

 ●『クリオネキャンディー』
  北海道のお土産品として近頃人気のクリオネもの。クリオネはかわいいのに
  製品にしたらかわいくなくなると思っていましたが、これは本当にかわいい
  キャンディーです。これならちょっと買ってみようという気にもなるという
  もの。味は・・わたしが食べる前になくなってしまいましたので分かりませ
  ん、悪しからず。

 ●『のどあめ』
  これは実は別にサロマのものではない咽に効くハーブのキャンディーなので
  すが、なぜか形が“ホタテ”なのです。サロマ人はホタテやカボチャに敏感
  で、形がホタテだというだけで無性に親近感がわいて買う人がたくさんいる
  ようです。サロマの隠れたヒット商品ですね。今度、なぜこの飴の形が“ホ
  タテ”なのかを調べてみようと思います。忘れてはならない、味は抜群です。
  のど飴も様々あれど、ひょっとしたら一番おいしいかもしれないほど。是非
  お試しください。

 ┃飴シリーズのお写真はこちら。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_1113_bussanten.html

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│【浜だより】 by 海坊主                                            │
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 浜ではサケ定置漁も終盤となりましたが底建網漁ではイカが大漁となっていま
 す。

 そんな中、いよいよホタテ養殖の沈下作業が始まってきました。この作業はホ
 タテのつるしてあある養殖施設を越冬のために、コンクリート製の石を付けて
 海中の中間に沈める作業です。なぜおこなうかというと、サロマ湖が結氷する
 のでその対策として行います。この作業が終わればホタテ養殖の作業の1年が
 おわり、この後はカキ漁がメインとなっていきます。

 そう言えば最近港で釣り人を見かけるようになってきました。見てるとチカが
 ボチボチと釣れているようです。休日に家族でチカ釣りを楽しんでみてはいか
 がでしょうか。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                                        │
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 11月3日(日)『佐呂間町功労者表彰式』

 文化の日11月3日に「平成14年度佐呂間町功労者表彰式」が行われました。
 今年は、自治功労・産業功労・消防功労・災害救助功労で11名の方の受賞と
 なりました。自治功労は、統計調査員・農業委員会委員・交通指導員として、
 産業功労は農業所得専門委員等の農業振興を、消防功労は町消防団員、災害救
 助功労は私設消防団・水難救難所等、皆さん各分野で活躍された方々です。受
 賞おめでとうございました。

 受賞された皆さんです。

 自治功労 7名
  鈴木幸一さん(朝日)・佐野孝一さん(西富)・太田米蔵さん(共立)
  田口勘一さん(幌岩)・坂上正明さん(若里)・和泉 亨さん(浪速)
  杉本 勝さん(富武士)
 産業功労 1名
  本田義一さん(川西)
 消防功労 2名
  澤井孝志さん(永代町)・渡部日出男さん(大成)
 災害救助功労 1名
  小林満雄さん(富武士)

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│【とものお気楽日記】 by とも                                         │
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 ○月○日(○)『鎧と素肌』

 「いやあ、参った。いなくなった」そう、知り合いから電話が来たのが木曜日。
 主人の親友が行方不明となったのだ。「俺らはとりあえず海岸ぶちを捜す」そ
 う言われ、私は家を飛び出し車に乗り、山と川を走った。だが、どこの川?ど
 この山?あてもなく涙ばかりが流れ出る。「もしかしたら誰かと逃走したかな
 ?」駅と駐車場も探し回る。そうであって欲しいと願いつつ。

 「見つかった」そう主人から連絡が入ったのは土曜日だった。
 「どこ?札幌?北見?」
 「家のそばだそうだ・・・」重い声が彼の死を語っていた。

 冷たい雪が降り出した。彼が発見されたと同時に空から雪が舞い落ちてきた。
 大きな雪の塊は空から静かにゆっくりと、まっすぐに降り落ち、彼の家に集ま
 った私たちの車の上に積もり出した。

 誰よりもその重みに耐えられなかったのは、小さな幼子だろう。何故、彼はそ
 んなに小さな幼子を残して行かなければいけなかったのだろう。お父さんが帰
 ってきたと喜んで家に戻った子供たちは家の中の異様な雰囲気に驚いただろう。
 もう、抱っこもしてくれない、名前も呼んでもらえない、一緒に笑ってくれな
 い、頭を撫でてくれない、、、そんな父親の姿を見て息を吸うことも吐くこと
 も出来ないほど、大声で泣き出した。「おとうさん、おとうさん、何で?だっ
 て、だって、、、、」静かな姿にいつまでもいつまでも尋ねる。いつまでもい
 つまでも雪が降り積もるように。小さな二つの手が、彼の髪の毛を撫でていた。

 冷たい雪がその晩だけ、降り積もった。次の朝、あたりは真っ白で別世界だっ
 たが、昼には雪が溶け、地をぬらした。男は鎧をまとった戦士であるのかもし
 れない。強い鎧の中には弱い素肌があるのに、それを見せない。だが、時とし
 て鎧はぼろぼろとなり、素肌をさらけ出すこともあるだろう。素肌は実は鎧で
 は感じなかった他人の温もりを直に感じることも出来るのに、他人はそれを快
 く受け止め、抱きしめてくれるのに、そして、他人自身が彼の新しい鎧となる
 のに、なのに、男は素肌をさらけ出そうとしない。死を選ぶ勇気を持つ前に、
 どうか、皆に抱きしめてもらう勇気を持って欲しい。それは負けではない。よ
 りよい方向に向かうための方法だと思う。どんな人にも、鎧になる人は大勢い
 る。いい方法を教えてくれる人が大勢いる。

