ほぼ週刊さろま2003.1.8 10:00発行 第129号
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┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━┓ ┏━━┻━━┛・・・・・・▼WEEKLY THE SAROMA!▼・・・・・・┗━━┻━━┓ ┃・★・・・・・ ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま ・・・・・★・┃ ┗━━┳━━┓・・・・・・・2003.01.08 No.0129・・・・・・・┏━━┳━━┛ ┗━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━┛ わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。 (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください) ━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓━┓ ★┃新┃年┃の┃ご┃あ┃い┃さ┃つ┃を┃申┃し┃上┃げ┃ま┃す┃★┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 昨年暮れは、忙しさのあまり年賀状も大掃除も間に合わず「今年は年が越せな いのでは?」と思ったほどですが、黙っていても朝日は必ず昇るものですね。 佐呂間に住んで10回目のお正月「サロマの夜明け先取りツアー」への参加を 決意した私、足取り軽く登った幌岩山山頂にて生まれたばかりの朝日を拝みま した。張り切ったわりに筋肉疲労にも悩まされず「まだまだ若い!」と自負。 朝日に手を合わせ感激のあまり、新年の決意も願いも何もしてこなかった事に 気付いてしまいました。(来年も登りますよ〜) さてさて、初日の出からすでに7回目の朝を迎えてしまった本日7日ですが、 新年の決意は・・・みなさんも抱負はそれぞれあるのでしょうが、何よりも “健康”が一番ですよね。 ありふれた事ですが、私も“元気に明るく”をモットーに!!コレもしたい、 アレもしたい、今年もまた周囲にご迷惑をかける事になりそうです。 御用始めの6日、出初め式がありました。各地区の消防団員が集結し、市街を パレードした後、佐呂間消防署にて表彰式が行われました。 編集長に写真撮影をお願いしたのですが・・パレード出発時刻を間違えた私の ミスです(詳しくは編集後記にて)。 ┃今週のサロマ、出初め式の様子です、のはずでした。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0108_iku.html ┌───────────────────────────────────┐ │【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ │ └───────────────────────────────────┘ 『今年の課題』 例年の通り、今年も6日に御用始めをした。今年は、年末年始にかけて気温は 20年ぶりと言われるほど低い日が続いたが、幸いにも、大きく荒れることな く比較的穏やかであった。 このまま、穏やかに2003年が流れてくれれば良いのにと思うが、それは残 念ながら望めないであろう。今年ほど、国の内外に多くの課題を抱えてスター トする年はあまり無いかも知れない。そして、何一つを見てもおろそかにでき ない課題ばかりである。特に、市町村合併問題は日本の自治そのもを変えるか もしれない。 国の今年の予算を見ると、歳入の44.6%の公債費(いわゆる借金)を見て も分かるように今までに無い最悪の予算かもしれない。このような状況うにあ ることから合併問題も大きく取り上げられたのである。 いずれにしても、この問題は避けて通れない。機会あるごとにこの問題も『つ ぶやき』の中で取りあげてゆきたい。 ┌───────────────────────────────────┐ │【冠婚葬祭】by ももっち │ └───────────────────────────────────┘ ★心よりお悔やみ申し上げます。 朝日 真如緑さん 87才 12月28日死去 北区 久米盈儀さん 80才 12月31日死去 西富 及川つよさん 83才 1月1日死去 宮前町 得川政次さん 84才 1月2日死去 川西 高橋市吉さん 94才 1月3日死去 ┌───────────────────────────────────┐ │【あれは30年前 〜昭和48年1月号「広報さろま」より〜】 by Don │ └───────────────────────────────────┘ 昭和48年1月号から、30年前の記事をお伝えしようと思ったのですが、お 知らせごとばかりで記事らしい記事がありません。