2003.3.15号 07:00配信
3月13日、「四條真流包丁作法式(しじょうしんりゅうほうちょうさほうしき)」がノースキング大ホールで行われました。この催しは昨年11月からレストランノースキングを経営している大和コーポレーション(有)が企画したもので、上原社長は「お陰様でオープン以来、経営も順調に推移しており、日頃からお世話になっているお礼に」と町内外の関係者約80名を招いて飲食業関連の記念行事である包丁式を披露したものです。 千二百年の歴史を誇る四条真流包丁作法は、日本料理の祖神といわれる四条中納言藤原政朝卿が五十八代光考天皇の命を受け、人間がいきていくために犠牲になった生き物を供養し悪霊を払う儀式として苦心の末に作り上げられたものです。会場では上原社長から包丁作法式について解説があり、四條真流師範による表白文奏上、俎板清めに続いて、最高師範である包刀士石津憲勝氏による鯛を使った包丁作法が行われました。厳粛な雰囲気の中、関係者らは俎板の上で行われた作法をじっと見つめ、式後に披露された「吉兆の鯛」の見事な出来映えに感嘆の声があがっていました。 |
四條真流師範による表白文奏上 俎板清めの儀式 包丁に魂を入れる 最高師範による包丁作法 「どうじゃ!包丁の切れ味は!」 物珍しそうに見入る人・人・人 「吉兆乃鯛」完成の絵 |