ほぼ週刊さろま2003.1.22 10:00発行 第131号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                                                │
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 「いやいや今朝はしばれるなぁ〜」と思いながら朝のニュースを見ていると、
 それもそのはず20日は“大寒”だったというじゃありませんか。“大寒”と
 いう言葉を聞いただけで、心の芯まで寒くなる私って・・・?

 それでもそんな事を言ってられない。「動けば次第に温かくなるさ」と老体に
 鞭打って(?)その日は、「サロメルキッズ」のスタッフを車に乗せて、町内
 の小学校にスタッフ募集のポスター掲示願いに行ってまいりました。どこの学
 校でも子ども達の頑張りを温かく受け入れて下さり、本当に有難く思いました。
 「寒いのなんか全然へっちゃら」の子どもパワーに押されっぱなしの私ですが、
 体は老いても心は童心のまま色んな事に挑戦し続けたいと願っています。

 サロマっ子パワーはあらゆる所にありまして、先週末の土曜日北見で開催され
 た「全国ドッジボール大会北海道予選北見地区選抜クロネコカップ」に佐呂間
 から2チームが出場しました。佐呂間ドッジボール少年団(若佐小チーム)と
 佐呂間キューピット(佐呂間小チーム)は大会数日前から毎日、合同で特訓を
 行い、当日は堂々たる成績で全道大会への出場券を勝ち得たのです。我が子達
 の勇姿に涙し、感激がなかなかおさまらない母でしたが、3月1,2日「札幌
 きたえ〜る」での全道大会へはダメだと行っても付いていき、サロマっ子の活
 躍をしっかり取材してくるつもりです。

  ┃今週のサロマ、クロネコカップの模様です。┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0122_iku.html

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                   │
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 ◇“どじ”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  人間、誰しも「どじ」や「へま」をやったことの無い人は居ないと思う。小
  生も人間を60年以上やっているが、今までに数え切れないほどの「どじ」
  をやってきたような気がする。

  つい先日、町村長仲間が交通事故に遭って入院しているため、見舞いに行っ
  た。女房に、仕事の帰りにGさんの見舞いに行くと言って「のし袋」をもら
  い、見舞金を入れて家を出た

  病院へ行き、「のし袋」に自分の名前が書いていないのに気づき、急いで名
  前を書いて更に気づいたのには、その「のし袋」の表に《御餞別》と書いて
  あった。小生は、あわててこれはまずいと思い、《御見舞》の「のし袋」に
  金を入れ変えた。

  もしも《御餞別》のまま渡してしまってらどうなっていただろうか?。《御
  餞別》だから、早く良くなって病院から家に戻れ、と解釈してくれればよい
  が、この世からの〈さよなら〉の意味と誤解さてたら大変であった。もしか
  して、大事な友人を失うことになったかもしれない。

  こんな“どじ”は今後しないように気をつけなければならない。Gさんは近々
  退院できるとの事である。

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│【冠婚葬祭】by ももっち                                          │
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 ★心よりお悔やみ申し上げます。

    富丘  川又朝子さん  79才 1月17日死去

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│【求人案内】〜町内の求人案内を紹介します。               │
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 ◇武道館・温水プールSTAR、水泳兼スポーツ指導員募集・・・・・・・・
 ◇佐呂間保育所、調理員募・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ◇デイサービスセンター、看護師募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ┃以上については詳しくはこちらまで。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/bosyuu.html
 ......................................................................

 ◇ケアハウス「サンガーデンさろま」嘱託職員寮母(寮夫)募集・・・・・・

  申込期限:平成15年1月24日まで
  提出書類:履歴書(写真貼付)
       健康診断書(6ヵ月以内)
       年齢概ね30才以上55才未満
  選考方法:書類選考及び面接試験
  お問合せ:社会福祉法人「サロマ福祉会」ケアハウス「サンガーデンさろま」
       佐呂間町字宮前町152番地の6、
  担  当:相田(TEL、01587ー2ー1666)

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│【浜だより】 by 海坊主                         │
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 ここ数日のしばれでサロマ湖もほぼ全面結氷下のではないでしょうか。一面真っ
 白な大地となっていて、青いとこは見えていないようにおもいます。富武士の
 前浜でも氷下網をボチボチいれはじめました。さすがにまだ氷が薄いとこもあ
 るので、スノーモービルで走り回ることは出来ないので歩きでソリを引っ張っ
 ての網入れになっています。魚の方は漁はあるものの、魚価が想像以上に安い
 ようです。年頭からこんな調子では先が思いやられてしまいます。

