ほぼ週刊さろま2003.6.25 10:00発行 第153号

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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                           │
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 本州では、梅雨だ台風だなどと言ってるようですが、サロマでもやっと、くす
 ぐる程度の雨が降りました。農作物にはまだまだ足りないようですが、牧草畑
 だけは地面にうなだれ「もう結構」と言っているようですね。

 市街がなにやら賑やかになっていますが、お祭りでしょうか。若佐でも、7月
 盆に向けて準備刻々。恒例の仮装盆踊りの練習も始まっています。日曜日には
 100Kマラソンが開催されますし、心はずむオホーツクの初夏到来です。

 ウキウキ気分は良いのですが、連日夏日の中で体力の消耗は避けられない。昼
 間の暑さと朝晩の涼しさのギャップを乗り切るのが至難の業です。「バランス
 よい食事」を意識してはいるものの、作るのも、食べるのも億劫な私です。
 清潔な環境でバランスよい食事に心掛け、夏本番に備えたいものですね。

 ┃今週のサロマ、運動公園の小川です。┃
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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                      │
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 『《三位一体》とは一体なんなのか』・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最近の新聞・テレビで《三位一体》と言う文言を見ない日が無いほどであり、
 このことは、我々行政を預かる者として、いま、一番頭の痛い問題である。

 国は今、著しい財政難に陥っており、何とかこの現状から脱却するために『経
 済財政運営と構造改革に関する基本方針2002』をたて、国庫補助金・負担
 金、地方交付税、税源移譲を含む税源配分のあり方を《三位一体の改革》とし
 て表現しているのである。

 このことは、国が各自治体への補助金や負担金を廃止・削減、また、地方交付
 税をも削減し、その代わりに税源を移譲しようとするものであるが、いま、そ
 の具体的な取り組みに付いて、それぞれの委員会や審議会の考えがまとまらず
 混乱しているのが現状である。

 補助金・負担金、更に交付税が市町村財政の大半を占めている自治体は大変な
 思いをしているのである。

 それはさておき、《三位一体》と言う言葉を広辞苑で調べてみたら、こんな説
 明があった。《三位》とはキリスト教で、創造主としての父なる神と、キリス
 トとして世に現れた子なる神と、信仰経験に顕示された聖霊なる神とが唯一な
 る神の三つの位格として現れたとする説から引用され、三つの要素が互いに結
 びついて本質において一つであること、すなわち三者が協力して一つになるの
 例えである。

 どうも現状では、国と自治体そして住民との認識に大きな乖離があり、理想的
 な《三位一体》の形が整うには、まだまだ時間が必要である。

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│【慶弔】 by ももっち                         │
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 ★心よりおくやみ申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     今 シゲミさん(88才) 知来 6月20日死去

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│【今週のお知らせ】 by なおき                     │
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 6月26日(木) 若佐ふれあい会 若佐コミセン  10時

          乳幼児健診   佐呂間コミセン 13時

 6月27日(金) 分化連盟総会  佐呂間コミセン 19時

 6月29日(日) サロマ湖100kmウルトラマラソン
                  湧別町体育館前     5時
                  佐呂間町100年広場 11時

 『人形劇講演会』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 みなさんお待ちかねの「ぱんぷきん」のお母さんたちによる人形劇公演会を開
 催いたします。
 今年も新作の人形劇やパネルシアター等々楽しい出し物がいっぱいです。
 みなさんのご来場をお待ちしております。

  日 時:7月5日(土)午前11時から
  場 所:児童館 入場無料

 『遠軽地区少年交流事業 まるまる自然塾』・・・・・・・・・・・・・・・

 期 日:8月6日(水)〜8日(金)2泊3日
 会 場:町立丸瀬布小学校武利分校、森林公園いこいの森、昆虫生態館
 内 容:昆虫展翅板づくり、山彦の滝見学、ピアノ工場見学
     雨宮21号火入れ見学など
 対 象:遠軽地区各町村の小学4年生〜6年生
 定 員:42名程度(各町村6名以内)
 参加料:一人2,500円
 申込み:7月18日(金)までに教育委員会社会教育課2−1295へお申し
     込み下さい。