今週は、取りあえず表紙を ご覧下さい。 ┃昭和48年1月号の表紙┃ http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_01_hyousi.pdf ┌───────────────────────────────────┐ │【今週の話題】by うめこ │ └───────────────────────────────────┘ 『幌岩山、日の出先取りツアー』 「初日の出が見たい。」と若い友人が言う、それならひとりで行けばいいもの の、お人好しの(?)わたしはついついその気になって、数年ぶりに例の“日 の出先取りツアー”に参加する事になってしまった。若い友人というのは隠し もしない、巻頭言のももっち様。そしてなんとダブルHさんもなおきさんも参 加し、まるでスタッフ会議でもできそうな勢いの今年の日の出先取りツアーで あった。 前回行ったのは何と8年前。一番下の子が4才で、途中ほとんど背負って登っ たのでわたしも若かったと言うか、無謀であったかもしれない。大変な思いを した記憶しかないが、登るも降りるも最後尾、しかも天気は悪くて日の出はな し。おまけに下り終えた時には吹雪状態となり視界も悪く、下界から「あそこ へ登ったんだよ。」と振り仰いだ時にはあたり一面真っ白で何も見えなかった のを覚えている。疲れた足を引きずって緑館へやっとの思いで到着した時に、 もうすでにお風呂にも浸かり終えたバタフライさんがひらひら湯気を立てて出 て来て「あれ、今頃まで何やってたの。」と言われ、「遭難しかかったんです よ!」と息まいたのを覚えている。 あれから8年。午前5時の緑館での集合人数は確実に減っている気がした。あ の時背負った子どもは我先にと行ってしまい、マイペースを主張するわたしは ドンドンと遅れていく。いいや、なるべく楽に行こうと自分に言い聞かせるも のの、決してゆっくりでも楽ではない。いつしかガキンチョ集団にまぎれ、休 憩の度に「おやつないの?」とちびっこ達にたかっては登り続けた。途中でご ねている子どもの姿も見かけたが、でも誰ひとり脱落することなく、背負われ ることなく全員頂上に登りつめた。えらいね、みんな。 初めの頃はマイペースこそ重要とばかりにゆっくりペースであったのだが、頂 上に近くなるにつれ、マイペースばかりでは肝心な時を逃す恐れもあるという 人生のきびしい鉄則を思い出し、ちょっとだけ老体にむち打って急いで最後は 登りつめた。わたしはいつもラッキーである。頂上について休む間もなく東の 空には今年初めての真っ赤なお日さんが生まれ出した。それはそれはお見事! やはり初日の出を拝むときいい事があると信じさせるに十分な満足いく光景で あった。わたしをサポートせずに、どこぞの若いお姉ちゃんにくっついて登っ た我が家人はざま〜見ろ、この美しいお天道様の誕生には間に合わず、遥か眼 下をヨッコラまだ登っている最中だったのである。ふん。 反対側には氷をたたえ始めた我らがサロマ湖。冬のサロマ湖も本当にきれいだっ た。サロマで生まれて「冬湖ちゃん」と名付けられたあの子、きっときれいに 育つと確信させるばかりの美しさであった。富良野へ行ってしまった冬湖ちゃ ん、お元気ですか。生まれた時、おばあちゃんが「寒い名前だね。」とおっしゃ ったらしいですが、あなたのお名前は本当にきれいですよ。 写真はサロマのスーパースター、三つ子の1年ペを初日の出をバックに写した ものです。頑張って登ったちびっこ達、本当にえらかったね。きっといいトシ になるよ。全国のサロマファン=サロマニアンの皆さんにもこのご利益を分か ち合えますように、見事なご来光のお写真をも合わせて贈ります。 ┃2003年、初日の出はこちら。┃ http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0108_wadai.html ...................................................................... 『ドッチボール大会近づく』 いつからか冬のスポーツとしてサロマではやや定着気味のドッチボール。たか がドッチボールと侮るなかれ、なかなか真剣で動きの激しいスポーツでもあり、 今までは若佐小学校の子ども達が取り組み、いい成績を上げてきています。そ れを見ていた佐呂間小学校の子も、自分達も道大会へ行くんだという気持ちの 元に、冬休み返上で練習に励んでいます。(この前までは30人30脚で全国 を狙っていた子ども達です)。