┌───────────────────────────────────┐
│【あれは30年前】〜昭和48年2月号「広報さろま」より〜 by Don      │
└───────────────────────────────────┘

 記事不足により、今週は昭和48年2月号の表紙をご覧ください。

  ┃記事はこちら。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_02_hyousi.pdf

┌───────────────────────────────────┐
│【今週の話題】by うめこ                                          │
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 ☆佐呂間町のHP「道内町村WEBサイトBEST3」2002に選ばれる☆

  先日16日(木)の佐呂間町のなんでも掲示板に、BTさんが書き込んでく
  れた情報によると、

  地方自治関係のHPの中で、コーナー担当者が勝手に選んだ道内町村WEB
  サイトBEST3に、佐呂間町ホームページ、中標津町ホームページ、沼田
  町ホームページがえらばれています。

  担当者が言うには、佐呂間町は、派手さはないものの、基本を守り通してい
  る「老舗」サイトで、常に町民向けの最新情報を前面に据えた構成を維持し
  続けており、掲示板や、メールマガジン「ほぼ週刊さろま」などと連動した
  町民とのコミュニケーションも見事だそうです。

  とのこと。これは快挙です!さっそくどうぞご覧ください。

  ┃これがその我が佐呂間町のHPアドレス。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/

  ┃その記事が載った「com212.com」のHPアドレス。┃
   http://com212.com/

 ◇子犬物語り、それぞれのその後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  まず、浜サロマをうろついていて捕獲された白いワンコとすでに捕まってい
  たワンコの2頭、端野のやさしい方にもらわれていきましたが、その後元気
  に幸せに暮らしているとの情報が入りました。2匹一緒のお散歩にも慣れ、
  ぬくぬくと育っているそうです。

  次ぎ、旅人宿「さろまにあん」に保護されていたチビワンコ2匹も、なんと
  もらい手がつきました。もともと3匹いたのですが、オホーツクを対象とす
  るサイト「Webnews」さんのご協力のもと、問い合わせのメールが全国から
  来て、次々ともらわれていきました。子犬を通しての新たな温かいつながり
  がまたできましたね。(モコはこの5日に愛知県へ、チャコも来週には山形
  県へ、シロちゃんは只今、三重の方と調整中です。と思ったら、先ほどなん
  と、仙台行きが決まったそうです。)

  ちょうど去年の今頃、うちの近くのゴミステーションのゴミ袋の中から臍の
  緒がついたままの状態で拾われた赤ちゃんワンコ(ナナ)も無事育ち元気に
  1才を迎えましたのでご報告いたします。

  とこれで子犬物語はハッピーエンドで終了するはずでしたが、何と新たな事
  件発生。大寒の20日、仁倉の道路をちょこちょこと歩く小さな生き物発見。
  どう見ても子犬で、どう見てもこのままでは凍え死にするように思えて拾っ
  たという方から連絡があり、なぜかまたまた我が家へ連れて来られました。
  ちょっと見はタヌキの子どものようでもありますので、名前はポン太です。
  一月になっていない気もしますが、一応歯も生えており、ご飯も食べれます。
  また、先日、役場にも同じような子犬が3匹届けられ保護しています。ポン
  太そっくりのかわいい子犬です。
  どうかこの子たちにも愛の手を!!!!!

  ┃子犬のポン太です。┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0122_wadai.html

 ◇ドッジボールでサロマが優勝・準優勝をさらう大事件!・・・・・・・・・

  去る18日に北見市で行われたクロネコカップドッジボール大会北見地区予
  選にて、佐呂間ドッジボール少年団と佐呂間キユーピットが優勝と準優勝と
  なり、ともに3月に札幌で行われる全道大会にコマを進めることとなりまし
  た。こりゃ快挙だ!