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│【走れ、サロマ湖100キロウルトラマラソン近づく】             │
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 いよいよ今週末となりました。役場職員によるコースの清掃も行われました。
 (と思っていたのですが、海坊主さんのを読むと、どうやらサロマ湖周辺の清
 掃だったようですね)。そろそろ沿道には旗等の準備、交通規制などの看板も
 立ち始めるでしょう。何よりも野山の緑が深く濃くなり、原生花園にもきれい
 な花が咲きそろい、正に舞台は整ったという感じです。今年、どんなお天気で
 サロマ湖はみなさんをお迎えするでしょうね。
 http://www.webnews.gr.jp/hanadayori/03_0623ume.html

 街中のポスターを良く見ると、「北の大地にランナーの華が咲く」という言葉
 が書かれていました。そうか、ランナーは花なのか、みなさんの努力がそれぞ
 れきれいに花開くよう、今年もお手伝いできればと思いました。
 http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0625_marason.html

 尚、今年も前夜祭、及びゴールの奥にてサロマ湖マラソンオフをしますので、
 読者のみなさん、どうぞご参集ください。詳しくはWebnews内「サロマ湖100キ
 ロウルトラマラソンの掲示板」へお越しください。
 http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-marathon.cgi

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│【今週の話題】 by うめこ                                 │
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 『さよなら、留学生』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 サロマの町を我が物顔に闊歩していた姉妹都市パーマ市からの一行も、とうと
 う離町する日を迎えました。出発の佐呂間高校前は、ホストファミリーだけな
 らずHRの生徒達が早朝より集まり、別れを惜しむ姿が見られました。

 今回の留学生の特徴は、まず男子生徒が多かったこと。次に独立心旺盛で、ホ
 ストに頼らずに自分達で遊び回ったこと(パークゴルフ場にも日参していた)、
 そして生徒同士の交流が活発で、短期間におそらく心が強い絆で結ばれたであ
 ろうことなどが挙げられます。

 「See you again!」の言葉通り、またいつか、きっと会える機会が本当にある
 ように思えてなりません。

 ┃さよなら、5人の仲間達。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0625_wadai1.html

 『佐高野球部 テレビに出る』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 見逃しちまったのですが、NHK「金曜広場」に佐呂間高校野球部が出たのだ
 すですね。プールでのトレーニングの様子なども映ったそうで、知っている人
 がテレビの画面に出るとうれしいものですよね。でも佐高野球部の紹介が「公
 式戦で1勝もしていない」と解説されたと言うのには不満が残ります。小さな
 町の、というのを強調したかったのでしょうか。以前、何かの時にもサロマの
 町を紹介するのに「コンビニが1軒しかない」と言われていましたが、そんな
 のも特徴になるのでしょうか。信号が○個しかないとか・・・。

 今度は活躍の様子で出て欲しいものです。昨日も夕暮れ時、カッコウの鳴き声
 に混じってグランドの練習の声が響いていました。ガンバレ!佐高野球部。

 『佐呂間神社 春の祭典』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今年もやって参りました、春のお祭りです。お祭りと言えば、夜店のことだと
 思っている子どもも多いようですが、今年のお祭りの夜店はほんの2、3件で
 ちょっと淋しい気がします。でも本当にいいお天気に恵まれた今日、作物の豊
 穣を祈るには、とてもふさわしい日であったように思いました。

 『Cafe de free 開店』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先週ご紹介した新しいお店「Cafe de free」です。ゆっくり取材はできません
 でしたが、お店の様子を撮って来ましたので雰囲気だけでもご覧下さい。ちな
 みにわたしはカラメルのソフトクリームを食べました。

 ┃新しいお店、「Cafe de free」┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0625_wadai2.html