来週に北見で行われる「クロネコカップ」では、 是非いい成績を上げて欲しいと思います。 ...................................................................... 『寒いぞ、サロマ』 段々と厳冬期に入ったサロマ。この冬は一段と寒い日々が続いております。こ う寒いとどんなことが起きるのか、サロマを知らない方々に、そしてサロマを 懐かしむ人々に向けてお送りしたいと思います。 今週は、厳冬の中も元気に走らなければならない北海道の車を特集したいと思 いますが、なんせ車にはうとい編集部。カーキチかどうかは分かりませんが、 冬の最中も愛車ロードスターで走り回る我らがオカジマン様に登場していただ きましょう。では、オカジマン様、どうぞ。 [メルマガのことなんか宇宙の彼方に忘れ去っていたオカジマンです。]------- クルマのドアをカパッと開け、右手を下にいっぱい延ばすとペタッと路面に触 れてしまうような車高のロードスターもやはり冬の北海道で生き抜けるような バリバリの寒冷地仕様車なのです。(寒冷地仕様とは=寒くてもガマンしなく てはいけないように定められた健気なクルマという意味です)。 では、どこが違うのか順にみていくとしましょう。 ▼寒冷地仕様のバッテリー 氷点下20度にもなろうという地域では、普通のバッテリーですと早朝のエ ンジンスタートも不可能になりますので容量の大きなものが搭載されていま す。同じ北海道内でも、函館や札幌など比較的暖かい地域で使用されていた クルマをサロマのような寒冷地に持ってくるとエンジンがかからないことも あるようです。 寒冷地のバッテリーは消耗も激しく、だいたい、3回目の冬を過ごしたあた りが交換時期じゃないかと思います。4〜5年も経過したバッテリーは蓄電 能力がガクッと落ち、その分、発電機であるダイナモに負荷がかかり故障の 原因になります。ダイナモが壊れるとバッテリーを買い換える以上にお金が かかりますので注意が必要です。 ▼冬用ワイパー 寒冷地では、ワイパーブレードとそれを支えるアーム全体がゴムで覆われて いるスノーブレードという冬専用のワイパーを使います。アーム部分に水が 付着しそれが凍り付くと拭きムラの原因になります。ムラになったところま で凍りますので視界が確保できずとても危険です。ワイパーは、夏と冬とで 交換するのが寒冷地では一般的になっています。 ▼冷却液 エンジンを冷却するための冷却液もその比重によっては液そのものが凍って しまいたいへんな事になります。厳寒の朝、冷却液が凍りついた状態でエン ジンをかけると、水温計の針は一気にオーバーヒート状態を指します。実体 験です。 ▼タイヤ 一番重要なのがこの「タイヤ」でしょう。環境問題からスパイクタイヤが禁 止されスタッドレスタイヤに移行しましたが、どのタイヤを履くかで運命が わかれてしまう結果にもなります。最近になってアイスバーン性能の良いタ イヤも出てきましたが、それでもスパイクタイヤに比べるとその性能には大 きな開きがあります。 その他、寒冷地仕様の部類に入るのは「室内のヒーター」「ヒーター付きドア ミラー」などもそうでしょうか。凍結防止剤に入っている塩化カリウムによる サビから車体下部を守るための塗装もそうかもしれません。 [いつもハンマーを右手に持ってトイレに入るオカジマンでした。]----------- これからまだまだ寒さを増すサロマです。次回はどんな寒さをお届けできるで しょうか。寒いゆえのおもしろい話があればお知らせ下さい。質問もお受けし ます。「本当にトイレにはハンマーが必要なのか。」とかね。お待ちします。 ┌───────────────────────────────────┐ │【今週のお知らせ】 by なおき │ └───────────────────────────────────┘ 1月 8日(水) たまご教室 町民センター 10時 ヘルスアップ教室町 体育館 10時 シルバー健康教室町 体育館 13時30分 かんたん引き締めびくす スター 19時 1月 9日(木) リサイクル資源収集(中地区) 心と身体のリハビリ教室 若佐コミセン 10時 はつらつリズムウォーキング スター 14時 かんたんリ楽ックス スター 15時 1月10日(金) リサイクル資源収集(下地区) 心と身体のリハビリ教室 浜佐呂間活性化センター10時 燃やせ!