 ◇今年の最低気温樹立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  去る16日(木)、寒波到来、流氷も接近の結果、今年の最低気温−26.
  9度という管内での最低気温がここサロマで出ました。寒かったですねぇ!
  その様子は、下の「寒いぞ、佐呂間」のコーナーで紹介します。

┌───────────────────────────────────┐
│【寒いぞ、佐呂間】〜寒いサロマの冬の暮らしをお伝えしましょう。      │
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 さて、気温がマイナスの20度を過ぎるとどうなるか。今週はこの問題に迫り
 たいと思います。果たして立ちションも凍るのか・・・。

 ○雪が鳴る。
  これは誰でも経験している寒さの定番。寒いと雪が鳴る。雪を踏み締めると
  キュッキュッと音が鳴るのです。これを聞くと「今日は縛れるね。」という
  会話が成り立ちます。(ギシギシと鳴るという人もいる・・。)

 ○鼻がくっつく。
  これもマイナス10度以下になると経験する現象。外気を吸うと鼻の穴がくっ
  つきます。鼻の粘膜の水分が凍りつくからだと思われます。

 ○あらら、白髪に。
  さむーい日にマフラーを巻いたりとっくりセーターの襟を立てて口を覆った
  りしていると、吐いた息が顔の上の方に昇り、それがすぐ凍るので、まゆ毛
  やまつげや前髪が白く白髪になります。

 ○風呂問題。
  ちょっくらこれは懐かしい話。かつて内風呂が普及していなかった頃、銭湯
  の帰り、洗い髪はバリバリに凍り、濡れタオルもカチンコチンに凍った経験
  の持ち主は何才以上でしょうか。でもうちのお嬢は緑館の露天風呂で、タオ
  ルが凍るか実験だと称して、素っポンポンでサロマ湖に向けて濡れタオルを
  振り回したことがありましたっけ。結果よりも恥ずかしさだけが残ってマス。

 ○ダイヤモンドダストとサンピラー
  ダイヤモンドダストとは、空気中の細かな塵や埃についた水蒸気が凍って、
  寒空にキラキラ光り輝いて見えるもの、ですよね。空気がキラキラきらめく
  と表現してもいいでしょうか。サンピラーは、ライトなどの明かりがこれも
  寒さゆえの現象で、とにかく光がまっすぐ上空にどこまでも昇って見えるの
  です。サロマでは良く、スキー場やブルームボールリンク、歩くスキー用に
  ライトアップしているパークゴルフ場などで見られますが、写真には納める
  技術がわたしにはございません、悪しからず。

  とここでみなさんの為にサンピラーの写真を捜していてすごい発見をしまし
  た(というよりも自分の無知をさらけ出した)。以下、「週刊@つべつ」の
  編集長さまのメールです。

  サンピラーは、早朝に太陽(SUN)の光でダイヤモンドダストが柱状に見える
  もの。私が撮ったのは、街路灯などの光が柱状に見える「ライトピラー」で
  す。だいたい、ライトピラーが見えた翌朝はサンピラーが出るらしいのです
  が、・・・以下、略。

  ということで、わたしがお知らせしたいのは「ライトピラー」というもので
  した。参考までに名寄のサンピラーと、津別のオオヤネ編集長撮影のライト
  ピラーを載せますのでご参照ください。

  ┃名寄のHPにあるサンピラー。┃
   http://www8.ocn.ne.jp/~n.kankou/sanpira-.html

  ┃これぞ、サロマでも良く見られるライトピラー。┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0122_samuizo.html

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│【今週のお知らせ】 by なおき                                          │
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 1月22日(水) 粗大ごみ収集        栄・富武士
          たまご教室         町民センター  10時
          ヘルスアップ教室町     体育館     10時
          シルバー健康教室町     体育館  13時30分
          無医地区巡回診療     幌岩公民館 14時30分
          ごみ有料化・市町村合併住民説明会
                        佐呂間コミセン 18時
          かんたん引き締めびくす   スター     19時

 1月23日(木) 粗大ごみ収集        北・東・西富・高校団地
          若佐ふれあい会       若佐コミセン  10時
          乳幼児健診         佐呂間コミセン 13時
          はつらつリズムウォーキング スター     14時
          かんたんリ楽ックス     スター     15時
          ごみ有料化・市町村合併住民説明会
                   富武士漁民センター 13時30分
                   佐呂間コミセン      18時

