ほぼ週刊さろま2003.8.20 10:00発行 第161号
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┏━━━┳┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳┳━━━┓ ┣┓◆┏╋╋┛・・・・・・・WEEKLY THE SAROMA!・・・・・・・┗╋╋┓◆┏┫ ┣◆◇◆╋┫ ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま ┣╋◆○◆┫ ┣┛◆┗╋╋┓・・・・・・・2003.08.20 No.0161・・・・・・・┏╋╋┛◆┗┫ ┗━━━┻┻┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻┻┻━━━┛ わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。 (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【巻頭言】 BY ももっち ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1週間の帰省で身も心も充電しサロマに戻って来ました。十数年間、お盆の帰 省をしておらず、墓石が新しくなった事もお墓の場所が変わった事も知らなか ったようです。 私の実家の辺りでは、8月13日どこの家でも一斉にお墓参りに出かけます。 蓮の葉一面に精進料理を並べ、ナスやきゅうりに箸を刺して作った「馬っこ」 を乗せます。小豆の煮汁で炊いた赤飯、大根やきゅうりを正方形に細かく切っ た「あられ」と、お茶とお水。飾り用に青りんごやら板せんれい等・・何枚も の風呂敷きを、家族皆で分け持ち「墓所」に向います。自分とこの墓参りが終 わると本家、別家、親戚中にお供えし、持っていったものは残す事なく無縁仏 様にお供えします。 墓石にずらりと掘られた、ご先祖様の俗名が目に入りました。一番最近では、 私のひいばあちゃんが私が生まれた昭和46年に亡くなっていました。遡って 読んでいくと、昭和、大正、明治・・20行もの俗名を読んで、一番右に掘ら れたご先祖様は「宝永」という年号に亡くなっていました。「宝永」って何百 年前になるのでしょうか?我が家だけでなく近所の家はどこでも、数百年に遡 って一日たりとも休む事なくご先祖様に経を唱え供養しているのです。歴史の 重みに感嘆し帰町しました。 さてサロマに戻ると、朝夕には秋風を感じました。学校では2学期が始まりま した。実りの秋です。マスも上がっているようです。サロマの味覚と空気を思 いっきり楽しみたいものです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【町長のつぶやき】 by サロマバタフライ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ガーデニングが似合う北海道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先週の土・日、久しぶりに儀父母の眠っている十勝へ墓参りに車で出かけた。 普段余り車を運転する機会が少ないため、今回は少し長い距離を走り、出来 るだけ多くの市町村を通過し農作物の生育状況やそれぞれの町並みを見たい。 ついでに、中札内村美術館や鹿追町にある神田日勝の記念館なども立ち寄り たいと思い家を出た。 幸いにも、天気も恵まれた。十勝に入って感激したのは何処の町の街路帯も きれいな花が植えられ、また、多くのフラーワポットがきれいに配置されて いるところが実に多く、特に電線が地下埋設されたところは歩道にもきれい なブロックが敷かれ、沢山のフラーワポットが置かれ歩く人や車を運転する 人の目を楽しませてくれた。 また、鹿追町のある住宅街では、住宅の周囲と言うかあらゆる空間が花で溢 れていた。これだけの花の手入れはさぞかし大変だろうと思うとともに、そ の努力に敬服すら覚えるほどであった。 小生が10数年前の夏、ヨーロッパそしてアラスカのアンカレジ・パーマ市 を訪れたとき、どこの家の窓・庭・街路帯もきれいな花で飾られており、更 に電柱にまで大きなフラーワバスケットが吊るされ、溢れんばかりに見事な 花が咲き乱れるさまを見て実に羨ましい気持ちになったことを今でも覚えて いる。 近年、日本でも急速にガーデニングが盛んになり、わが町でも多くの人達が 見事な花で家をそして庭をきれいに飾っている。実に素晴らしいことである。 これは、平和な時代であり、心にゆとりがあってこそ出来ることと思う。そ して、特に短い北海道の夏にはガーデニングが良く似合う。 戦争で何もかも破壊されたイラクの人達の街に、家庭に一日も早く美しい花 の咲き誇る日の来ることを願いたい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の慶弔】 by ももっち ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆心よりお悔やみ申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 近藤 昇 様 85才 富武士 12日死去 渡部 茂美 様 83才 大成 14日死去 矢吹 開 様 76才 若里 17日死去 初貝 フユ子様 81才 北区 18日死去 このところサロマはお葬式続きで、本当にたくさんの方がこの世を去られて しまいました。