1999.9.3号 22:30配信



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スペシャルオリンピックス北海道


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    スペシャルオリンピクス北海道のみんなたち
 提供:スペシャルオリンピクス北海道運営副委員長 渡部 章
mailto:wdcnet@seagreen.ocn.ne.jp
byイマムー
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皆さんこんにちは、第3号をお届けいたします。

第2号に引き続き、今回は北海道新聞7月に掲載されました、
記事をもとにお伝えいたします。
世界大会に参加の後、帰国して、武田さんが感じたことを
北海道新聞に寄稿されました。
一人の人間として、人間に接する事についていろいろとお考えに
なられたようです。また。諸外国特にアメリカという国の持って
いる懐の深さ、範囲の広さ、そして、わたしたちの国日本が持っ
ている、人の接し方のあり方、その違いが、是非はともかく、ど
こを、いやどこに、始点があり、経過点がどこなのか、今後のご
活動のなかで、お考えになられることと私は感じました。
皆さんはどうでしょう。

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SO夏季大会に参加して

スポーツを楽しむ障害者
                         武田圭史

創立30周年を迎えたSOは、「知的障害者を持つ人でも機会あれ
ばスポーツをすることが可能であり、それを通して成長すること
ができる」との、創始者ユニース・ケネディ・シュライバー夫人
の信念が浸透し、現在は世界百五十か国以上のくにで五十万人以
上のボランティアが、百五十万人の知的障害者にスポーツプログ
ラムを提供しています。

 その成果を発表、交流する場が世界大会です。私は、今回、S
O日本(本部・熊本)の依頼で主にサッカー競技の派遣コーチ
(公式視察者)として参加しました。競技者(アスリート)七千
人、コーチ二千人、ボランティア・家族五万五千人などのべ七万
人が参加し、二十競技が二十会場で開かれました。
 開会式は約六万人の観客で埋め尽くされ、俳優のアーノルド・
シュワルツネッガーさんがアスリートと一緒に入場するなど、セ
レモニーは六時間に渡りました。すべて、ボランティアによるも
ので、エネルギーに圧倒されました。

 サッカー競技はグランドが二十四面あり、すべて芝生。地元の
レクリエーション協会の所有で、無料で提供されたと言うことで
す。五人制、十一人制、ユニファイド(アスリートとコーチの混
合)、女子の試合を七日間で消化しましたが、中でも国際サッカー
連盟の審判員が笛を吹いた試合が印象に残っております。

 通常の試合であればルール通り笛を吹くだけですが、好プレー
をすると拍手をし、ファウルをしたときにはジェスチャーで教え
ます。世界トップレベルの審判の姿を見て、ぜひ日本でも審判員
の理解を得て実現しなければと実感しました。また、試合後には
お互いに一緒に写真を撮ったり話をしたりと、通常の試合ではあ
まり見ることの出来ない場面もありました。勝敗よりも、人との
かかわり、楽しさを大切にするSOの理念を痛感しました。

 日本ではSOはまだあまり知られてはいませんが、アメリカで
はオリンピックの次に認識されており、日本とアメリカには障害
者への理解に大きな隔たりがあるようです。日本でもSOをより
発展させる必要があると再認識しています。

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以上北海道新聞社様記事からの転載でした。

世界大会の模様は、BS第1で放映されました。
御覧になった方々も、たくさんいらっしゃると思います。
どんなことをお感じになりましたでしょう?
ご意見や、ご感想がこれからのSOの活動に直接、繋がって
参ります。是非表題のメールアドレスまで、メールをお願い
いたします。

次回は、ちょっと変わった視点の内容をアップしたいと思っ
ています。どうぞ皆さんお元気で。






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