 1月24日(金) 粗大ごみ収集        宮前町・永代町・幸町
          総合健康診査       若佐コミセン    7時
          心と体のリハビリ教室 浜佐呂間活性化センター10時
          燃やせ!体脂肪水中運動   スター     14時
          コリコリ解消水中運動    スター     19時
          ごみ有料化・市町村合併住民説明会
                       若佐コミセン   19時

 1月25日(土) 総合健康診査        町民センター   7時
          ちびっこスキー教室     スキー場 13時30分
          お話広場          図書館     14時
          パーフェクトボディーアクア スター     18時

 1月26日(日) 総合健康診査        町民センター   7時
          全町300歳バレーボール大会 町体育館    9時
          サンデースキー教室     スキー場    13時
          ごみ有料化・市町村合併住民説明会
                       知来公民館 13時30分

 1月27日(月) ナイタースキー教室   スキー場   18時30分

 1月28日(火) いきいき親子セミナー  スキー場      10時
          らくらく健康体操    町民センター    10時
                      若佐コミセン    14時
          ナイタースキー教室   スキー場   18時30分

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                         │
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 ◇1月21日(火)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  流氷が近づいたり、離れたりする日が続いていますね。非常に寒い日、寒い
  ぶんちょっと雪など降るとすごく暖かく感じますね。

  昨日は、大人でもかなり厳しい寒波の中、子供達は元気にスキー教室へ。
  「リフトに行くかい?」でみんな「行く〜。」上についたら寒い。寒い。
  「今日は寒くて当たり前だから皆で早く降りて火にあたりに行こう〜。」
  「うん。」って事で、その後は泣き言いわず皆一緒について来た。帰る時、
  寒暖計は −20度子供は偉かった。

┌───────────────────────────────────┐
│【森からのたより(8)】 by 釜爺                    │
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 ◇とまり雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  青空の切りとられた天窓のキャンバスを白いちぎれた帯がながれ降った。

  降雪というにはお大きすぎる、綿菓子の飛び散る様な白いゆらめきに、窓辺
  からうかがい見ると沢の裸木の枝に雪がとまっていて、風が吹くと枝を離れ
  てハラハラと散るのだった。

  夜の間に降り積もったらしい淡雪が、殺風景な沢の景色を変えていた。
 「とまり雪」などと言う言葉はないのかも知れないが、むき出しになった裸木
  の枝に残る雪は、小鳥が羽根を休めるが如く「とまり雪」と言うにふさわし
  い風情だった。

  一陣の風が湖からふきあげて、とまり雪は刹那にハラハラと散って、沢の景
  色にとけ込んでしまった。

  カケスの大柄なカップルがそんな朝、バードレストランの常連客に仲間入り
  した。

 ◇北の国から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  RKB毎日放送ディレクターの名刺を出してテレビの取材協力を…と言う何を
  取材するのですかと問うと「小枝人形の材料を採りにスノーモービルで雪原
  を走ってくれませんか…」との注文…「小枝の材料はそこら辺を歩き回って
  剪定バサミで採取するのですが」と断る。

  福岡市だというから、九州の放送局なのだろう。北海道は倉本總の「北の国
  から」のイメージなのだろうか、「どこか山奥で暮らしている人がいません
  か」ときた。「廃屋ならあちこちにありますけど」「住んでる人はいません
  か」「不便だから人がいなくなったんです」…といった少しとんちんかんな
  やりとりがあって、結局、薫製作りとバードレストランと小枝アート制作の
  取材に協力させられる事になった。

  そんなわけで、品切れの桜チップを東京から60キロとりよせて(やっと間
  にあった)豚バラ肉10キロと鶏12羽、生鮭一尾の材料調達、薫製を作る
  ことになってしまった。何とも忙しい日が続く、漬け込みやら、乾燥では寒
  さでしばらせてしまったり、てんやわんやの内にテレビ取材が明日に迫って
  いた。

  そうそう、バードレストランの大切な常連客も呼び寄せなければ…
  白身肉が品切れだったっけ…といった風に、律儀な釜爺は南国のテレビ局に
  振り回されています…

  明日はどうなることやら…「ところでこれ、サロマで放映されるですかね…」

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│【お気楽日記】 by とも                                          │
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 ◇故郷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  毎年私は、バイトをして正月に子供を連れて家出のように実家に帰る。今年
  も元旦割引を使って子供と一人1万で飛行機に乗り、世間がのんびりとお酒
  を交わしている最中、慌しく実家に向かう。私の親にとって年に一度会える
  孫は、その度に大きく成長し、駅に迎えに来ていた父は黙って嬉しそうな顔
  をしていた。