永年生きてこられてそれぞれの人生を全うされ、その功績に おひとりお一人心より感謝と尊敬の念を捧げたいと思います。ご冥福をお祈 りいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週のお知らせ】 by なおき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 8月20日(水) 寿大学 町民センター 10時 あやめ会 老人福祉センター 10時 8月21日(木) 総合健診 浜佐呂間活性化センター 7時 若佐ふれあい会若 佐コミセン 10時 8月22日(金) 総合健診 若佐コミセン 7時 パフファミリーコンサート 町民センター 幼児対象 9時30分 中学生対象 13時15分 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/03_0815/ikiki.html 心と体のリハビリ教室 浜佐呂間活性化センター10時 リハビリ友の会 老人福祉センター 10時 8月23日(土) 総合健診 町民センター 7時 お話広場 図書館 14時 8月24日(日) 総合健診 町民センター 7時 サロマ湖一輪車競技大会 町体育館 8時45分 ◆自衛隊音楽隊がやってくる!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自衛隊第2音楽隊のすばらしい演奏と、町民が演奏に合わせて唄う佐呂間の 歌を聴きにきませんか。 日時:平成15年8月28日(木)午後7時から(6時半開場) 場所:佐呂間町町民センター【入場無料】 【歌う曲は】 「サロマ湖の歌」(ア〜、サロマ湖の水は からいよ〜〜〜) 「佐呂間町歌」(山ふところに つつまれて〜〜) ◆素敵な子どもを育てるために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 現在、大きな課題・問題となってる地域や家庭での子育てやしつけなどにつ いて考えてみませんか? 開催日時:平成15年8月31日(日)午後7時から9時 開催場所:佐呂間町町民センター集会室【入場無料】 講 師:株式会社オリジン・コーポレーション 代表取締役 杉井保之氏 講師略歴:全国社会福祉協議会研究開発委員、静岡県PTA連絡協議会理事など を歴任。アメリカMRIへ留学「いじめ・暴行抑制プログラム」を研 修。現在、CL(建設的な生き方)教育研究会トレーナー。学校法 人「のびのび小学校」評議員を努める。 お問合せ:佐呂間町教育委員会社会教育課(TEL.2-1295) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週の話題】 by うめこ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆サロマ盆踊りカーニバル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今年も盛大に盆踊りが行われました。年々参加する人の数が少なく寂しい気 がしていましたが、今年は子ども達の浴衣姿も多く見られ、見る阿呆よりも 踊る阿呆を選ぶ人も少しずつ増えて、ふる里サロマの懐かしい顔ぶれととも に楽しいひとときを過ごしました。また来年、元気にお会いしましょう。 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_wadai1.html ◆富武士花火大会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ これまた恒例の富武士花火大会。防波堤の先端から打ち上げられる花火を、 漁港にみんなで並んで見るのも楽しいものです。街灯も7時半きっかりに消 されてひとときの競演を楽しみました。 湾内には流された灯籠も風で戻ってきて、ほのかな明かりを見せながら一緒 に花火を楽しんでいました。 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_wadai2.html ◆中体連野球新人戦開かる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お盆明けの16・17日、町営グランドを舞台に中体連野球新人戦が開かれ ていました。佐呂間勢は決勝で佐呂間中学校が惜しくも湧別中学校に破れは しましたが、とてもいい試合でみんな満足できたと思います。 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_wadai3.html ◆夏休終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夏休み終了。2学期が始まりましたね。図書館では宿題の合間にパソコンで チャットを楽しむ子ども達の姿が見られました。最近はパソコンが人気の的 で空いている暇がないほどだそうです。 