体脂肪水中運動 スター 14時 コリコリ解消水中運動 スター 19時 1月11日(土) 移動映画鑑賞会 浜佐呂間活性化センター 10時 お話広場 図書館 14時 泳力判定 スター 17時 パーフェクトボディーアクア スター 18時 1月12日(日) 成人式 町民センター 13時30分 成人式記念コンサート「鈴音」 町民センター 14時50分 移動映画鑑賞会 若佐コミセン 13時 1月13日(月) リサイクル資源収集(上地区) ナイタースキー教室 スキー場 18時30分 1月14日(火) 粗大ごみ収集 若佐・若里地区 ポリオ・麻しん接種 若佐診療所 10:15〜10:45 小田医院 11:15〜11:45 佐呂間医院 13:30〜14:00 厚生病院 14:30〜15:00 らくらく健康体操 町民センター 10時 若佐コミセン 14時 ナイタースキー教室 スキー場 18時30分 ┌───────────────────────────────────┐ │【キリンのぶつぶつ】 by キリン │ └───────────────────────────────────┘ 年が明け、あっと言う間にお正月休みも終わり、日常の日々にもどり始めまし たね。近頃、めっきり減った〆飾りがずらりと並んだ駐車場。車の〆飾りは吸 盤で室内に張るタイプを使う方も多いのでは。「どんど焼き」は健在か?と、 ちょっと心配です。 夜間通行止めのルクシ峠からサロマへは、留辺蘂か常呂を回って来ますよね。 帰宅途中に年末「Thank You 2002」のイルミネーションを道に 面して飾っていたお宅があり、年が明けて無くなっているのだろうと気になっ ていました。通過してみると「Hello 2003」に・・。そうだよね〜 (笑)。拍手したかったのですが運転中でした。 ┌───────────────────────────────────┐ │【森からのたより(6)】 by 釜爺 │ └───────────────────────────────────┘ 『風の子伝説』 年末年始は、小枝人形「風の子伝説」シリーズの手直しと、その審査会への発 送準備に明け暮れた。 二年に一度の「ハンズ大賞」は賞金総額645万円、その作品レベル、規模的 に見ても国内のクラフト展としては大きな公募展である。四年前に初出品で入 選して今回は二度目の応募で、その作品が「風の子伝説」である。 大きなベンチのある広場に遊ぶ子ども達…自転車の三角乗りで現れた子ども… フラフープ、一輪車、輪回し、三輪車と、輪っぱ遊びの数が増えて行く…子ど も達が馬跳びを始め、その横を宙返りに興じる子ども達…子ども達の宙返りが、 やがてつむじ風になって裸木を旋回して空に風となって放たれて行く…といっ た4っの作品からなるシリーズである。登場人物56名、細いコクワツルの車 輪の自転車6台、ほかに一輪車2台三輪車1台…釜爺、頑張った… 友人の息子さんの新築記念につくってあげた「N家のたき火」と5点、第一次 写真審査に応募した。 暮れも押し迫って、5点の一次予選通過の通知がきた。欲が出て、今回は入賞 を狙うぞ…と張り切った。1月中旬までに最終審査の為に、現物を送らなけれ ばならない。手直し中に新たな発想が湧いてきて手を入れ始めると限りがない。 何とか納得のいくシリーズを完成させた時には、年末年始が過ぎていた。 さて、「風の子伝説」は釜爺の思惑どうりに事を運ぶか。それが問題だ… 借りて出品する「N家のたき火」も入選してくれると喜んでもらえるのだが… 何よりも賞金が欲しい。入賞したらハワイ旅行おごるよと、気前よく約束した ら…愚妻曰く「とらぬ狸の皮算用」…ごもっとも。 ...................................................................... 『ケイスケ親分やーい』 ミヤマカケスになかなかお目にかかれない…先日、一羽の姿を樹間に認めたけ れど、バードレストランには顔をみせてくれないのだ。昨年は、ケイスケ親分 引き連れる郎党が、テーブルを牛耳っていたと言うのに… 釜爺、はたと、あることに気づいた…去年の秋には、丸太小屋の裏の楢の木は ドングリの実をつけなかった。カケスは、土中に隠す習性がある程ドングリが 好物らしい。ただ隠すだけではなくもちろん蓄えて後で食べると言う事なのだ ろう。そのドングリが昨年は不作だったのである。 ミヤマカケスの代りに、珍客だった、ヤマゲラとアカゲラが毎日、牛の白身を 食べにあらわれるが、馴染みの客が姿を現さないのは寂しいものだ。 「ケイスケやーい」釜爺は、ついついミヤマカケスの姿を探してしまうのだ… ┌───────────────────────────────────┐ │【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅 │ └───────────────────────────────────┘ 『サロマにて』 サロマに戻ってきてから早1週間強。短い滞在中に、車の免許をとったとばか りにふらふら出歩いているここ数日。友人宅めぐりに町内散策、久々の雪景色 を楽しみに郊外へ…。