2011.2.20 20:00配信
突然ですが、夕暮れの網走港にやってきました。 |
足下に浮かぶ、蓮のような氷は…… |
そう、流氷です。 今年も、オホーツク海が凍てつくこの自然現象が、始まりました。 オホーツク海の向こうには、ぼんやりと知床連山が浮かんでいます。 そして連山をバックに、何かがこちらに向かってきています……。 |
流氷の何たるかについては、紋別市の「北海道立オホーツク流氷科学センター」のサイトが詳しいので、ぜひご一読を。 ☆北海道立オホーツク流氷科学センター→流氷ってなに? 10の質問 http://giza-ryuhyo.com/ryuhyoinfo/ryuhyotop.html あ、写真は名所、二ツ岩。夏にはライトアップされていたっけ。 |
その二ツ岩の横を、流氷観光砕氷船「おーろら号」が通過します。 連山の方から向かってきた物体は、これだったのか。 おーろら号の運行期間などは、網走市観光協会のサイトをごらんください ☆一般社団法人 網走市観光協会 http://www.abakanko.jp/index.html なお、紋別市では、流氷観光砕氷船「ガリンコ号2」が運行されています ☆流氷砕氷船ガリンコ号2のサイト http://www.o-tower.co.jp/garinko/ |
港の、もうちょっと南に行ってみました。 こちらの方が、流氷がぎっしり敷き詰められています。 水平線の辺りなんて、真っ白。 2月19日付け北海道新聞に掲載されていた「オホーツク流氷情報」によると、接岸している流氷の密度の、最も濃いところは、網走から斜里にかけてと、知床半島の羅臼側から国後島にかけて、のようです。 |
こんなところでも、しぶきを上げています。流氷が飛んできそうで、ちょっと怖かったです。 |
港から出て、国道244号線の駐車場に移動しました。 標識によると、ここは撮影スポットでもあるそうです。 中央から右には、赤い灯台が建っています。 |
携帯電話やデジカメでの撮影に混じって、本格的に撮影している人もいました。 |
一面に広がるこの真っ白いのが、全部海だなんて、信じられないなあ。 真ん中あたりで、流氷が波を立てているのが、分かりますか? |
さて、今回の津別素描、いかがだったでしょうか? え、「これじゃあ網走素描じゃん!」ですって? いえいえ、よく考えてください。 凍てついたオホーツク海に注ぐ網走川は、津別町がその源ではありませんか。 流氷とぼくらは、網走川でつながっているのです。 |