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_wadai4.html ◆またまた熊情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・提供者 inomasa 国道333号線で看板を見つけました。(栃木の入り口を少し越えた所) そう言えば町広報に熊との遭遇を避けるようにしましょうとの記事が載って いました。参考にして事故のないように気をつけましょう。 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_wadai5.html http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=43.56.57.770&el=143.43.29.799&CE.x=256&CE.y=233&sc=5&la=1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【民謡ショーがやってくる!】〜身障佐呂間分会 創立50周年記念行事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『佐々木 基晴 民謡ショー』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と き 8月30日(土) 昼の部 午後2時30分開演 夜の部 午後6時30分開演 ところ 佐呂間町民センター 前売券 2200円(当日 2500円) 主 催 北海道身体障害者福祉協会佐呂間分会 後 援 社会福祉法人佐呂間町社会福祉協議会 ※チケットのお申し込み、お問合せは社会協議会(2-3732)まで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【読者からのメール】〜メールお待ち申し上げます。 hikko@titan.ocn.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんばんは、先日北海しまえびを送って頂きました者です。本当に美味しい えびをありがとうございました!!!一気に食べてしまうのがもったいない 気がしつつも、家族四人でおいしいから一気に食べてしまいました。お礼が 遅くなり申し訳ありませんでした。これからも週刊さろまを楽しみにしてお ります!本当にありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【シンデレラ夢2003のお知らせ】 by パンプキンタケダ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今年もやってきました、“シンデレラ夢2003”カボチャ祭りです。・・ 日 時:9月6・7日(土・日) 場 所:佐呂間市街・町民センター前広場 内 容:6日 18:00〜22:00 ☆夢パレード 18:00〜20:00 まさしくハロウィンそのもの夢の世界へタイムスリップ、佐呂間 市街メインストリート1kmを1000人以上の大行列。 あなたもパレードに参加しませんか・・お電話待っています。 ☆花火大会 20:00〜20:15 スポンサーの紹介なし、息つく間なく連続打ち上げ やけくそ花火の異名あり・・・。 ☆ナイトコンサート舞踏会 20:30〜22:00 札幌ケントスのリトルベアーズによる迫力満点のライブショーで、 あなたもシンデレラ舞踏会気分。 7日 10:00〜15:00 ☆パンプキンコンテスト 8:30〜9:30【会場内にて受付】 大きなカボチャも小さなカボチャも大集合。 11:45〜重量上位10個によるコンテスト本選 グランプリ賞 5万円 準グランプリ賞 3万円 3位 2万円 4位1万5千円 5位 1万円 重さぴったり賞 4本 プチパンプキン賞、メルヘン賞、ダイナミック賞、ユニーク賞 カラフル賞、カントリー賞、シンデレラ賞 各1本 そして出品者全員に参加賞(おまつりポスターをデザインした オリジナルマグカップ)贈呈。 ※コンテスト出品者専用駐車場を用意します。 なお、出品は一人1個、家族2個までとします。 ☆オープニング夢コンサート 10:00〜10:30 さろまジュニアブラスと吹奏楽倶楽部によるメロディーの競演 ☆沢しんや&シークレッツマジックショー ファンタスティックイリュージョンをお楽しみください 1回目 10:45〜11:45 2回目 13:30〜14:00 ☆ゲーム大会 11:15〜11:45 当日エントリーOK ☆YOSAKOIソーラン夢の競演 13:00〜13:30 サロマYOSAKOIチーム「亜母羅子」と友情チームが出演 本物の迫力と感動を目前で体験しよう ☆世界最大のビンゴマシーンを使ったビンゴ大会 14:00〜15:00 豪華景品をドーンと用意、かぼちゃで稼いで最後はお土産付き。 ※内容は変更になる場合があります。 ☆夢パンプキン「1枚の写真」コンテスト 写真を送ってまつりに参加しよう あなたの育てたカボチャとご家族・ご友人など「かぼちゃと人」 が写っている写真(サービスサイズ)1枚に簡単なメッセージを 添えて送ってください。シンデレラ夢2003写真集「メモリー 2003」に可能な限り掲載させていただきます。