  父はとても無口な人で私が父と暮らした18年間、ほとんど二人で話をした
  ことはなかった。それが、孫を連れ、駅から家に向かう20分間。父は私に、
  飛行機は混んでいたか、新幹線は座れたか、、、毎年同じ質問をしてくれる。
  すでに70をとっくに過ぎている父は、毎年ますます耳が遠くなり、私の答
  えた言葉を聞き逃すようになった。父の無言な時間が車の中で流れてしまう
  のが怖くて、私は声を大きくして話しかける。たわいもないことで笑ってく
  れる父に、本当に聞こえているのか不安になりながらも、そんな気遣いに感
  謝する。

  実家に戻ると、今年は喪中であるため、母は正月料理を作ることもなく、の
  んびりとしていた。最初孫を見て、母は嬉しそうだったが、だんだん今度は
  無口になり出した孫を見て、母は寂しそうにも見えた。

  父と母の自慢の富士山と、庭のみかんを今年も早速紹介された。息子は庭に
  生る金柑の実を当然のようにむしり、口にほおばっていた。

  父の仕事の関係で、私の過ごした浜松とはかけ離れた実家であるけれど、今
  はそこに戻ることも、懐かしいと思うようになった。

  北海道では見られない、茶畑、竹林、瓦屋根、一方通行のような細くうねっ
  た道、道路わきのタイヤがはまりそうな側溝、、、何もかもが懐かしく、楽
  しい景色を、息子たちは異国を見るかのように目に焼き付けていく。

  今年の夏は富士山に登るのだと息子たちは言った。父は聞こえているのかど
  うか、ただ、黙って笑顔で座っていた。

┌───────────────────────────────────┐
│【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅                                │
└───────────────────────────────────┘

 ◇さて、春到来かと思わせる程暖かな沖縄より・・・・・・・・・・・・・・

  只今受験シーズン真っ盛りです。
  先週の土・日はセンター試験(この試験によって志望受験校への合否確率が
  ほぼ決定する)で、試験会場となる琉大にも多くの受験生がやってきた。こ
  のため大学周辺は送迎の車で大渋滞。なかなか大変なイベントだったと思い
  ます。夕方近くになると試験を終えた学生達が制服姿で歩いているのを目に
  しました。落ち込み気味の子、笑顔で話をはずませている子、疲れた・・・
  という表情丸出しの子。それぞれにストーリーがあるんだろうなあ、と他人
  事ながらにその様子を眺めていました。

  その夜に、高校の後輩からメール来ました。その文面があまりにも落ち込ん
  でいたものだから気になって放っておけなくて、少し話をしようと電話をか
  けました。後輩は思っていたより難しくてうまくいかなかった、どうしよう、
  という状態で、その気持ちは痛い程伝わってきましたし、理解もできました。
  なにせ私も2年前同じ状況にいたものです。とっても懐かしい気分になりま
  した。

  そもそも、私はセンター試験を受けて結果が出るまでは琉球大学なんて眼中
  にもなかった。第1志望は筑波の体育学科・人間科学でした。昔から身体を
  動かすことスが大好きで、最先端のスポーツ学を有する環境の中で、いろん
  なスポーツを経験してみたくて志望したのです。しかし結果は惨敗。大得意
  の英語でコケてしまい、その1教科のミスで全てが駄目になってしまったの
  です。

  そこしか頭になかったから、それから先どうするとか予備的な考えを全く持
  ち合わせていませんでした。もういい。何が受験だ、点数がなんだ、といじ
  けてモジモジしてました。そこで大いに助けてくれたのが偉大なる父&母。
  父はどこの大学もおんなじようなモンだ、大切なのはお前がこれからでてい
  く環境の中で何をするか、だ、と励ましてくれた。私が1人ウジウジしてい
  る間に、なんと母はインターネットで黙々と検索し、そりゃあもうこっちが
  びっくりの対応ぶりでした。

