2009.11.23 10:00配信


津別町のデジカメスケッチ

(webnews津別支局長:オオヤネ)



津別素描
「ツペットウンチャシ跡出土品の展示」


昨年行われた、共和の遺跡「ツペットウンチャシ」の発掘。その出土品が、このたび町民文化祭に合わせて公開されました。




チャシとは、砦のこと。調査の結果、17世紀のものではないかと考えられています。ということは、江戸時代にあたりますね。今回発掘された遺物は、約2,300点。そのうち「動物依存体」は1,286点とのことです。




貝殻? なぜ山の津別から貝殻が発掘されたのか?




中国製の陶器のかけらも! 年代は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて。このときに津別と中国との間に、交易があったというのでしょうか?




鉄製品も26点出土しています。トレンチとは、考古学上では発掘のための細長い溝のことだそうです。この溝を発掘することで、遺跡全体の状況を探っていくとのことです。




トレンチは、展示品を見る限り「A」、「B」、「C」、「崖」と少なくとも4種類はあるようです。刀の鍔(つば)まで発掘されています。




今回の調査結果が、教育委員会によって1冊の報告書にまとめられていました。




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