 彼の葬儀は、沢山の人が集まり、葬儀が終わってもほとんどの人が、その場を
 離れなかった。彼を抱きしめたかった、鎧になりたかった大勢の友人が、ずっ
 と、そこにいた。

┌───────────────────────────────────┐
│【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅                        │
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 『琉大祭日記』

 先週の土・日2日間にわたり、私が通う琉球大学最大イベント、琉大祭が行わ
 れた。広大なキャンパスに学部・学科・部活・サークルごとに開く様々な店鋪
 が立ち並び、ステージでは朝から夜中までジャズ・バンド・えいさー・ダンス
 などが披露され、行き交う人々は陽気な雰囲気に心ほぐれてか皆笑顔で祭を楽
 しんでいた。

 わたしは今年、バスケサークルで焼き鳥屋をだしていた。これまた朝から晩ま
 ですすと煙にまみれて熱く燃える網の前に汗までながして座りっぱなしで鶏肉
 を焼きまくった。次から次へと入る注文にうんざりしながらもけっこう楽しかっ
 た。最後の方など焼くのがおもしろくなってきて、いかにおいしくやわらかく
 焼き上げることができるか、こだわっていた始末。何をやるにもそれぞれ1つ
 1つの物事が奥深い、と改めて思った。自分はいつもそんな風になにかやり始
 めると変にはまってしまうところがあるようだ。

 琉大祭は正規では22時までの催しだが、なんのなんの。こちらがメインとも
 言えるほど夜中から朝にかけての盛り上がりはすごい!大体、店を閉めてその
 ままテントが飲み会場と化す。朝からすでにビール片手にはたらいている人も
 多く、通路をも占領して、琉大生も一般客も、琉大祭を手伝ってれる一般スタッ
 フも朝まで、つぶれるまで、とにかく飲み明かす。そんな中、楽器隊が露店を
 歩いてパレードし、それにつられて皆踊りだし、こんな時のためにギターや三
 味線をちゃんと持参してくる人もいて、星空の下、素敵な路上ライブが開催さ
 れる。皆で歌い、皆で笑い、こんな皆でつくり出す時間がとてもあたたかく心
 にしみる。その時間に、空間の中に、自分がそんざいすることがとても嬉しく、
 居場所があって安心した。

 結局わたしはこの琉大祭期間中テントに連続3泊してしまった。程よく酔いが
 まわった身体で家に帰る気力もなく、その場の雰囲気にまぎれてきもちよく眠っ
 てしまったのだ。1度は裏の地面にある穴の中で目覚めておののいた。冬眠し
 ている獣みたいだったよ、と皆笑われた。おかげで今も身体中の間接がぎしぎ
 しと痛い。

 とにかく毎年毎年、琉大生も一般市民もおじいおばあから小さな子どもまで若
 者が開催し、つくり出す特殊な雰囲気のこの祭りをおおいに楽しんでいる。皆
 さんにも機会があればぜひ琉大祭を体験してもらいたいくらいです。

 基本的に私は祭の空気が大好きだ。店鋪ごとに流している様々なBGM、物を焼い
 たり炒めたり、人々の笑い声、売り子の宣伝文句、あらゆる音が入り交じって
 賑やかな空間をかもし出す。それに食べ物の甘い匂い、肉の焼ける香ばしい匂
 い、夜の外のすんだ空気の匂い。気持ち高まり顔がほころんだ人の顔。人と人
 が混じりあい、ただの売り買いのささいな交流までもが異様に楽しく感じる。
 これはお祭りの素敵な魔力だと思う。

 では、また来週。

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                    │
└───────────────────────────────────┘

 このところ「私事ですが」がずっと続いていますが、今週はびっちり施設実習
 が続いています。ということで、特別養護老人ホームの仕事を手伝わせてもら
 いました。正直なところ、寝たきりのような方と接するのは初めてでしたが、
 案ずるよりはですぐに慣れてしまい、お世話の仕事も本当に楽しくやらせてい
 ただきました。何でもすぐ夢中になるのは今週の小梅が書いている、「何をや
 るにもそれぞれ1つ1つの物事が奥深い、と改めて思った。自分はいつもそん
 な風になにかやり始めると変にはまってしまうところがあるようだ。」という
 のと妙に共通するなと感心したところです(笑い)。

 ホームでは熱心な職員のみなさんが、実にテキパキと仕事をこなしていました。
 一番若い寮母さんの名前だけを連呼する爺チャンもおかしかったし、いつも同
 じ雑誌を手にしていた爺チャンには新しい『プレイボーイ』でも持って行って
 あげたい心境です。みなさんには大変お世話になりました。そう言えばわたし
 の担当寮母さんも、「ほぼさろ見ているよ。」とおっしゃってくれました。又
 機会があればお邪魔したいと思います。その時はよろしくお願いします。

 ということで忙しい日々でしたが、ほぼさろスタッフの面々もそれぞれ忙しい
 霜月を送っています。なおきさんは飲み会を抜けて編集に来てくれたのに誰も
 いなかったとわめいていました(わたしも今日は帰りが遅かった)。発行責任
 者はしばらく“香港”にお出かけでした(ばらしてしまった)。編集には皆勤
 であったももっちも、このところ原稿はメールで、写真は添付でというのが続
 きました。忙しくバタバタしていると風邪もひきますのでご注意ください。

 そう言えば思い出しましたが、来週こそ今度はわたしが1週間出かけますので
 編集後記は遠くの地より携帯iモードで送ってみたいと思います。それまでみな
 さん、どうぞお元気でお過ごしください。

┌───────────────────────────────────┐
│ 佐呂間町の関連サイトはこちら                                        │
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  ご協力に感謝します。
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┃    【ほぼ週刊さろま】2002.11.13(毎週水曜日発行) 第121号    ┃
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   マガジンID:0000040784
     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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