  こんな2人の様子を見て、私は気づいた。なんて小さい事でウジウジしてた
  んだろう・・・と。そして『大学』というよりは『沖縄』という土地に憧れ
  て琉球大学・自然環境学科を目指す事に。そのための勉強など全くしていな
  かったので、0の状態から全て頭に叩き込み、「ぜっっっったい浪人はしな
  い!!受験なんてもう2度と受けるものか!!」のプレッシャーと戦いなが
  らも、勢いで思ったよりあっさりと無事合格したしだいであります。。。

  この時に学んだ事。それは前向きな生き方、考え方。どんなに最悪の状況も
  その先には最高の状況が待っているんだ、悪い出来事はそのための段階を踏
  んだステップなんだ、と考えるんです。つらい、苦しい、きつい、そんな出
  来事が身に起こると落ち込みますよね。でも、そうじゃない、と言い聞かせ
  る。全てはいい方向につながっているんだと。

  実際、私はいままで後悔も失敗も、たくさんたくさんやらかしてきました。
  そしてそれらの出来事を乗り越えた時に自分に大きな学びがある事もよくわ
  かっています。だから、なかった事にしたい出来事は1つもありません。だ
  って、それらのできごとがあったからこそ、今の私があるんですもん。いい
  生き方してきたなあ、と思っていますヨ。今の事態に至るまでの道のりは全
  て正解の出来事だと。EVERYTHING  IS  ALL  RIGHT!!です。今までの生き方
  に悔いはない。これからの生き方には希望も楽しみもある。人生楽しんだも
  の勝ち!です。

  受験の話からぶっ飛んでしまいましたが、こんな感じで本日の小梅論は終わ
  らせていただきます。もう十分がんばっていると思うけど、がんばれ、受験
  生!粘るのよ。

┌───────────────────────────────────┐
│【HPリンク集】 その3〜『ふるさと通信』               │
└───────────────────────────────────┘

 新年第一発目の新企画。サロマに関するみなさんの色々なHP(ホームページ)
 を毎週紹介してリンクしていきたいと思います。個人で、または団体・企業の
 HPでも結構です。簡単な紹介文とともにお寄せ下さい。これでアクセスアッ
 プは間違いなし!よろしくお願いします。           (編集部)
 ......................................................................

 今週紹介するのは、「ふるさと通信」です。これは浜サロマと仁倉地区を中心
 として、古くからお住まいだったり地元で今ご活躍中の方々に話しを聞いて、
 まとめられた故郷探訪のサイトです。是非ご覧ください。

  ┃『ふるさと通信』のアドレスです。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hurusato/huru2_index.html
 ......................................................................

 紹介済みのリンク集

  ┃ほぼさろ第130号掲載分「夢ふうせんHP」┃
   http://www9.ocn.ne.jp/~mlink/yume/index.html

  ┃ほぼさろ第129号掲載分「お茶の間からの町づくり」┃
   http://www7.ocn.ne.jp/~mitamami/index.html

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                    │
└───────────────────────────────────┘

 町のお年寄りとお話しする機会があった。昭和20年、28才で大阪から浪速
 部落に入植したと言う。木を切って大地を掘り起こし、文字どおり這いつくばっ
 て開拓したと言う。町に用事に行く時は、朝の5時から出かけて帰りは夜の8
 時にもなり、真っ暗な中、踏み分け道を歩いて帰ったのだと言う。勿論すべて
 歩いて行ったのである。浜で製塩の仕事をした時は、夜遅くまで明かりをつけ
 て、まるで道頓堀のようだったと言う。

 働きずくめで生きて来て、はたと気がつけば回りにはもう誰もいなかったと言
 う。今は老夫婦ふたりで暮らしている。達者ではあるが、時々からだの不調も
 ある。こんな人達を置き去りにしてはいけない。今度来る時は、ゆっくりとお
 茶をご馳走になって、また昔の話しを聞かせて欲しい。別れ際に「ありがとう」
 と言われて寒いのに外まで見送ってくれたが、こちらこそ「ありがとうござい
 ます」と頭が上がらない。

 この人達の苦労が今のサロマを作りあげたのだ。「大事にするからね」と手を
 とって言った言葉をわたし自身大事にしていきたいと思っている。大切ないい
 友達ができた思いで、心がほかほかしている。

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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.01.22(毎週水曜日発行) 第131号     ┃
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