記念品(オリ ジナルマグカップ)と写真集「メモリー2003」を全員の方に、 抽選で5名の方に「雪の便りとともにおいしさを増す伝説のかぼ ちゃ−雪化粧―」をプレゼントいたします。 送付先 〒093-0592 佐呂間町字永代町3番地 佐呂間町役場企画財政課内 夢パンプキン「1枚の写真」コンテスト係 写真の裏面に住所・氏名・年齢・職業・電話番号を記入してくだ さい。応募期限 9月30日まで パンプキンコンテスト・まつり全体の問い合わせ先 佐呂間町役場企画財政課 タケダ(電話01587-2-1214) ▼パンプキンらんどサロマ▼ http://www.muratasystem.or.jp/~takeda/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【あれは30年前 〜昭和48年7月号「広報さろま」より〜】 by Don ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆“消防指令車兼救急車”むらかみ号 叙勲記念に寄贈される・・・・・・・ 村 上 道 蔵 氏 勲五等瑞宝章の村上道蔵さんの叙勲祝賀会が、先月公民館で開かれましたが これに先立って、消防指令車兼救急車「むらかみ号」が町へ寄贈されました。 この車は、クラウン新型バンで、本体へ当町から特別発注したモーターサイ レン、マイクロサイレン、拡声器一式、救急用具(七型タンカ搭載)などが 完備されており、今後の消防活動の指揮車として、また住民の生命を守る救 急車としての活躍が期待されます。 寄贈者の村上さんは、50年来本町の消防活動に貢献され、今回の受賞にな ったもので、この慶びを大きな善意にあらわされて、関係者から大変感謝さ れています。 記事はこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_07_murakami.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【森からのたより(38)】 by 釜爺 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆牧草畑の世界・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 丸太小屋の窓辺に広がる牧草畑に西日が差して、モンシロ蝶が飛び交うのを 目で追いながら、「どれほどの命が草の原に生きているのだろう」と思いを めぐらせた。まさしくそこには、牧草畑の世界があるに違いない。 植物研究の幼なじみのHが、先日ふらりと立ちよった。メルともの「雪さん」 に声をかけた。二人で、彼の話に耳を傾ける。ホロイワ山の植物を歩いて精 査して一覧表を完成させるのが彼の目的だという。我々の知らない植物の多 いこと、種類の多さに驚きながら、自分たちの知らずにいる世界を垣間見さ せてもらった。 昨日「雪さん」が中国の若者と、ホロイワ山への登山の帰りだとよってくれ た。彼女にも彼女しか見えない世界があるという。ロンドンにいるムスメさ んのところに滞在してる時の話をしてくれた。 バカちょんカメラで景色を写していると、レンズの向こうで飛び交いながら 自分の存在を誇示するモノが現れたのだという。カメラから目を離すと普通 の景色が広がっているのにシャッタを切ると、写っていると言う現象に遭遇 したのだそうだ。俗に言う超常現象と言うことなのだろうか、「雪さん」は その後カメラを上のクラスの一眼レフと買い換えて、そうした出合いを撮り 続けているそうで、写真展もしたことがあるとのことだった。 写真を見た人からは、近くのライトのひかりが入ったのではといったレベル の応えしか返ってこないという。自分に見えないモノを信じれといってもな かなか、人は信じることは出来ない。「雪さん」が言うには、自からの受信 パワーが弱いと現象はキャッチ出来ないと言う。 「雪さん」はエネルギー、パワーといった生命体を見るることが出来る超能 力者なのかも知れない。 「貴方だって、あるのよ、そうした能力は。芸術創造の世界でのインスピレー ションをどう説明するの」帰り際「雪さん」はそういった。 牧草畑を眺めながら、間違いなくそこに命のきらめく知らない世界があるに 違いないと、西日の陰りを追って、いっ時を過ごした。受信アンテナが粗悪 なせいか、なかなかインスピレーションとやらもひらめかない窯爺である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【サロマ湖浜だより】 by 海坊主 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今週のサロマ湖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 盆踊りと恒例の花火大会が終わったお盆明けの浜は、マスであふれかえって いたようです。これは外海のマス網漁と湖内の小定置網漁によるもので、一 斉に網入れとなって始めての網おこしだったからです。外海のマス網漁はこ れから最盛期になるのではないでしょうか。湖内のほうは数日で落ち着いて くるのではないかとおもいます。