こんなに狭い町でも毎日楽しく過ごせるものだ。(でも 1日のうちの大幅な時間は家のこたつに足をつっこんでゴロ寝テレビを得意と する)。 こちらにきてから幾人もの知り合いや友人との久しぶりの再会を果たした。懐 かしい人間との再会は、素敵な瞬間だ。どんなに長い間離れていて、普段その 人のことを少したりとも頭をかすめることはないのに、一目でその雰囲気や立 ち居ふるまいの感じなんかから昔の記憶が引き出されて「あぁ、〇〇さんだ。」 とわかってしまう。そして、そうとわかれば声をかけずにはいられない私。久 しぶりにあった喜びと、不意な驚き、そしてくすぐったい思い出が頭をかすめ 一気にフラッシュバックしつつお互い変わっただの変わってないだのという少 しの照れ。心があったかくなる。今まで帰ってくることはあっても、なかなか 皆の顔を拝める機会が少なかった。だから今回は自分から出向くことにした。 おもしろいのが我が町唯一のコンビニ・セイコーマート。何かしら理由をつけ てぷらりと足を運ぶ度に必ず!誰か彼か顔見知りがいる。そして思惑どおりの 再会を果たした私はほくほくして帰るのである。だからほぼ毎日セイコーマー ト通い。自分でも呆れてしまう。でもこれが楽しいの。 さて、先日はいつものごとくセイコーマートに寄った帰り(もちろんこの日も 収穫あり)、ふと懐かしの同級生を思い出して墓参りに行ってきました。彼が この世から天の国へと出掛けていったのはかれこれ8年前のこと。脳腫瘍(頭 のガン)と約4年もの長い時間を戦った末のことでした。小学校では典型的な 人気者で、彼の周りには人が集まり彼のやり出す遊びはあっという間に流行り、 そんな知性と人望の厚いやさしい彼を私も大好きでした。あったかい雰囲気を 作り出す人だった。 そんな彼が学年を増す毎に学校へ顔を出さなくなり、はじめ寂しさまじって気 に掛けていたものの、ぱったりと来なくなってからは存在を忘れたかのように なってしまった。そしてそんな間にも彼は一人病室で戦い続けていた。小さな 体で。たくましく強い心で。でも、いなくなってしまった。小6の卒業式目前 彼の死を告げられた時、あまりの実感のなさにあっけにとられてしまった。通 夜でも葬式でも涙は一滴たりともでてはこなかった。ただ、最期の別れと棺桶 に小さく納まった彼の顔を、薬の副作用でただれた皮膚や黒く窪んだ眼を目に した時、こうなるまでずっと、彼を一人で放っておいた自分の薄情さとどうし ようもない後悔が押し寄せ執拗な自己嫌悪に締めつけられた。 遅すぎではあるが、私にとって彼は大きな存在である。生きていく道々には障 害がいっぱいある。つらい、苦しい、でもこまちゃん(彼)はもっとすごい絶 望を目のあたりしながら生きようとがんばったんだ、と今の私にとって何事も 乗り越えられる力の源になっている。 ―その日は晴れ。彼(の墓)は綿帽子をかぶって静かにたたずんでいた。こん な冬に墓参りするひとがいるはずもなく、膝まで積もった雪をこぎわけての墓 参りとなった。「くそースコップもってくればよかった!」とぶちぶち言いつ つ、のっしのっしと新雪の中お墓めがけて足を進める。彼の頭にかぶさった雪 を払い、軽く手を合わせてご報告。「今年は二十歳、成人式。早いもんだね。 こまちゃんあっち(天国)ではいい男になってるだろね。私は元気。大切な人 ができたよ、たまには見守ってちょうだいね。」コートもブーツもべちょべちょ にして帰りました。 サロマに来たら必ずお参り・報告。わずかな『生』しか味わえなかった彼の時 間を、私が二人分生きることに勝手にしているんです。だから嬉しさも楽しさ も二倍あって、悲しさや苦しさは半分しか感じないみたいです。このお墓参り のあとはなぜか気が引き締まる。さて、に上に下に、前に後ろに気紛れに歩い て行き(生き)ますか。 ┌───────────────────────────────────┐ │【HPリンク集】 その1〜『お茶の間からの町づくり』 │ └───────────────────────────────────┘ 新年第一発目の新企画。サロマに関するみなさんの色々なHP(ホームページ) を毎週紹介してリンクしていきたいと思います。個人で、または団体・企業の HPでも結構です。簡単な紹介文とともにお寄せ下さい。これでアクセスアッ プは間違いなし!よろしくお願いします。 (編集部) ...................................................................... まず手始めは、町が生んだ若き女性議員「みたまみ」さんのHPです。その名 も『お茶の間からの町づくり』。彼女は一昨年の9月の町議会議員選挙で初当 選し、若手ママさん代表として活躍しておられます。