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│【とものお気楽日記】〜山梨から故郷サロマへ向けて送ります。      │
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 『キャンドルナイト』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 夏至の先日は、世界中で地球環境day。電気を消して、ロウソクで夜を過ご
 してみようという日だった。テレビでも、東京タワーの明かりが消えたり、横
 浜の観覧車の明かり、大阪のネオンが消えたりと、企業でも参加するところが
 増えた。

 我が家でも、ロウソクを各自手にして二階のベランダに向かった。コンクリー
 トのベランダが一番安心してロウソクを立てられるからだ。家中の電気、パソ
 コンの電源などを消して、ロウソクにそっと火を灯す。小さな小さな灯りが、
 嬉しそうにゆれ始めた。

 3つの灯りを見つめながら布団に転がって、私たちは、下手な歌を歌ったり、
 たわいもない話で盛り上がったり。そういえば、私も忙しくしていて、子ども
 たちとこうして話をすることが少なかったように思う。夕方になると、部屋は
 明るくてもすぐに明かりをつける我が家だった。外がいつ暗くなったのかさえ
 知らないまま、毎日何も考えずに、テレビをつけている。海外では、相手の顔
 が見えなくなってから、やっと部屋の明かりをつけるというところもあるらし
 い。スイッチを入れたら、すぐに明かりがつく。当然のような生活に、初めて
 贅沢だとしみじみ思う。

 たまには、こういうのもいいねって、子どもたちと笑いあった。ろうそくの灯
 りは、心も温かくしてくれる。そうしみじみとしている脇で、子どもたちは影
 絵遊びを始めた。3つの灯りは3つの影を作ってくれる。部屋の明かりではで
 きなかった、久しぶりの遊びに私も夢中になって大騒ぎ。

 わいわい遊びながら、とうとう、ロウソクを見つめたまま、布団で朝まで寝て
 しまった我が家だった。

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│【サロマ湖浜だより】 by 海坊主                    │
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 22日の日曜日に新聞等でご存じかも知れませんが、サロマ湖岸で大がかりな
 ゴミ拾いが行われました。これはサロマ湖に面する三漁協の組合員と職員、そ
 れに三町の町職員が総出で行われました。ゴミは漁業資材からペットボトルに
 空き缶、肥料袋に買い物袋など多種多様でした。ロシア語や韓国語の書いてあ
 る空き瓶などもありました。集まったゴミの総量はわかりませんが、三町あわ
 せると何十トンもあったのではないでしょうか。何はともあれいつまでも綺麗
 なサロマ湖であってほしいものです。

 仕事の方では底建網漁でホッケの水揚げが続いていて、なかなかの漁もようみ
 たいです。ホタテ船もカニ船も水揚げは順調のようですが異常なまでの魚価安
 に困ってます。今週末あたりにはいよいよしまエビ漁の準備も始まってくるの
 ではないでしょうか。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                    │
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 6月23日(月)『かぼちゃの苗 続編』・・・・・・・・・・・・・・・・

 アトランティックは育ち盛り。ビニールトンネルからあふれそうな勢いで伸び
 てます。かぼちゃ倶楽部で、希望者に種を発送する時に同封する育て方バイブ
 ル「かぼちゃ育苗方法」によると、「親ツル」が最初に1本。次に、根元付近
 から「子ツル」が3〜4本出てくるとの事。(畑の状況によっては出ない場合
 もあるそうです。)

 葉の付け根の所にあるのは花だと思いますが、これは伸びて行くうちに自然に
 落ちるんじゃないか?と思います。

 ┃デカカボチャの苗。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0625_kirin.html

 おまけ編【うめこのぶつぶつ】〜『チビカボチャを植えてみた』・・・・・・

 とうとう独立してこちらへやってきました、カボチャの育成日記です。キリン
 っさんとこのデカカボチャ(アトランティックジャイアント)の苗には、強力
 なる助っ人(キリンさんの母)がついているのですが、心配なのはうちのチビ
 カボチャ(おもちゃカボチャ)です。