ホタテのほうは養殖の出荷もひと段落し、 小休止状態で今は稚貝の取り込みが終盤にはいっています。 今年の花火大会と盆踊りは週末と重なったせいか、人の姿が少なかったよう な気がしたのは私だけでしょうか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【キリンのぶつぶつ】 by キリン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆8月17日(日)個性が出てきたかぼちゃ達・・・・・・・・・・・・・・ 気温が下がってくるにつれて肥大のスピードが落ちてきますが、収穫の目安 はツルと実を結んでいる「ヘタ」の部分が完全にコルク状になり、裂け目が 出てきた時です。(育苗バイブル参照)。 思った以上に気温が上がらなかった、というより低温だったためかぼちゃの 成長はさほどでもない様子。まだ小さめの行燈サイズなり。変形したり丸々 したり、それぞれの個性が出てきたらしい。「ヘタ」部分は水みずしい。 「まだまだ〜、気温さえ上がれば。」重さぴったり賞もある(笑)。気温が 低くても、巨大かぼちゃを育てる方もいるのだからすごいですよね。永年の 経験と研究の賜物ですね。あと3週間、頑張れかぼちゃ! http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_kabotya1.html 【おまけ編】どうなったか、ちびカボチャ・・・・・・・・・・by うめこ キリンさんところは優秀なるお母さんがついているので立派なカボチャに生 育中ですが、子育てのへたくそな我が家では全然うまく育ちません。それで もツルは延びてきて、手を立てて上へと導いてみましたが、肝心の花がどう やら雄花ばかりでこれでは実はならないのだと思います。ところがどっこい とうとう1個だけ雌花らしきもの発見!根元のこの膨らみが雌花の証拠であ ろうかと思われます。今度はちゃんど受粉もさせなければならないのかと、 娘を持つ親の心境でありまする〜〜〜。どうなるうちのちびカボチャ・・。 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0820_kabotya2.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【とものお気楽日記】 by 山梨へ行った tomo ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆懐かしさ 後編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 北海道に戻ったその晩、いつもと違う風景に戸惑い、でもずっとそこに住ん でいたかのような錯覚にも陥る。懐かしい景色。匂い。音。。。。ただ違う と確信が持てることは、私たち親子のリュックと旅行かばんが、部屋の隅に 置かれていることだった。ああ、やっぱりそこに住んでいるわけじゃない。 来ているだけだと、そうリュックは黙って語って教えてくれた。 次の日、子どもたちは早速友達の家に遊びに行き、私は友達に会いに走り回 る。短い時間にどれだけお世話になった人たちに会えることだろう。それも 突然。わずかな人としか会えなかったけれど、変わらず受け入れてくれる友 達が嬉しかった。当然受け入れを拒否する人にも出会ってしまったが、それ も仕方ないと、それ自体を自分の中で受け入れることにした。昼から子ども たちが一番楽しみにしていたキャンプ。浜サロマの子どもたちとお母さんた ちと一緒に以前泊まって遊んだ事のあるゴカザンへ。集合時間に突然のスコー ル。ワイパーを動かしても見えないほどの雨が去ると、シンデレラ館前に皆 の車が集まりだした。たった4ヶ月会っていないだけなのに、ずっと会って なかったかのように、久しぶりだと感じる子どもたちとお母さんたち。急に 大人びたような子、背が急に伸びた子、茶髪に染めた子、いとこにそっくり になった子。。。。「よ、久しぶり」と友達に受け入れられ、わが子はあっ という間に友達の中に消えていった。ずっといつも一緒だったかのように、 ずっと待ち続けてくれた温かさを私も感じることが出来た。大人は寝てしまっ たキャンプだったが、子どもたちは朝まで遊び、朝日まで見に行ったという。 久しぶりの友達と見た朝日を、わが子達はきっと忘れないだろうと思う。一 睡もしていなかったキャンプのおかげでその日は夕方からずっと眠ってしまっ ていた子どもたち。でも、その寝顔は嬉しそうに笑っているようにも見えた。 瞬く間に時間は過ぎ、帰る日となった。台風で飛ばないかもしれないという 飛行機も、遅れて出発するという。子どもたちは、飛行機が飛ばないほうが よかっただろうか。もう一日、そこで友達に会えるかもしれなかったことだ し。だが、笑顔で父親に手を振り、さっさとゲートに入っていく子どもたち の気持ちを私はわかりかねていた。あっという間の時間を、子どもたちは満 足したような顔もしていて、いつものように待合室でオニオンスープを注文 し、それをすすっていた。案外、状況を大人の私よりも把握しているのかも しれなかった。 私の手のひらには、片道しか残っていないチケットがあった。去年までなら この空港の待合室にいるときは、東京から戻ってくる飛行機のチケットもあっ た。