HPの特徴としては、議 会の報告はもちろんの事、新設「おばさんコーナー」では日頃の雑感を掲載し また掲示板ではみなさんのご意見も多く寄せられています。どうぞご覧下さい。 ┃みたまみさんの『お茶の間からの町づくり』はこちら。┃ http://www7.ocn.ne.jp/~mitamami/index.html ┌───────────────────────────────────┐ │【編集後記】 by 編集長さくらうめこ │ └───────────────────────────────────┘ いやはや家族水入らずのお正月を迎えたのはつかの間、家人が数日出かけてし まったので、正月早々実にのんびりゆったりとした日々を過ごしてしまいまし た。北海道は家の中が完備された暖房で気温が高く、うちの息子など真冬でも 半袖短パンといういでたちの時もあるくらいで暖かなこと極まりないのですが、 でもお正月はやはりこの雰囲気だよなと、暮れに奮発して念願の「おこた」を ゲット。こたつの上にミカンを置いてテレビを観るという、絵に描いたような 幸せな毎日となりました。室内温度が高い上に更に暖かなおこたに入ると必然 的に眠たくなるのは世の常、文字どおりの食っちゃ寝の極楽状態を味わいまし た。こんなだらだらした年の初めでいいのだろうかと反省も出るほど。きっと そのツケが回ってまた超忙しい日々が始まるのでしょうね。 それでも世の中は御用始めとなり始動の時を感じ、さすがのわたしもとうとう 思い腰をあげました。差し当たりは巻頭言の今週の写真を。ももっち様より、 「出初め式、撮りに行く気ないですか?」と来りゃ「行く行く。」と反射的に 答え、防寒着に身をぐるぐる巻きにしていざ出陣。消防署にはたくさんの人が 集まり式典の真っ最中。おそらくこのあとにパレードが始まるのだなと思い、 寒さを逃れるため車の中で待つこと数分。そろそろかなと思ってカメラを手に 写しに出かけたら・・あれ?・・みなさん署内に入っていく・・・。パレード の為の楽器もしまわれ、写ったのは車庫にしまわれる消防車のお姿のみ。また もやドジ踏みで始まったわたしの御用始めでありました。 こんなドジではありますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 ┌───────────────────────────────────┐ │ 佐呂間町の関連サイトはこちら │ └───────────────────────────────────┘ ▼サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/ ▼日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。 http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。 ▼本誌は上記『日刊web新聞webnews』の協力を得て製作しています。 ご協力に感謝します。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 【ほぼ週刊さろま】2003.01.08(毎週水曜日発行) 第129号 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ マガジンID:0000040784 発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会 発行責任者:干 場 久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp 編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp 編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp …………………………………………………………………………………………… ▼バックナンバーはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/backnumber.html ▼メールマガジンの登録・解除などはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html …………………………………………………………………………………………… このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。 http://www.mag2.com/ |
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