 一応種を蒔いて芽出ししたまではいいのですが、その後、いつどのような所に
 植えればいいのかも分かりませんが、もし失敗したとしてもそれもご愛嬌と肝
 を据えて畑におろしました。ただ、芽が2本ずつ出ているのを1本にした方が
 いいのかとも思いますが、せっかく出たものをないがしろにできず、今のとこ
 ろ2本一緒に植わさっています。

 この生育日記を参考にすると言われたので慌てていますが、おそらくここはダ
 メですよ。ちゃんと育てたい方は“パンプキンタケダ大先生”のHPにお越し
 ください。質問コーナーもございます。わたしも早く行って来ようっと・・・。
  http://www.muratasystem.or.jp/~takeda/mahou.html

 ┃チビカボチャの苗。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0625_kirin_2.html

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│【森からのたより(30)】 by 釜爺                    │
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 『ハルニレの実が降る』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 丸太小屋の枕木のテラスに降り積もった得体の知れない円盤型の小さな物体の
 正体が、ハルニレの実だと知ったのは最近のことだ。[北海道の樹]という植
 物図鑑のカバーの裏に図が載り「果は円盤状の羽がある」とあった。まぎれも
 なく車のフロントにも張り付いている五ミリほどの[未確認飛来物体]はハル
 ニレの種だったのである。

 降るにも降ったものだ…ハルニレの種は、風に吹き寄せられて重なり合い丸太
 小屋を覆いつくさんばかりに降り積もっている。「なぜこんなにも…」疑問が
 湧いてくる。丸太小屋を建てて十年目にして初めてのことだった。

 整地の際、土に押されて深く埋もれながら沢岸にそびえる、三股のハルニレの
 樹に問うてみた。「巨木は黙して語らず…」薄いたよりげのない羽に種を託し
 て降らし続ける。

 『死ぬ前に一度…』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「児文協」と、日本児童文学者協会を略して読んでいる。「自分教」と自負し
 ている連中の集団だ。その北海道支部の総会に出かけてきた。

 北大の近く建つ「北海道クリスチャンセンター」の会議室らしき部屋にはクー
 ラーが無くて、窓を開けると木々のにおいが入り込んできた。丸刈りの男が寄っ
 てきて「あんたの近況のどぶろく造りの話し読んで、ふつふつと沸くどぶろく
 の臭いが蘇ってきたわ」と開口一番に言った。「小さな魚」と名付けた葉書びっ
 しりの通信を毎月かなりの数、発信続けている宮崎さんだ。次号が100号に
 なるから、八年以上も、朝鮮人学校の講師のかたわら、人種差別、反戦、原発
 NOを訴えている。もちろん自費でだ。

 総会の議長をさせられた。昨年の網走総会は、役員改選があってもめにもめて、
 とうとう予定の作品の合評会が出来ず仕舞いだったが、今年は新体制で若返っ
 て、そんなこともあってか五年目の会員に議長がまわってきたのだろう。

 延々と五時間近くの論議が続く…主題からはずれてけんけんごうごう…議長な
 んて無くても良いぐらいだったが何とか大役をすませてホットしていると、大
 崎さんが寄ってきた。彼女は、昨年の総会で事務局をおりた、女闘志のイメー
 ジの有能な書き手だ。支部長だった小笠原さんの言動が反動的だと決めつけ、
 喧嘩両成敗で多数決で、事務局を下りる羽目になったという人で、その時「こ
 れが、多数決の民主主義つて訳か」とぽっりと漏らした言葉が印象的に残って
 いる。

 「あのさ、どぶろく死ぬ前にもう一度のみたいんだ」「なんだ」あっけにとら
 れた。彼女が、乳ガンの大手術をしたのを知らなかったのだ。「なんぼ挑戦し
 ても美味く出来なかった、発酵始まりの甘いのがいい、あれさ、冬でなければ
 駄目じゃなかつた」「温度を20度以上にしなければつくれる」かるく請け負っ
 て、しまったとおもった。いろいろ書いてるけど、実際に造っているのはキョ
 ウ婆だったのをおもいだしたのだ。