複雑な気持ちのまま、飛行機に乗り込む。北海道が遠くなる景色を私は まったく見ることもなく、ただひたすら眠っていた。会えなかった友達のこ と、もっと話をしたかった友達のこと、もっと話をしなければいけなかった こと、、、行けなかった場所、行きたかった場所、、、そんなことを思いな がら、ずっと眠っていた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【あっちこっちのサロマニアン】〜サロマから全国、世界へ行ったみんなから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ネパール特派員 o-tani より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いやいやどうも。ただいま午後1時になろうとしております。佐呂間はいま 夜ですか?朝ですか?有名なお寺、ボダナートのネットカフェよりお送りし ています。 うちの家は、眼下にゴカルナの3重の塔のあるお寺を見下ろし(朝は死体を 焼く煙が立ち昇っている)、すぐ裏手は川を挟んで、ゴカルナの森です。の んびりしていて、結構気に入っています。 洗濯は土曜日の朝、屋上でネパール語のカセットを聞きながら。マハという グループのコメディがお気に入りです。たらいに水をはって、丸っこい洗濯 石けんでゴシゴシ。でも最近は天気がぱっとしないので、洗濯のタイミング を逃しがちで、ちょっとイライラ。 飯は、一応自炊してるけど、結構アルチー(怠け者)。ジャガイモが安いの で買いだめして、あとは卵や野菜でちょちょちょのちょい。男の料理なので 想像しないように。家の父ちゃんが飯に呼んでくれるんだけど、とっても塩っ ぱいのでいつも逃げ回っています。(父ちゃんはそんなことはない、と怒り ながら否定)。 ネパールの男の服装といえばダウラスルワ。でもこの服、ピチッとしすぎ。 インドの民族衣装、パンジャビの方がお気に入りで3着も作ってしまった。 でもあんまり着る機会がありません。 ということで、「なんでネパールの女性と結婚しないんだ?タカシはネパー ルがきらいなんだ」としつこくいわれるので、最近は「俺には嫁が100人 と、子どもが100人いてもうプギョ(結構)」と逃げまわっているオータ ニでありますが、まあ夏バテしないで、夏をのりきりましょう。 来月にはパソコンも帰ってくるので、そのうちまたゆっくりお送りします。 でわ。 ◆サロマに帰省中、小梅です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この夏休み中、自然環境学科の必修授業で『サバイバル的キャンプ』があっ た。琉球北部の山に隠こもり、必要最低限の持ち物のみ持参を許された。こ の授業のテーマは「いかに自然破壊なくして自然の恵みをもってせ生活(生 きることが)できるか」であり、シャンプー・リンス・石鹸・油・洗剤は御 法度。食料も保存の効くものを少しと、養鶏場からいただいてきた鶏4羽、 売りものにはならない、いびつな形のだったり、小さかったりの出来損ない 卵。 キャンプ現場に到着してすぐに川を渡るための橋づくりから始まり、テント 張り、陽が落ちる前に火をおこさなくてはならないので、薪を拾い集め、川 から大きな石を拾ってきてかまどを作る。休む暇なく夕飯支度。のどが乾け ば河原まで足を運んで水を汲み、腹が空けば先に述べたように火おこしから 始めなければならない。 何をするにも気力と行動が必要不可欠。怠けていては満足にやっていけない。 36℃の炎天下、朝から晩まで始終動きっぱなしだったので頭から足の先ま で汗でベタベタ・泥まみれ。お風呂はもちろんない。その代わりに真っ暗や みの中、月のライトに照らされた極上の川の水風呂が用意されていた。自然 の中での水浴びは、なんともいえない心地よさが心と体に染み渡る。1日の 疲れが冷たい水の流れとともに全身から抜けてゆく。お互いの顔も見えない 静寂な闇の中に、かすかな川のせせらぎが耳にやさしく響く。空を見上げれ ば満面の星。煌々と光り輝く月が見下ろしている。この上ない贅沢な一時だっ た。 さて2日目は『ヒモギリ式火おこし』と『鶏の首締め』の授業。『ヒモギリ 式火おこし』は棒切れとひもを使って摩擦熱で火をおこす方法。これがなか なかしんどい!!腕がパンパンになるくらい必死だった。その火で再び火を おこし、いよいよ鶏を絞める段階となった。大体の女の子はこの作業に関わ りたくないとばかりに避難していったが、小梅、始終やり遂げました。頸動 脈を一息に切り落とし、血抜きをします。(血をしっかり抜くほどおいしい 肉となる。)次に沸かしていた湯に鶏をいれ、数分煮て上げ、羽を抜く。( 煮ると鶏冠も足も色素が抜けて白くなっていた。羽を抜いた時点ですでに「 生き物」から「食べ物」に見えて来る)頭と足を切り落とし、腹から解体。 内臓を取り出す作業は本当にナマナマしかった・・・。「ハツや砂肝はこの 部分だったんだあ〜」などと感心しつつ、順調にさばいて1羽はにんにくを ぬってスモークに、2羽はくし焼きに、最後の1羽は水炊きとしておいしく いただきました。普段スーパーに並ぶお肉の塊、元は命ある生き物だったん だよ、という当たり前のことを自らの手で「命をいただく」作業を通して改 めて認識しました。