2001.3.20号 07:00配信


スペシャルオリンピックス北海道


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     スペシャルオリンピクス日本−北海道のみんなたち
 提供:スペシャルオリンピクス日本−北海道運営副委員長 渡部 章
                         mailto:wacnet@crocus.ocn.ne.jp
                                           byイマムー
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みなさんこんにちは、北の大地9号の続きその1をアップします。

SON日本の運営委員佐藤章さんのメッセージです。

「北の大地に灯す」

運営委員会 佐藤章

人は一生の中で、「もし、あのとき・・・」と振り返ることが何度あるのでし
ょうか。決断を迫られて下した判断は、そのときはきっと正しかったと思いま
すが、後に悔やむこともしばしばです。その逆の時は、喜びとなって残ります。

SOとの出会い、もっと遡れば、20歳の時、知的発達障害児と出会わなけれ
ば、私の人生は全く違った方向の歩みをしていたと思うのです。そう思うと人
の一生は、自分で決めた積もりが、実は何かに導かれていた、とか。ちょっと
運命論者的発想ですがーー。

さて、北海道地区組織が誕生して3年経ちました。私の担当は主に組織作り。
浅学非才の身にはしんどい仕事ですが、皆さんの支えで何とか持ちこたえまし
た。

はじめは紋別地区だけを考えていればよかったのですが、地域社会にとって必
要な運動は広げて意味があります。札幌方面を担当した吉田会員の努力が実っ
て、昨年ついに札幌、小樽、千歳の地に組織の芽が顔を出しました。それに伴
い会員もアスリートも増加しました。嬉しいことです。でもまだ安心はできま
せん。これからその芽をどう育てていくか、という大切な作業が待っているか
らです。

月並みな言い方ですが、私心を捨てて互いに協力する以外に方法はありません。
関わっている人たちが、障害を自分の問題として捉えることから、この運動も
組織作りも始まると思います。

障害のある人々が普通の暮らしをする権利を社会が保証するというノーマライ
ゼーションの理念。何度もかみくだいて自分の血や肉にしておかなければ説得
力も弱く、理解も得られないでしょう。私も再度理解して自分のものにしたい、
と思っています。

人の意志で柔軟に対応できる組織づくりに今年も携わっていきます。

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では 次回まで


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