 宮崎さんは68歳、大崎さんも自分と同年輩か少し上の感じ、この世代は、ど
 ぶろくへの思い入れが結構深いのだとあらためて認識させられた。交流会の中
 で、大崎さんの闘病の話しがでた。摘出した乳ガンはキャベツ大、リンパに転
 移していて、再発はかなり可能性あり。片パイの整形に市販のシリコンでは左
 右がバランスがとれず、詰め物でいろいろやるわけだけれど上手くいかない、
 「その筈だよ、本物はたれちゃうんだわ。」パロディ風に落ちをつけて笑わせ
 ながら、大崎さんは再発を覚悟している様子だった。

 「 死ぬ前にもう一度」は殺し文句だわ…キョウ婆にメールをいれる、「頼ま
 れてくれ…」キョウ婆から返信「そんな大それたお願い自信ないや」「仕方な
 いか、自分でやるしかないか…」と心をきめる。またまたRe「ちょっと、かっ
 こうつけてみただけOK」…よかった。

 癌の話が、続いている、亡くなった友人、知人の話し…「オレもさ、初めて告
 白するけど、去年切腹した。」宮崎さんだ。「みぞおちからへそまで…」なん
 と彼、その間も一度も休まず、[小さな魚]に託して戦争、差別、原発Noを
 発信続けていたのだった。

 NO WAR(戦争を起すな)
 NO DU!(劣化ウラン弾の使用を」ゆるすな!)

 人口の半分は、子どもです。全人口のうち、15歳以下の子どもが50%を占
 める国、イラク。わたしたちは、児童文学にたずさわる者として、1200万
 人の子どもたちのために、イラク攻撃に反対します。

           2003年3月13日 社団法人 日本児童文学者協会

 本部の総会の席で、我が北海道支部の旗手、加藤多一は緊急動議を出す。満場
 一致で、上記のアピール宣言が採択、世界に発信された(か、どうかはわから
 ない。この手の声は握り潰されるから)

 加藤多一も、宮崎真也も大崎和子も[どぶろく族]だ。なぜか、戦争がだいっ
 嫌い…権力が嫌い…自由を何よりも大切に思う…戦争の時代を生きた体験者だ
 からか。 国家権力のもと酒税法があって、手軽に造れる美味などぶろく造り
 の愉しみすら奪われていた時代の落とし子はなかなか手強い。

 どぶろくを嗅ぐと、ふつふつとたぎるアナーキズムの香りがしてくる。反骨の
 臭いだ。

 それにしても「死ぬ前にもう一度…」は効いた…どっぷりと呑んだ時のどぶろ
 くの酔いの様に…

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                   │
└───────────────────────────────────┘

 1週間の早いこと!その短い1週間にも色々なことがありますね。今週の私的
 トピックスは、「庭木の散髪(剪定)をした」これはもう数年ぶりの快挙で、
 一旦やり出すと止まらなくなりハサミを持つ手が痛くなるほど切りまくりまし
 た。そう言えば「本当に久々のパッチワークもした」、これまたやり出すと本
 当に楽しかったです!「同窓会に行った」これも久しぶりの出来ごと。手作り
 料理に舌づつみを打って楽しかったです!「高い本を買った」なんてのもあり
 ました。たまに本屋を覗くのも実に楽しい!。楽しい楽しいと、幸せな1週間
 でしたね。

 留学生が帰ってしまって淋しくなったサロマに、今度は100キロのランナー
 達が集います。ある民宿の女将曰く、50人分のご飯の買い出しに躍起だそう
 です。役場もそろそろ物品やら人員の準備に忙しい頃ですね。佐呂間高校の生
 徒達もお手伝いを楽しみにしています。

 またたくさんの方達がサロマを訪れる季節となりました。偉大なる自然を満喫
 し、サロマンブルーの空と海とを心に持ち帰って欲しいと思います。みんなで
 お越しをお待ちします。

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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.06.25 (毎週水曜日発行) 第153号     ┃
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     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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