2006.4.17号 04:00配信


津別町のデジカメスケッチ

(webnews津別支局長:オオヤネ)

一カ月ほど前の週刊@つべつ3月6日・13日号「ためしてみてね」コーナーで、「ねじ」の話が出て来たことは、皆さんの記憶に新しいと思います。

文中、グリーングリーンさんの独り言
※追伸:「銀河鉄道999」の最後の方で鉄郎がねじにされたけど、あれは右ねじ?左ねじ?どっちかな〜?に対して、さっそく八王子コウキさんから、お返事が届いていました。

先週号(3月13日号)の「ためして納得」で、『右ねじ』、『左ねじ』のうんちく論を語らせていただきましたが、すかさず“ねじクイズ”を出題された、グリーン・グリーンさんの幅広い知識をおもちの知的能力には驚きました。『銀河鉄道・・・』の知識なんぞ持ち合わせてない小生。まして鉄朗がねじに?・・・みぎ、ひだり??。いい機会ですから、一知半解ながら必死に調べてみましたヨ。

グリーン・グリーンさんが出されたクイズの回答は。
「鉄郎が惑星メーテルで『右ねじ』にされた」のが。分かりました。ひと時の息抜きにしては、真剣だったことは言うまでもありません。益々のグリーン・グリーンさんの才気煥発を期待いたします。

失礼いたしました*** 八王子 コウキ

私も、やっとアニメ「銀河鉄道999(スリーナイン)」を借りて、見てみました。
しかし……
再生したところ、間違えて「さよなら銀河鉄道999」を借りていたことに気付きました。これ、鉄郎がねじにされた云々の後日談なんです。だから、されたのが右ネジなのか左ネジなのか分からず終いでした。ドジでした。せっかく調べてくれた八王子コウキさんに合わせる顔がありません。ところで近隣にも、もうすぐさよならをする「銀河鉄道」があるんです。借りるビデオを間違えてしまったので、本物(?)に乗って見ることにしました。


さよなら銀河鉄道(往路編)
美幌〜津別間を結んで来た、旧国鉄相生線の最後を報じる、津別町広報・昭和60年5月号の誌面。時は流れ、21年後……。また網走管内の鉄道が姿を消そうとしています。
朝5時50分。JR北見駅横にある、北海道ちほく高原鉄道株式会社の事務所です。
この会社が運営する、通称・ふるさと銀河線は、4月20日に廃止されることが決まっています。
相生線の廃止を記憶している町民もまだまだ多い(というより、ほとんどかな?)津別町。他人事には思えない出来事なのではないでしょうか?
ちょっと寝坊して到着が遅れてしまいました。JR北見駅構内。ちょうど今、改札が始まったところです。
午前6時2分北見発、午前6時38分置戸着の便に乗り込みます。
朝一便ですが、廃止直前ということもあってか、乗客は多いようです。
発車を待つ、ふるさと銀河線車両。
明治44年9月に旧国鉄線として開通して以来、網走管内の北見市から十勝管内の池田町までを結んで来ました。
JRから、第3セクターの北海道ちほく高原鉄道となったのは平成元年3月。6月から運行を開始しました。
運賃表。これが駅・停車場ですね。33カ所もあるんだ〜。
北見市・訓子府町・置戸町(以上網走管内)・陸別町・足寄町・本別町・池田町(以上十勝管内)の、1市6町にまたがっています。
銀河線車両のボディー。隣のJR石北線の線路を走る「マイタウン列車はまなす」に
も、似たようなカラーリングの車両があります。
銀河線は、星のマークがトレードマークですね。
銀河線車両の前部
運転士さんがやってきました。
出発前の車内。ざっと20人強は乗っていました。ほとんどがカメラを手にしていて、
マニアか雑誌のライターといった感じの人たちばかりでした。……中には、なぜか車
内でカレーを食べ出す人もいましたけど(笑)。
発車しました。この建物は、ハッカ記念館。今年で開館20周年を迎えました。
待機中の銀河線車両です。
私が過去、銀河線に乗ったのは1度だけ。高校生のとき、体育祭の練習で訓子府に行って以来ですね。訓子府の中学生と練習試合をしに(笑)。
朝日に照らされる無加川の流れ。
旧・北海学園北見大学のキャンパス。
今年度から札幌にキャンパスが移され、北海商科大学としてスタートしています。
自治体は、3月からの合併により「新北見市」としてスタートしていますが、残念な
がら去り行くものもまた、存在しているようです……。
早朝の畑。まだ霜が降りています。
上常呂付近の踏切を通過。
こぎれいな感じの公園
上常呂駅に到着しました。
銀河線の線路は、ほとんどが車道と併走しているようです。
何駅かで見かけたメモリアル・レール。銀河線の存続を訴えての、有志の取り組みら
しいのですが、残念ながら廃止のやむなきに至ったようです。
日の出駅。北光社と広郷には停車しませんでした。
駅舎の看板が、いい感じですね。
発車した列車を追い掛けて来る人がいます。さっき降りた人ですね。
沿線に立つ看板にも、さびしさが漂います。
穂波駅、を過ぎると訓子府駅です。
訓子府駅
JR駅と違って、駅名の文字書体が駅ごとに違っていて、個性的で良いです。
車両の先頭から、進行方向を見てみました。ちょっとよろけたので、傾いてしまいました(笑)。
隣には、運転士さん。20日まであと少しですが、今までお疲れ様でした。
かすんで見えないかも知れませんが、線路の向こうには大雪山が。実はこのあたりが
撮影スポットだったらしく、知らずにずっと陣取っていたら、後ろでカメラを持った
人がそわそわしていました(笑)。
材木置き場。林業のまちは、津別に限らず網走管内各地にあることを、再認識させてくれる風景です。
境野駅。
駅舎がいい感じで古びています。
4月とはいえ、ちょっと町を外れると、まだ雪深いなあ。
併走しているのは常呂川です。
学校らしき建物を過ぎると、終点置戸駅です。
置戸駅
駅舎には、別れの横断幕が。ほんとうにもう廃止なんですね。
(復路編に続く)


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