今でも鶏の抵抗する力強さを、血の温かさを私の手が記 憶している。ありがとう、鶏。君たちの命は無駄にしない。 水浴びだけじゃやはり汚れが落ちきらないから・・と先生がハイビスカスの 葉っぱから抽出したエキスを使ってお手製シャンプーを授けてくれた。泡立 ちはしないけれど心無しかすっきりしたような・・・?気休めだったのか、 はてさて・・・。 最終日、車に揺られて山から脱出。コンクリートの道路もコンビニも、町明 かりまでもが懐かしく、文明の存在に安心してしまう自分がいた。皆慣れな い生活で心身共に疲れきっていて誰一人言葉を発することもなくおうちに帰 宅。いつもの生活、ささいな日常。当たり前に過ごしてきた私の日々は、な んて贅沢で幸せだったんだろう。この意識を絶やすことなく心の片隅にとど めていきたい。ああ〜すごく疲れた!!実家が恋しくなって予定より3日も 早く帰省した小梅でした。サロマ最高・・・毎日ほのぼの−してます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 by 編集長さくらうめこ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お盆が終わり、夏休みも終わりました。涼しかった今年の夏、どんな思い出が 残ったでしょうね。ある高校生はヒッチハイクで札幌まで行ったのだそうです。 たくさんの親切に出会ったということですが、事故なくサロマに帰還できて、 本当に良かったですね。またある高校生は、バイトでためたお金を元にひとり 旅、屋久島の縄文杉にも会い、とうとう与論島まで行ったのだそうです。サロ マっ子の隠された力を見た思いがします。ちなみに我が家の高校生は、親もど こへも連れて行かなかったしご本人もとうとうテレビの守りで終わってしまい ました。せめていい本との出会いでもあればいいのですが・・・。 夏休みが終わるといよいよカボチャ祭りに向けての動きが始まります。サロマ はいつもお祭りをしているようだと言われたことがありますが、カボチャ祭り だけは本当に全町民こぞっての一大イベントです。当日までの様々な準備が又 楽しいのです。さてみなさん、それぞれのところでそれぞれの力を発揮し、そ れぞれにがんばろうではありませんか。当日までに疲れきってしまわないよう に注意しましょうね。ではまた来週。 ┌───────────────────────────────────┐ │ 佐呂間町の関連サイトはこちら │ └───────────────────────────────────┘ ▼サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/ ▼日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。 http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。 ▼本誌は上記『日刊web新聞webnews』の協力を得て製作しています。 ご協力に感謝します。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 【ほぼ週刊さろま】2003.08.20 (毎週水曜日発行) 第161号 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ マガジンID:0000040784 発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会 発行責任者:干 場 久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp 編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp 編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp …………………………………………………………………………………………… ▼バックナンバーはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/backnumber.html ▼メールマガジンの登録・解除などはこちら http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html …………………………………………………………………………………………… このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。 http://www.mag2.com/ -【まぐまぐプレミアム】------------------------------------------------- もてるためには法則を知れっ! http://cgi.mag2.com/cgi-bin/wmag?id=728_030820 ------------------------------------------------------------------------ |
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